定年オヤジの備忘録

趣味や興味あることを適当に備忘録として残すブログ

定年になったので、ブログタイトルも変更しました。

成合 弘 ここで他人と差がつく最強の勉強法

2010-04-03 09:38:35 | 勉強法
・視覚、聴覚を使って勉強する
 五感のすべては、言葉にすることができる。そして言葉にする能力こそ、学習力の基本である。

・右脳の比率を高めることが人と差をつける
 自分の脳のメカニズムを知るということは、脳を上手に使うためには、非常に大切な作業となる。例えば体を鍛錬する時でも、鍛錬すべき部分を具体的にはっきりと自覚してトレーニングをすれば、その効果が出やすくなる。

 右脳「自然脳」→直感や本能、視覚的な能力全般を司る。発想力や想像力、頭の中で
物事を組み立てていくのが主な仕事である。
 左脳「経験脳」→経験による継続的なトレーニングや重要情報の長期ストック、自分の
中で確認された信念やビジョンの実現能力を促す。
 学習→自然脳で情報を得て、経験脳で処理する作業が繰り返されている。

・右脳「自然脳」を鍛えるトレーニング
 通勤途中、または散歩中に、ぱっと見た光景で記憶に残っているものや、目に入ったものをどんどん口に出してみる。視覚と共に聴覚も使う。そして会社に到着後、または帰宅後に、どれだけ記憶しているかを復唱してみる。
 寝る前に、今日一日の食事のメニューをさかのぼって思い出してみるのも効果的である。その際、具体的にどのような食事であったのか、映像まで浮かぶように努力する。
 将棋やクロスワードパズルなど、右脳を使う遊びを日常に取り入れてもよい。
 最も刺激的で実益的なトレーニング法の一つは、株式投資などの資産運用である。

・左脳「経験脳」を鍛えるトレーニング
 右脳が得た情報を処理するのは、左脳の役割である。そのため、左脳にはあらかじめ確実な知識をストックしておくことが重要である。
 左脳を鍛えるには、繰り返しのトレーニングが基本となる。一定時間内に英単語を100個記憶するなど、完璧に覚え切るトレーニングを繰り返すのがオーソドックスな方法である。ノートの内容を繰り返し書いて覚える。書くという動作を加えることで視覚や触覚を刺激する。
 定期的にチェックすることも忘れてはいけない。白紙に、これまで記憶している内容を詳細に記述していく。
 左脳を鍛えるトレーニングは、継続的にこなさなければ意味がない。知識を得る→記憶する→忘れるという繰り返しを克服するため、自分でしっかりと記憶したというところまで続けなければならない。短時間であっても、毎日、同じ時刻、同じ場所でトレーニングを繰り返すことで体も慣れてくる。

・ストレッチと「自然脳」の関係
 ストレッチをしながらの勉強は、「自然脳」を主に利用する学習に効果的である。体の稼動範囲を広げることは、「自然脳」の稼動範囲を広げることにつながる。ストレッチで体を伸ばした分だけ、頭の中の容量も増えるというイメージを持ってトレーニングを行うと更に効果的である。
 勉強だけでなく日常知識として、映画のタイトルや俳優の顔と名前を記憶するといった作業をいつも心がけるだけでも脳力は高まる。

・自分に合った勉強法を見つける
 自分にとっての「最強の勉強法」を見つけるという発想を持つこと自体が、脳の活性化に役立ち、また勉強の効率アップを考えていくうえでの大前提となる。

・具体的な目標を設定する
 集中力を高めていくうえで、まず行うべきことは、具体的な目標を設定する作業である。
 著者は、毎年元旦に「今年はこれを実行しよう」「これを実現させよう」ということを、思いつくままにメモしておき、1月2日書初めの日にシステム手帳に万年筆で清書している。

・疲れている時間の活用法
 本当に疲れて、すぐにでも寝てしまいたいような時に、5分間でも記憶物のトレーニングをすることができたなら、それは素晴らしい意志力である。その内容を必ずノートに記録しておけば「こんなに疲れているのに、5分間も記憶物に集中できた」という自信にもつながる。
ひどく飲んで酔っ払った時にも、同様の演習を5分間だけでもこなしてみるのもいい。
それほどの疲労感はないが、難解な問題に挑戦する、またはハードなトレーニングをするには少し気力が不足気味と思われる時は、自分が積極的に関わりたいテキストのページを開いて、ずっと見つめているだけでも決してムダにはならない。

・休養の取り方を工夫する
 休養する時は、勉強のことは考えず、思いっきり休みに専念することがポイントである。「こんな時間はもったいない」と思いながらでは、休養度は半減してしまう。
「やる時はやる」「休む時はとことん休む」という姿勢が、脳のブラッシュアップトレーニングとして有効である。

・体力・持続力アップのためのトレーニング
 ゆっくりと深呼吸をする。
 腹筋は体力の基本。自覚的な腹筋トレーニングを随時実施して、、腹筋には自信があるといえる状態までトレーニングを進めると、持久力もつく。

・生産性を高める勉強法
 暗記と文章読解力という基礎体力を鍛えよ
① 主に右脳を使う記憶術
テキストを見てそのまま覚えていく→全体的な紙面構成を目に焼き付ける
記憶したい用語を声に出して記憶する→文章や単語、公式等
記憶したい項目をメモに書き出して、一気に覚えてしまう→単語なら10回書く
② 主に左脳を使う記憶術
同じ問題を繰り返し演習→とにかく復習
大量の問題演習で本番さながらの実践力を鍛える→問題に向かった時の不安や焦りの感覚を感じさせなくなるくらい問題演習を繰り返す。

・記憶したメモは即座に捨てる
 著者は、記憶用メモをその日のうちに捨ててしまうことを前提に作成している。時には「まだ確認していたい」という未練にとらわれることもあるが、人生は一度、同じ時間は二度と来ないという現実を常に意識して、思い切って捨てている。
 記憶したいものを、その場で覚えてしまう習慣をつけてしまうことこそが、「最強の記憶術」を生み出すトレーニングとなる。

・制限時間を設け、要約する
 大量の本を計画的に読破していくことも有効である。そして、読み終わったら、必ず簡単な要旨や読後感などを一定時間内にまとめる練習をする。

・速読術の基本的なトレーニング
 風景を眺めるように文章を眺める → キーワードを読み取る → ページをめくる
 これの繰り返しである。1ページ当たり1~2秒を目標に、そこに何が書かれているのかを読み取る作業をする。
 「そんなことをしている暇はない」と思うが、習得した場合としない場合では、最終的に格段の差がつく。最後に笑うのはこのような特殊な武器を習得した人である。

・速読術のキーワード
① 漢字(特に単語や熟語)
② ひらがなのキーワードは「××」などの括弧(「 」、“ ”)で括られていることが多い。
③ 英語やローマ字はキーワードである。例:この場所はPOWERが高い
④ 教科書やテキストでは、太字部分

・知識がないものは速読できない
 速読は自分の中にある知識をつなぎ合わせた形で読んでいくものであり、そうした知識を関連させて理解していくものである。

・読書百遍意自ずから通ず
 大量の読書量によって、シャワーのように文章を浴び、内容を脳に定着させていく方法は、そのジャンルの内容に精通していくうえで、とても有効な方法である。
 強くなりたいジャンルの本を、とことん読み倒すのも一考に価する。
 また、記憶したい用語も、これまでに経験したことがないくらい、大量に繰り返し声に出して覚えてみる。一つの覚えにくい単語を完全に覚え切ってしまうと、似たような単語や関連した単語は、比較的容易に記憶できるようになってくる。
 →原始的だが、「音読」「黙読」「書き写す」を繰り返すことが重要であり、近道を探すために時間をかけるより、一つでも多くの問題を解くことをすすめる。


★この本のコラムの一つに「ラインマーカー」について書いてあったが、ここを読んだ時に速読法と共に使える方法を思い付いた。
自分は、いつも読書の時に気になる重要部分にラインマーカーを引いているので、速読の練習方法として、今まで既に読んだ本のラインマーカー部分のみをキーワードとして見る方法もあると思った。自分が選んだキーワードであることと、既に一回読んでいるので自分の速読練習としては最適ではないか。
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