勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

外食産業の取り組み。

2015年09月19日 | 時事
あの居酒屋のワタミが介護事業売却に追い込まているとのニュースが有りました。昨年度は128億円の赤字で、大きく落ち込む居酒屋「和民」の事業回復は見いだせないでいるワタミグループですが、外食産業が悪い訳では決しなくて“信用”という大きなファクターを軽んじた結果ではないでしょうか。

主力の「和民」はブラック企業問題でマイナスに取りざたされ、利益確保とばかりに提供するメニューをおざなりにしてしまい(以前「座和民」でチューハイの薄さに愕然とした思い出があるので・・・汗)、良かった介護事業も「死亡事故問題」で大きく信用を棄損してしまったことがありました。あの天下のマクドナルドが今日の状態になってしまうほど“信用”の大切さは何よりも優先されるはずなのに・・・

対して、上場来堅実に業績を伸ばしている「鳥貴族」はといえば確かな取り組みの中にその要因は見てとれました。鳥貴族のHPを見てみると「こだわりと取り組み」の中で“国産国消”と題して日本産の素材にこだわった部分が大きくクローズアップされています。開示されている原産国情報を見ても、一部メキシコやタイやオランダなどがあるものの殆どが日本産です。

何年か前に行った某焼き鳥屋の入り口の脇の方に無造作に置かれていた枝豆を入れていたダンボールに印刷されていた「made in China」の文字が忘れられませんが、これからの外食産業は情報が飛び交うネット社会の中で一番重要視しなければならいない部分を“信用”としなければ生きてゆけなくなるのではないでしょうか。

「顧客は何も言わずに離れていく」そういうものだと肝に銘じ、一寸の隙もなくするような取組みこそ全てと言えると思うのですが・・・

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