めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

「バルテュス絵画の考察 II」原久路

2010-04-27 14:36:46 | art
バルテュスの絵画を換骨奪胎して昇華していく。
手法としてはとても興味深い。
御茶ノ水の画廊に観にいった。

この写真を観るとまさにバルテュス!とおもってしまう。

顔を不自然にねじった感じとか、後ろの少年の不自然な止まり方。
”いかにも”なバルテュス。

どの作品も非常にバルテュスっぽいのだけれど、絵と見比べると
かなりの部分が違う。
それがまた二重構造で面白い。写真に写っている人物もバルテュス
がモデルに使っていた少女の年齢ではなくもっと上。もしも原がおなじ
年齢の少女を配したらもっと生臭くなるのではないかと思う。
また、日本人ならではの平坦な顔と体つき。これがまたまた
バルテュスっぽい。
バルテュスらしいのにそこから実はとてもかけ離れている素材たちが
とても面白かった。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お~ (manimani)
2010-04-28 21:58:35
これは面白そうですね。
ワタシも行ってみます~~

バルテュスの画集を引っ張りだそうと思ったが見つからない;;
返信する
ポスター (めるつばう)
2010-05-06 15:15:49
リビングに「トルコ風の部屋」ポスターを
飾ってます。

ご覧になったらぜひ感想をお聞かせくださいね。
返信する

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