組織化された賭博でない 豪選手らの賭けはセーフ 2006年 6月19日 (月) 10:33
国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は１８日、オーストラリアの選手が試合に関する賭博をしていたことについて調査した結果、制裁を与えないと判断したことを明らかにした。
１２日に行われた日本戦の後に、ケーヒルがチームの最初の得点者を当てる賭けをチームメートが行っていたことを明らかにした。選手は大会に関する賭けを一切行わないという規定に同意しており、これに抵触する可能性があるとして英国の新聞が報じていた。
ＦＩＦＡは、「組織化されたものに発展しなければ、選手同士が小さな賭けをするのは問題ない。この件は組織化された賭博とはいえない」としている。（ベルリンＡＰ＝共同）
90分間ブラジルにプレッシャーをかけ続けろ
次のブラジル戦は、宮本が累積警告で出場できない。守備の統率力やリーダーシップのある宮本の不在は、チームにとって痛い。どういうシステムでいくかはまだはっきりと分からないが、多分クロアチア戦と同じ4バックでいくと思う。その中で坪井か茂庭が、センターバックに入って宮本の穴を埋める。彼らは人に強くてスピードもあるし、個人の身体能力が非常に高い選手。ブラジルのFW陣は強烈だが、そういう選手に対しても、しぶとく粘り強いディフェンスが十分にでき、宮本とはまた違うストロングポイントを持っている。そして中澤が、統率やリーダーシップ、全体のオーガナイズを声を出しながらやっていく。もちろんGKの川口にも同じ役割が必要だ。
とにかく勝たなければいけないので、ブラジルが相手でもひるまずに行くしかない。引いて守ってカウンターだけでは勝てないと思うので、積極的にどんどん前からプレッシャーをかけてほしい。ナイトゲームなのでこれまでの2試合より暑くはないだろうし、相手にプレッシャーをかけ続けて、慌てさせるような展開を作ってほしい。そうしないとなかなかゴールを割れないと思う。なおかつ相手の攻撃を抑えないといけないので、時間とスペースをいかに与えないかがカギになる。自由を与えてしまうと、何でもできる選手がそろっているので、90分間プレッシャーをかけ続けるしか方法はないと思う。ブラジルの過去2戦を見ても、調子はそれほどよくない。オーストラリア戦でも、失点してもおかしくないシーンがたくさんあった。
試合はやってみないと分からない。どういう結果になるか分からないが、皆で日本代表を信じて応援するしかないと思う。得失点差を意識する必要はない。勝てば十分。最善を尽くしてやり抜くことが大事だ。 （スポーツナビ）
