ハジキといっても、決して拳銃のことではありませんし、おもちゃでもありません。
ウィキペディアによると「土師器(はじき)とは、弥生式土器の流れを汲み、
古墳時代~奈良・平安時代まで生産され、
中世・近世のかわらけ(土器)・焙烙(ほうろく)に取って代わられるまで
生産された素焼きの土器である」と解説があります。
見出し写真、下写真とも、赤い素焼きのものが「ハジキ」です。
では、スエキの解説はというと、
「須恵器(すえき)は、日本で古墳時代から平安時代まで生産された
陶質土器(器)である。青灰色で硬い。
同時期の土師器とは色と質で明瞭に区別できるが、一部に中間的なものもある。
5世紀に朝鮮半島南部から伝わり、重宝された」とあります。
見出し写真にある、黒っぽいものが「スエキ」です。
ひょんなことから、これらの土器を預かりました。
在野の考古学を研究されている方で、
古代に祀られていた神社を特定し、
祭神が共通する神社を起点に、ある法則、方位で、線を結び、
対角線で囲まれた場所を探すと、
これらのハジキやスエキが地表に点在していることが多い。
つまり、古代の集落があったことの痕跡を確認することができる。
というものです。
見出し写真の黄色く丸く囲んだスエキは、
皿とか壺ではなく、鏡のワク、または経筒のフタではないかと推測でき、
寺があった可能性を示すのだそうです。
上写真の黄色い丸をよく見てください。
縄目の模様がほどこされています。
ハジキばかりで、それも肉厚、土に混じり物が多いので、
それほど大きな豪族ではなさそう、とのことでした。
採取した場所は、畑や林が多く、
余りにも身近な場所なので、ビックリしたり、感心したり。
見つけ方を簡単に教わったので、
暇をみつけて、フィールドワークに行ってみようと思います。
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