いずれがアヤメかカキツバタならぬ八紘学園の花しょうぶです 

学園の入口を少し進むと、巨大なポプラの門番が見物客を出迎えてくれます。ここまで幹が節くれだつと、それはそれで見応えがあります。


北海道の農業専門学校「八紘学園」の花しょうぶ園を見学してきました。 2ヘクタールに約450種類、10万株の花しょうぶを学生達が管理し育てています。 近くで木下大サーカスが公演しており、八紘学園では2頭のゾウのふんを譲り受け、たい肥にしているそうです。
エコッ…。



「いずれがアヤメかカキツバタ」 (いずれも優れており選ぶのに迷うこと) の見分け方もしっかり勉強してきました。 学園の先生のガイドに解説付きという幸運な時間帯に遭遇。 花しょうぶは下の花びら元の目型模様が黄色、アヤメは網目状、カキツバタは白ですよ~。 分っかりやすいッショ~。 そして花しょうぶには江戸系、肥後系、伊勢系などいくつかの系統があるんだよ。
江戸系の五三白(ゴサンハク) 花びらの数が4枚や5枚やとまちまちで、江戸時代の人はそれも楽しみだったと。 古い種を絶やさず育てるのはとても難しいそうで、たしかに五三白は一段と小さかった…。 学生さん、大切な種の保存に奮闘しておくんなはれ。


肥後系の三笠雨(ミカサアメ) 江戸後期肥後の細川藩主が松平菖翁より門外不出を条件に譲り受け、藩士に栽培させたそうや。 ほほ~。鉢植えにして正座して眺めたものとか…?


伊勢系の乙女 花弁が深く垂れ下がり、女性的で繊細な感じがするな。 花弁のちりめん地も伊勢系の特色やいうで。 ふ入りというか、かすれた色あいもあり、日本の花しょうぶは全体に雅でおます。

木下大サーカスのそばの駐車場に車を止め、花菖蒲園まで徒歩7~8分かなぁ? 帰り道 「あんた達しょうぶを見てきたのカイ?地下鉄駅から歩いてきたけどこの道でいいのカイ?」 と聞かれた。 地下鉄で来る人は、ばあちゃんとは別の線に乗り、菖蒲園まで徒歩10分。 「や~や遠いわ、帰りはバスだ」 って…。 そりゃそうだよ、ばあちゃん30分以上歩いてるんでないカイ?
