copyright © mike-boy
今月の15~16日に大学入試共通テストが行われました。
寒い中、しかもコロナ禍で大変な中、受験する学生さんたちは
本当にお疲れ様でした<(_ _)>
と、言ってる筆者には何の関係も感心もない(と言うと申し訳ないけれど)のですが、
新聞には必ずその問題と(多分)回答が翌日に掲載されます。
その掲載された問題などいつもスル―してしまいます。
だって、蟻より小さい文字で印刷されてるんですもん(~_~;)見る気が失せます。
ところがたまたまどういうわけか、一昨年のこと。
掲載されてる国語の問題文の中で長文読解というのが必ずあるけれど
誰のどんな作品が問題文に使われているのか、とふと思ったわけです。
そしたら「原民喜(はらたみき)」の「翳(かげ)」という作品だと分かり、
虫眼鏡を出して来て読み始めました。
この作品は知らなかったけれど、原民喜は知っていたのでどんな作品か読んでみたくなったのです。
自分としては結構引き込まれる作品でした。
戦時中から戦後に掛けての作者の生活近辺のことを綴った私小説のような短い作品の一部でした。
原民喜の「夏の花」のことは以前、このブログでも書きましたが、
日常の中に潜む不穏な空気を描いた場合の彼の筆致は凄いと思います。
この「翳」の全文を読みたくて探したら『青空文庫』の中にありました。
何の縁もなかった共通テストの中に、たまたま知ってる作家の作品を見つけ
それでその作品を読むことが出来たのは何かのお導きのような気がします。
妻に先立たれた彼の心痛を想い、全身全霊でいつも創作活動をしたことに敬意を表し、
今日ブログに書いてみようと思ったわけです。
長々とすみませんm(__)m
たまに、奇蹟のような「出会い」が新聞の中にもあるのですね。
因みに、今年の問題文は見ておりません(;´∀`)
コメントをありがとうございます。
青空文庫の存在は、本屋さんでは手に入らなくなった作品も載せてあるので、
とてもありがたいですよね。
「野菊の墓」は概要は知っておりましたけれど悲しい作品なので、
松本さんのように「若い感覚」がもしあるとしたら、
涙が止まらなくなるかな~、と少々怖気づいております 笑
でも、読んでみたい作品のひとつなのです。
これを機にトライしましょう♪
またひとつ、読書への新たな扉が開きました☆
ありがとうございますm(__)m
余暇に好きな作家の本を読めていいと思います。
一番好きなのは「野菊の墓」で何度読んでも
涙が止まりません。まだ若いハートがあるのだなと
思います。