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これもずいぶん前に観た「プロヴァンスの恋」という映画です。
タイトルだけでは興味が持てない印象でしたが、なぜこれを選んだかは今となっては思い出せません。
内容もうっすらと覚えている程度でした。
ただ、強烈な印象として残っているのが、このアンジェロという騎士の、あくまでも紳士的というか騎士道を貫くというか、その姿勢にえらく感動した覚えがあることです。
ざっくり言うと、ポーリーヌという女性に危ないところを助けられたアンジェロが、使命感から彼女を夫のもとに送り届けることを敢行するお話です。
途中、コレラに苦しむ人々の間を通り抜けるシーンがあり、彼女も遂に罹患してしまうのです。
その時のアンジェロの、祈るように身体をさするシーンが何だか神々しく美しかった覚えがあります。
しかし、あくまでも彼女に寄り添いフォローするだけのアンジェロ。
ふたりは想いはあっても決して一線を越えません。
巷では今、カミュの「ペスト」という小説が再燃ヒットしてるそうですね。
私は未読ですが、ある評によるとこの中で某医師が『ベストと戦う唯一の方法は、誠実さということです』と言ったとあります。
いま新型コロナに関わる医療関係者の方々を初め、すべての仕事に携わる方々を想いました。
自分もまた目の前のことをひとつずつ片づけて進んで行く、それしかないのだわ・・・と思った次第です。
ジラゴンくんもまた、気をつけて生きていこうと思うのでした。
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