(7月21日)第23回参議院議員選挙
自民党は、定数が現在の242になった2001年以降で最多の65議席を獲得。
公明党の11議席を加え、非改選分を合わせると過半数を越え、与党側が勝利をおさめた。
逆に民主党は、1998年の結党以来最低の17議席しか獲得出来ず、惨敗。
また、みんなの党や維新の会が伸び悩む一方、共産党が票を伸ばし躍進する結果に終わった。
改 非 計
自 民 65 50 115
民 主 17 42 59
公 明 11 9 20
みんな 8 10 18
共 産 8 3 11
維 新 8 1 9
社 民 1 2 3
生 活 0 2 2
諸 派 1 0 1
無所属 2 1 3
何だかんだ言われつつ一定の成果をあげている安倍政権が相応の信任を得ることは、投票前から指摘されていたので、与党側が大勝するのは目に見えていた。
というより、民主党の3年余りに渡る政権運営が余りに酷すぎたので、それである意味「目を覚ました」国民の、素直な意思表示がなされたに過ぎない。
大きすぎる与党を心配する向きも根強くあるが、実のある与野党間の攻防がなされたことが、これまで一度としてあっただろうか。
国民の声を抜きにした党利党略の駆け引きで大事な政策が左右されてきたのが関の山ではないか。
安定多数の与党がきちんと国民の意見を反映した政治を本当に行っているか、注視することの方が、政党間の下らない対立を煽るよりずっと建設的だ。
勿論、間違ってる時は徹底的に叩けばいい。
期待が大きければ大きい程、それに見合う成果を出せなかった時のしっぺ返しの深刻さは、今の民主党が証明している。
選挙に勝ったからといって、自民党は下手に安堵しない方がいい。