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11日 水戸室内管弦楽団 ハイドン:交響曲 第7番・ホルン協奏曲 第2番 他

2009-10-12 | 水戸室内 ・サイトウキネン
11日 水戸室内管弦楽団              D-31・5,000円・

 今日の曲は、全て初聴きでしたが、楽しめました。

ハイドン:交響曲 第7番 ハ長調 Hob.I-7 <昼>・・
 ハイドンの曲は、何の抵抗無く、音楽に惹き込まれます・・実に楽しい音楽が、私の好きな、コンミス・田中直子さんが前半2曲でした・・曲自体が、弦楽二重奏、三重奏になったり、フルート、オーボエのソロの旋律があったり、そうかと想えば、低音の支え、バス、チェンバロが奏でたり・・・
 ある昼すぎ 陽光が燦々と輝き・・
雲の移ろい 青い空を 見ながら・・ヒナタボッコをしている・・フッと・・森のかなたを見ると 自己主張している 木・樹を発見した・・君は如何して目立つ存在なのか・・枝ぶり、葉の輝き 其れに調和されて数々の木々が 一つの有機体となり 森をつく創造している・・暫くしてそれは 夢 うつつ の 世界であった ・・
 しばらくして、眠りから覚めたとき・・一転空は 厚い雲に 蔽われ いまにも 雨が 降るような 雲行きに かわっていた・・  
 部屋から かすかに おじいさん おばあさん の しゃがれた 会話が 聞こえて来た・・内緒話かな 耳をかたむける・・・・
 その内、 子供 孫が その輪に くわわり 話し出した 楽しそうに ネェネェネェ・・ 森で・・ 夕飯は・・・・
 家族団欒 の 笑い声が 何重にして 響いた・・・
                      弦・6-7-4-4-2、木管

ホルン協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIId-4、ホルン:ラデク・バボラーク・・

 ホルンの音色て綺麗で・・しなやかで膨らみがある 一音一音の繫がりの技量と言うのでしょうか・・素晴らしいですね。
                   弦・7-7-4-4-2とホルン

 前半2曲で聞き惚れた感じも、・・

 ドヴォルザーク1841-1904:チェコ組曲 作品39・1879・・
は、交響曲的な音楽の拡がりが、民族音楽の鼓動感と弦群の弾き込み、木管との対話も素晴らしいですね

 指揮者無しの演奏は・・アイコンでの合わせ方とか・・
目線がオーボエ・吉井・・ヴィオラ・店村さんへ 一瞬の熱視線? とか コンマス・豊嶋、田中さんから・・各奏者へと・・凄い集中力と共振性が・・音楽創造の素晴らしさが
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水戸室内管弦楽団 第77回定期演奏会
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2009年10月10日(土)18:00開場・18:30開演
2009年10月11日(日)13:30開場・14:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM


ハイドン1732-1809:交響曲 第7番 ハ長調 Hob.I-7 <昼>・1761
ハイドン:ホルン協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIId-4 ・1760-62/弟の作とも
     ホルン:ラデク・バボラーク

・・・・・・・・休憩20分・・・・・・・・・・・
メンデルスゾーン1809-1847:弦楽のための交響曲 第10番 ロ短調・1823・
       弦3-3-4-2-1
シューベルト1797-1828(ウェーベルン1883-1945・編曲1931):ドイツ舞曲
       弦・6-7-4-4-2 木管
ドヴォルザーク1841-1904:チェコ組曲 作品39・1879
       弦・6-7-4-4-2 木管、ティンパニ    

主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
協賛:
第一三共株式会社 http://www.daiichisankyo.co.jp/
株式会社 ポイント http://www.point.co.jp/
(財)げんでん ふれあい茨城財団 http://www.japc.co.jp/
株式会社 吉田石油 http://www.yoshida-g.co.jp/
協力:全日本空輸株式会社 http://www.ana.co.jp/
後援:水戸商工会議所 http://www.inetcci.or.jp/~mito/
水戸芸術館開館20周年・水戸市市制施行120周年・水戸藩開藩400年記念事業

島田さん ブログ

 この秋の第77回定期演奏会は、「指揮者なし」によるプログラム。
選ばれた5曲は「指揮者なし」のMCOの魅力を、さまざまな角度から楽しませてくれる。
まず、今年没後200年を迎えるハイドンの作品を。<交響曲 第7番 "昼">は、「朝」「昼」「晩」を描く3部作の交響曲の第2作。弦楽器にも管楽器にも存分にソロを割り当てた若きハイドンの意欲的な
試みが、MCOの名手たちによってその楽しさを何倍にもふくらませるはずだ。続いて<ホルン協奏曲 第2番>は、弟ミヒャエル・ハイドンの作曲説もある、謎の作品。モーツァルトのホルン協奏曲の演奏で私たちを堪能させてくれるメンバー、ラデク・バボラークの妙技がここでも楽しめるに違いない。

そしてこちらは生誕200年を迎えるメンデルスゾーンが10代で書いた<弦楽のための交響曲 第10番>。早熟な天才の真価が、MCO弦楽セクションの精緻な合奏で明らかになる。
一方シューベルト<ドイツ舞曲>は、素朴な優しさを備えた舞曲たちがウェーベルンの編曲によって新鮮な風をはらむ。
そして最後に、管弦楽が一堂に介してのドヴォルジャーク<チェコ組曲>。チェコの大地に育まれた健康的な音楽の果実が、たわわに実る。
「指揮者なし」のMCOが築いてきた20年の歴史がぎっしり詰まった、これは秋の収穫祭。
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 水戸室内管弦楽団 今後の公演予定 
    11月25日ー29日小澤指揮 

2010年4月9日ー11日 小澤指揮、11日はサントリーホールの公演 
   7月3日4日 準・メルクル指揮 
   10月9日ー11日 宮本文昭(元オーボエ奏者)指揮者として初登場 
   11月20日21日 ライナー・クスマウル(ゲスト・コンマス)指揮者無し


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NHK BShi 9月6日(日)のNHK BShiでは“世界のマエストロ 小澤征爾”というテーマで、小澤総監督とサイトウ・キネン・フェスティバル松本
の番組が連続で放映されます。

12時33分からは昨年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で
上演されたオペラ「利口な女狐の物語」が、16時からは今年の
フェスティバルのオーケストラ コンサート<Bプログラム>が
生中継されます。  是非ご覧ください。

9月6日(日)NHK BShi ~世界のマエストロ 小澤征爾~
11:33~ 「私が子どもだったころ」
12:33~ オペラ「利口な女狐の物語」
14:30~ 「100年インタビュー」
16:00~ サイトウ・キネン・フェスティバル松本2009
       オーケストラ コンサート<Bプログラム> 生中継
Orchestra Concert : Program B
オーケストラコンサートBプログラム
9月4日(金) 開演:19:00
9月6日(日) 開演:16:00
9月7日(月) 開演:19:00   場所:長野県松本文化会館

○ ラヴェル : 道化師の朝の歌
○ ラヴェル : シェエラザード
フルートと歌唱が素晴らしい2曲、3曲とメゾ声質が好みですね・・生で聴きたかった・・
メゾ・ソプラノ : スーザン・グラハム
  
○ ブラームス : 交響曲第2番 ニ長調 作品73
 全曲を通して、弦が重厚な響きの印象が、こんなに深刻な2番は初めて
TVから音響・此方の再生機器にも原因があるのでしょうが・・

演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ  
指揮 : 小澤征爾

第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
ニ長調、3/4拍子。ソナタ形式。冒頭に低弦が奏するD-C♯-D(ニ-嬰ハ-ニ)の音型が全曲を統一する基本動機となっている。ホルンが牧歌的な第1主題を出し、木管がそれに応える。ヴァイオリンが基本動機に基づく明るい旋律を歌う経過句ののち、チェロが落ち着いた感じのやや愁いを帯びた第2主題を奏する。ここではヴィオラがチェロより低い音程で旋律に参加しているのがブラームスらしい。展開部では、主として第1主題を扱い、経過句や基本動機も加わる。第1主題に基づくトロンボーンの威嚇的な響きが次第に高まってクライマックスを築く。緊張が緩んだところで再現部となる。コーダでは、独奏ホルンや弦楽の幻想的な響きが聴かれ、木管が基本動機に基づくあどけない表情の旋律を示し、次第に弱くなって結ばれる。「沈みゆく太陽が崇高でしかも真剣な光を投げかける楽しい風景」(クレッチマー)と表現されることもある。
第2楽章 アダージョ・ノン・トロッポ
ロ長調、4/4拍子。三部形式あるいは変形されたソナタ形式とも見られる。主部はチェロが長調ながら物憂い表情の主題Aを奏し、ファゴットが対位法的に絡む。ホルンの孤独な響きが聴かれ、木管が引き継ぐ。中間部は嬰ヘ長調、12/8拍子。木管が切分音を用いた浮遊感のある旋律を吹く。弦が基本動機を含む新しい旋律Bを奏すると興奮して悲劇的に高まる。主部が戻ると、Aが変奏され、ヴァイオリンが詠嘆的に歌う、その間をヴィオラ・チェロと木管が上行と下行を掛け合う美しいエピソードとなる。再び劇的に高まると、Bが示され、Aで結ばれる。
第3楽章 アレグレット・グラツィオーソ(クワジ・アンダンティーノ)
ト長調、3/4拍子。ABABAの形式で間奏曲とスケルツォが合体したような構成を取っている。Aはチェロのピチカートに乗ってオーボエが吹く愛らしい主題。基本動機の反行形である。Bは2/4拍子でテンポが速くなるが、主題自体はAの変奏で弦がせかせかと奏する。二つめのBは3/8拍子に変えられている。
第4楽章 アレグロ・コン・スピリート
ニ長調、2/2拍子。ソナタ形式。基本動機に基づく第1主題が弦の弱音で示され、木管も加わるが途切れそうになる。直後に全管弦楽の爆発的な歓呼で確保される。律動的で喜ばしい経過ののち、ヴァイオリンとヴィオラが穏やかだが情熱を秘めた第2主題を歌う。この主題も基本動機によっている。展開部に入ると賑々しくなるが、やがて収まって第1主題が弱音で再現する。コーダでは、第2主題の動機が金管で繰り返されて高揚し、歓呼に次ぐ歓呼で全曲が結ばれる。
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来年は2年ぶりオペラ SKF松本 9月11日(金)
 サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本実行委員会は10日、19回目となる来年のSKF松本の概要を発表した。8月10日~9月10日の32日間、総監督の小沢征爾さん(74)が指揮するオーケストラコンサートや2年ぶりとなるオペラなど全部で14のメーン公演を行う予定だ。
 実行委はこの日、今年のSKF松本の鑑賞者数を、関連行事も含め23日間で計約9万人だったと発表した。
和波さん 日記

SKF、来年はオペラ「サロメ」2009年09月16日
 サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本実行委員会は、来年のSKF松本の基本計画などを発表した。2年ぶりにオペラが上演される予定だ。
 実行委員会によると、期間は8月10日~9月10日の32日間で全14公演。
 計画によると、小澤征爾総監督指揮によるB、Cの両プログラムがそれぞれ2公演(県松本文化会館)▽オペラは、演目が「サロメ」(リヒャルト・シュトラウス)で4公演(まつもと市民芸術館)▽詩人・谷川俊太郎さんによる詩の朗読に合わせて音楽を演奏する「詩と音楽」が1公演(松本市あがたの森文化会館)――など。
 また、9日に閉幕した今年のSKF松本の鑑賞者数は9万148人だった。(田中正一)