黒狼鳥との激闘で傷ついた私は、古びた街に流れ着いた。
すぐに目に付いたのは、雑貨店のようなたたずまいの建物だ。
入り口の木戸に体重を預け、倒れ込むように中に入ると
陳列棚に整然と並べられた回復薬とおぼしき青いビンを手に取った。
*「Z? あん? どこのカネだよ」
ありったけの所持金"Z"を、いぶかしげに見つめる雑貨屋のオヤジ。
何かの冗談かと思った。
*「冷やかしならとっとと帰んなっ!」
失意のうちに店を出ようとする私。このままのたれ死ぬしかないのか・・
薄れゆく意識の中で、再びオヤジの声が聞こえた。
*「ちょっと待て・・おまえさん、とんでもないケガじゃねぇか!!」
振り返ると、オヤジは棚にあったあの青いビンを皮袋に詰めている。
*「もってけ。これさえあれば、どんなケガでもイチコロよっ」
かたじけない・・ここはオヤジの好意に甘んじるしかないだろう。
皮袋を受け取った私は、何度も礼を言い、店を後にした。
そしてフラフラと歩きはじめ、やがて広場のベンチに落ち着いた。
人影はまばらだが、彼らはみな、見慣れぬ衣装を身にまとっている。
強烈な違和感を感じたが、今はそれどころではない。
彼らから目をそらし、布袋からあのビンを取り出す。
そしてフタを空け一気に飲み干した。
お、おお・・・
100!
すぐに目に付いたのは、雑貨店のようなたたずまいの建物だ。
入り口の木戸に体重を預け、倒れ込むように中に入ると
陳列棚に整然と並べられた回復薬とおぼしき青いビンを手に取った。
*「Z? あん? どこのカネだよ」
ありったけの所持金"Z"を、いぶかしげに見つめる雑貨屋のオヤジ。
何かの冗談かと思った。
*「冷やかしならとっとと帰んなっ!」
失意のうちに店を出ようとする私。このままのたれ死ぬしかないのか・・
薄れゆく意識の中で、再びオヤジの声が聞こえた。
*「ちょっと待て・・おまえさん、とんでもないケガじゃねぇか!!」
振り返ると、オヤジは棚にあったあの青いビンを皮袋に詰めている。
*「もってけ。これさえあれば、どんなケガでもイチコロよっ」
かたじけない・・ここはオヤジの好意に甘んじるしかないだろう。
皮袋を受け取った私は、何度も礼を言い、店を後にした。
そしてフラフラと歩きはじめ、やがて広場のベンチに落ち着いた。
人影はまばらだが、彼らはみな、見慣れぬ衣装を身にまとっている。
強烈な違和感を感じたが、今はそれどころではない。
彼らから目をそらし、布袋からあのビンを取り出す。
そしてフタを空け一気に飲み干した。
お、おお・・・
100!