ベリーベリーdiary ~60代の可愛い暮らし~

素朴で可愛いものや自然 小旅行が大好き。
60代の心ときめく可愛い暮らしを目指します。

鹿児島旅行記その3 ~明治維新ゆかりの地をめぐる 西郷(せご)どんてんこもり~

2023-03-09 17:30:25 | 旅行

 みなさんこんばんは 木の実ちゃんです。

前回の続き 鹿児島市城山(しろやま)を散策して

明治維新ゆかりの地を めぐってきました。

その様子を お伝えします。

         西郷(せご)どんのお菓子

 

 鹿児島市で宿泊したホテルは 城山の上に立っていて

鹿児島市内と 対岸の桜島が一望できます。絶景のホテルです。

鹿児島市の夜景。

ホテル内の大浴場は 「さつまの湯」といって温泉です。

大浴場の露天風呂からは 対岸の雄大な桜島が見えます。

早朝から 桜島から昇る朝日をお目当てに たくさんの方が(もちろん女性)

露天風呂内のお湯につかっておられました。

木の実ちゃんも 露天風呂で 桜島から昇るご来光を待っていたのですが・・・

もうのぼせちゃって・・・あつっ あつっ もう我慢できない・・・

ご来光の前に そうそうに露天風呂を引き上げました(残念 💦 もうすこしねばれよ 😣😣)

ご来光前の 桜島。

朝焼けに輝く桜島は それはそれでとっても神秘的で 壮大で 美しかったです。

 

 朝食後 ホテルの周りの 城山散策に出かけました。

城山をゆっくり下っていきます。

巨木がいっぱい 生えていました。

地元の方が犬を連れて のんびり朝の散歩をしておられました。

城山を降りきって 鹿児島市立美術館の横に 西郷隆盛の銅像があります。

おー 西郷隆盛(さいごうたかもり) 西郷(せご)どん!!

軍服姿の凛々しいお姿ですね。

 

 西郷隆盛は 幕末薩摩藩下級武士の家に生まれたましたが

時の藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)に目をかけられ

倒幕・明治維新の中心人物となります。

幕臣勝海舟と共に 江戸城無血引き渡しを実現させたのは

大きな功績です。

その後 明治新政府内で要職に就くも

政府内の政変で鹿児島に帰り 私立学校を設立。

後輩の育成に当たるも 西南戦争が起こり 

薩軍を率いて 城山で自決しました。

朴訥 実直な人柄は多くの人に支持され 明治天皇もこよなく

西郷どんの人柄を愛されたとか。

NHK大河ドラマでも その生涯は描かれました(平成30年放送  「西郷どん」 原作林真理子)

 

西郷どんの座右の銘は 「敬天(けいてん) 愛人(あいじん)」 

天を畏れ敬い 人を慈しみ愛する。

 

とってもいいことばですね。

自然を畏れ敬いながら 自分のことを顧みず 

周りの人々に惜しみなく愛を注いだ人だったんでしょう。

西郷隆盛が 今でも鹿児島の英雄的な存在であるのが

わかる気がします。

 

 少し歩くと 立派な門が建っていました。

国内最大級の城門 御楼門(ごろうもん)です。

薩摩島津氏の居城 鶴丸城(つるまるじょう)の本丸正面にあった

城門です。

明治6年火災で焼失しましたが 2020年に再建されました。

高さ幅約20mあって 迫力満点!! 新しくてピカピカです。

この城門から 鹿児島県歴史・美術センター 黎明館(れいめいかん)に入れるんですが

残念なことに 黎明館は休館日でした(あちゃー とっても残念!)

 

 もう少し歩くと 石垣に穴がいっぱいあいているところが・・・

西南戦争 銃弾痕でした。

すごい数の 銃痕です。

いかにこの地が 西南戦争の激戦地だったのかが わかります。

 

 黎明館の建物は休館でしたが 敷地内は解放されてて 

散策出来ます(めっちゃ ラッキー!)

敷地内を散策していると 西郷隆盛と並ぶ もうおひとりの鹿児島スターの銅像を見つけました。

誰だか わかりますか?

そう 天璋院篤姫(てんしょういんあつひめ)です。

西郷隆盛と一緒で NHK大河ドラマの主人公ですね。

篤姫は もともと島津家の分家の出身でしたが

藩主・斉彬公に認められ養女になり

第13代将軍 徳川家定の正室として江戸城に輿入れします。

家定が亡くなった後も江戸城にとどまり 

14代徳川家茂 15代徳川慶喜の時代も江戸城大奥を率い

幕府瓦解の後は 徳川家の存続に努力し実現させた しっかりした女性です。

大河ドラマの原作となった 宮尾登美子(みやおとみこ)著「天璋院 篤姫」を

私も読んだんですが(こちらは平成20年放送「篤姫」)

篤姫は 筋の一本通った 凛とした女性として描かれています。

そんな女性 憧れますね。

篤姫の銅像を見て びっくりしたのはその目力。

篤姫のお顔は 美しいというよりも その眼力の鋭さが際立っていますね。

らんらんと前方を見据えいて 何事にも動じない肝っ玉の太さを感じさせます。

女性やお姫様にしておくには もったいないほどの 胆力をもった人物だったんでしょう。

大奥で 夏の盛り セミがうるさいほど鳴いているとき

篤姫がひとこと 「ひかえよ!」といっただけで 

セミの鳴き声が静まったというエピソードがあります(すごい)

なにはともあれ 篤姫様とお会い出来て よかったです!

 

 最後に西郷どんが西南戦争で 最後まで立てこもっていた

洞窟痕を尋ねました。

この洞窟を見ていると なんか胸がつまります。

鹿児島に帰った後 私学校を設立し 後輩の育成に熱心に取り組んでいた西郷どん。

やがて私学校の生徒たちが 新政府への不満を高ぶらせ 暴徒化した時

抑えようとした西郷どん。

しかし抑えきれず 西南戦争の旗頭に担がれてしまいます。

新政府や敬愛した明治天皇に弓矢を引くことは

決して本意なことではなかったでしょう。

しかし 歴史とは往々にして 個人の意思に反して

大きなうねりや流れになって 個人を飲み込んでしまうことがあります。

西郷どんは この洞窟より少し遠くの場所で 流れ弾にあたり

「もう これでよか」と自決してしまうんですが 

おそらく最後の瞬間は 美しい桜島の姿を見て 脳裏に焼き付けたことでしょう。

城山展望台から見た 鹿児島市内と桜島。

この美しい景色も 西郷どんを思うと とても切ないですね。

 

 戦が終わり 時がたっても 西郷どんのことはみんな覚えています。

鹿児島市内のお土産物屋は 西郷どんのお菓子 キーホルダー 焼酎 風呂敷 Tシャツなどなど・・・

西郷どんグッズで てんこもりでした。

西郷どんチップスと 西郷どんせんべい。

この黒豚チップス 美味しかったです。食べだすと止まらない・・・

西郷どん ごちそうさまでした!

 

 

次回は 島津家別邸の 名勝仙厳園(せんがんえん)をめぐります。

 

 

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コメント (2)
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