虐待を生きぬいて~連鎖を切りたいと願って生きてきた人生と快復~

虐待のサバイバーからガーディナーへ。


大きな樹の根を見つけた。
どんな暴力からも「逃げていい」って伝えたい。

みっちーの活動

1 手話通訳活動を含めたミュージックサインアーティスト   &ピアニスト 2 人権活動(子ども、女性、障がい者、高齢者、メンタル系) 3 里親制度を広めたい 4 復興支援(体と心によいこと始めました) 楽しくて、優しい人に出逢って、自分も嬉しいを手渡しできるそんな活動がしたい。 すべては自分のための四苦八苦。 自分に優しく、他人にも優しくを心がける2014年。 合言葉は nice love song

ミュージックサイン アーティスト みっち~

「ファン」Byミック・サトー

劇団の新年会

2012-01-03 20:19:31 | みちえの活動日記
まーさんの所属している劇団蝦夷ふくろうの恒例新年会。

午後から集まって、いままであーだ、こーだと語り合う。

〆はKおっちゃんのプリン。

これがまたとろけるくらい美味しいんだな。

私にとってもKおっちゃんは、なんていうか母親としての自分の悩みを出せる一人。

そして私は劇団員ではないけれど広報係みたいな、役割。

ビデオを撮ったり観客目線で練習を見ていたり。

今年は、今まであまり実現できていない函館での公演回数を増やすこと。

そこに見えない人も、聴こえない人も呼べるようにしたいという団長の決意。

実はそれを私も以前からしたかったことなので、今年は3本の劇を頭の中に入れるらしい。

それをこなしていくんだそうだ。

私もそれに関わっていくことになる。

まーは一時休憩になるけれど、私の関わりとしては継続になった。

同じ世代で同じ学童に通わせていた親たち。

地域で子育てって感じるのは、その関係性があるからだろう。

同じく通っていた子どもが結婚するとか、ボランティアに来ていた学生が結婚したとか、いろんな情報が飛び交う。

Kおっちゃんはいつでも愛をもって接してくれる。私にも、娘にも、夫にも。

出逢えてよかった。



ネットで人間関係の再構築をした、あの日2003

2012-01-03 11:07:13 | michieのどうにかしたいたいもの
仕事を辞めて、もう私には何も残っていないと嘆いて過ごしていたあのころ。

家から一歩も出ず、もちろんな日々の買い物はトドック。(笑)

天気さえも、季節さえも、わかるはずもなく、ただパソコンと向き合っていた。

そこには非日常の世界があり、いろんなことが見聞きできた。

それこそ2チャンネルは使ったことはないけれど、HPの掲示板のコメント欄がお友達だった。

夫が作戦を練った仕事を辞めれば、健康になる予定が、真逆の方向を向いた。

人が怖いんだ。

執拗に毎朝怒鳴った上司。

見て見ぬふりする同僚。

誰にも相談できず、今なら「パワハラ」「モラハラ」と組合にでも出かけられるだろうけれど、戦う術はなかった。

そんな5年間を過ごしているうちに、やっとその上司が異動になったら、私もリタイアだった。

一年間で30キロ近く体重が落ち、吹けば飛ぶ・・・。

そんな体になっていた。

それでも大学の講師はやめなかった。

そこに行けばろう者を会える、そう思って力を振り絞った。

Drは「ストップをかけた」

私はその時間もなくなったら、本当に生きていく道がなくなると思い、力を振り絞った。

それは自分の選択が間違っていないと今でも思う。

そんなころ、私は島信一朗さんと出会い、何度も言われた。

「michieさんは、間違っていない。大丈夫ですよ」

泣きながら、わめく電話の先でこの「大丈夫」は本当に膏薬だった。

心も体もボロボロで、どうしていいかわからない時に、「あなたは間違っていない」と言われることの大きさ。

そののち、森田ゆりさんの研修や、CAPでもこの言葉の意味を知った。

島さんとはインクルーシブ友の会の創立のころ、いろんな話をしたり、ろう者以外の障がいを持つ方々との接点を作ってもらった。

そこは、意外と昔から知っている方と繋がっている人が多かった。

市役所の窓口に来ていた人、その両親。

年末、「私はもう駄目だと思う」と伝えた時に「michieさんが疲れ果ててしまっては、困りますからね。なにか方法を考えましょう。悪い人はだれもいないから。もちろんmichieさんが自分を必要以上に責めることもしなくていいですから」


島さんの言葉がすっと心に入るのは、私が泣いても、わめいても、トーンが変わらないからだ。

声が大きくなることもないし、だから私も怒鳴ったりしない。

ろう者も語る前から、どのくらいの感情で話しかけてくるのかがわかるから、言い争いになっても、つきつめて話せば、なんだ・・・ってことになる。

私が怖いのは、挑発に乗ってしまう自分、

切れる自分。

そしてその行為をすることで信頼を裏切っていく自分。

一番怖くて恐ろしい自分がそこにいる。

だから鏡はみない。