川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

11月25日/ 今日は何の日

2012-11-25 00:15:00 | 事件・事故・災害

(1970年)三島由紀夫が割腹自決を遂げる

作家の三島由紀夫を含む「楯の会」メンバー計5名が、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地の東部方面総監室を占拠。
同室バルコニーから用意した檄文を撒き、集まった自衛隊員らに決起を呼び掛けるも、罵声を浴びるだけで計画は失敗。
三島は途中で演説を打ち切り、部屋に戻り割腹自決を遂げた(三島に続き、最初に介錯を担った森田必勝も自決)。

当然事件の反響は凄まじく、様々な意見が飛び交った。
代表的なものは次の通り。


佐藤栄作首相(読売新聞11/26)
「全く気が狂っているとしか思えない。常軌を逸した行動だ。何が原因なのかよくわからない」

いいだもも(評論家・読売新聞11/26)
「今度の極限的行動はこういうインチキな平和的民主的秩序なるものの面皮をひっぱがそうとしたのではないか。……いわば犬死に、ムダ死にであることによって、逆に象徴的行為としては、完全に成功している」

青島幸男(参院議員・週刊読売12/11)
「あれは、一言でいえば、ひどく知的なオカマのヒステリーだ」

林房雄(作家・日経新聞11・25)
「驚いたというよりも本気だったんだなという感慨が強かった」


もし今も存命なら、いろんな意味で退化・衰退した我が国の現状を、どのように論じていただろう……。


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