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9日 ドン・ジョヴァンニ 指揮コンスタンティン・トリンクス  新国立

2008-12-10 | 新国立オペラ・・
6公演の3回目・後11、13、15日(18時30-21時50・1回休憩)新国立 3FL8-3・7,350円・超安い

 今までのドン・ジョヴァンニを観た中では、上位の出来ですね、大野指揮モネ劇場が最高でしたが、今日の東フィル最高の出来ですね・・実に巧い・・陰陽、明暗、特に弦群の歌わせ方が最高です
 この好演奏を引き出した指揮者コンスタンティン・トリンクスの力ですね、実にバランス感覚が優れ、歌手、オケと共振性が高い舞台に・・料理をするには一番難しい、モーツァルトオペラを此処まで高めたのは指揮者の手腕ですね・・ハーディングを初めて聴いた衝撃以上かな・・
 演出も流行の極端な読み替えも無く、歌手の動きが良い、性格付が上手いし、存在感がありますね、舞台上にセンスの良さ、照明の使い方、衣装とよく出来てますね・・
 歌手陣の声域のバランスも良いので、音楽劇として、非常にアンサンブルに長けた出来上がりに成っていると感じ入りました・・ 
 是非後3回、皆様お楽しみに

ドン・ジョヴァンニ
W.A.Mozart:DON GIOVANNI
W.A.モーツァルト/全2幕【イタリア語上演/字幕付】
オペラ劇場
スタッフ
【作 曲】W.A.モーツァルト
【台 本】ロレンツォ・ダ・ポンテ
【指 揮】コンスタンティン・トリンクス
【演 出】グリシャ・アサガロフ
【美術・衣裳】ルイジ・ペーレゴ
【照 明】マーティン・ゲプハルト
【芸術監督】若杉 弘
キャスト
【ドン・ジョヴァンニ】ルチオ・ガッロ
【騎士長】長谷川 顯
【レポレッロ】アンドレア・コンチェッティ
【ドンナ・アンナ】エレーナ・モシュク
【ドン・オッターヴィオ】ホアン・ホセ・ロペラ
【ドンナ・エルヴィーラ】アガ・ミコライ
【マゼット】久保和範
【ツェルリーナ】高橋薫子

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

指 揮:コンスタンティン・トリンクス  Conductor : Constantin Trinks
1975年ドイツ生まれ。カールスルーエ国立音楽大学で指揮とピアノを学び、同時にエッセン・アールト劇場、バーデン州立劇場カールスルーエなどで声楽コーチとして活動する。大学卒業後、バーデン州立劇場カールスルーエでは大野和士のアシスタントとして多くの作品にかかわりレパートリーを広げたほか、トーマス・ヘンゲルブロック、アンドレアス・シュペリングらのアシスタントも務め、古楽の分野でも造詣を深める。2002年にはザールブリュッケン・ザールラント州立劇場の第二カペルマイスターとなり、多くの作品を指揮、特にルイージ・ノーノ作曲「イントレランツァ1960」では「オペルンヴェルト」誌で絶賛を得た。05年に同劇場の第一カペルマイスター、2006/2007シーズンより音楽監督代行を務めている。新国立劇場初登場。

演 出:グリシャ・アサガロフ  Production : Grischa Asagaroff
2004年『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』、06年『イドメネオ』に続いて、3回目の新国立劇場登場。ドイツ・ジーゲン生まれ。ミュンヘン大学で音楽と演劇を学ぶ。バイエルン州立歌劇場、ドルトムント歌劇場、ライン・ドイツ・オペラなどで助手を務め、ギュンター・レンネルト、ジャン=ピエール・ポネルなどのもとで研鑽を積む。1982年からチューリッヒ歌劇場、86年からウィーン国立歌劇場主席演出家を務め、現在、チューリヒ歌劇場芸術監督を務めている

新国立