『斜里から根北峠に』
2日間は稀な天気が続きました。あすの雨がいやだが今は忘れようと。7時に寝て4時からごそごそモード。朝の歩きはじめが、あちこちきしみ痛い。今日は峠を越える。 『マラソン選手のシューズは僅か10グラムの軽量化で、試合中の消費カロリーに269の差が生じる。』「金メダルを生むシューズ作り著者.現代の名工・靴職人・みむらひとし」 …と今ラジオ番組で聞いた。 今回も荷は軽い方がいい。25リッターのテレマーク用リュックの余分なベルトも250グラム切り落とし、テントなしの北海道仕様はギリギリ5キログラムに抑えている。荷は担ぎたくない。歩きは快適がいい。寝る時は温かいがいい。まったくわがままな、二律背反である。
昨日は今回では最長の44㎞を歩く。 ところが今日は訳ありで何と52㎞。明日は歩けるだろうか? 美麻珈琲のお客様で東京農大網走キャパス学生にピックアップの手筈が遅れたため。 根北峠で待ってもよかったけど、日没の海抜490メートルは寒い。仕方なしに標津方面に1時間を下る。ヘッドランプがないから対向車に位置が分からない。車が来たらガードレールに身を寄せる。 とっぷりと暮れた頃に迎えが到着した。本州では高山にあるダテカンバが生え、50㎞間何もない区間だけにホッとした。 2日間で歩いた道を網走のアパートに戻してくれる。スピードを100㎞は出すし、追い越すし、熊を跳ねた猛者もいるらしい。露天風呂に1日かけて道内ドライブもありと…さすが!じゃがいも・ホタテ貝の収穫アルバイトでならした学生らはたくましい。