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8日 マルタ  ウィーン・フォルクスオーパー 

2008-06-11 | 外来指揮者・ウィーンフィル・交響楽団
マルタ  文化会館 ・プレミアムエコ券3F・R2-10・12,000円・妥当額

 3演目全て観ました・・初見ですが好みは①ボッカチオ②マルタ③こうもりの順かな・・マルタの3,4幕は重厚な響きもあり,アリア,重唱も中々聴き応えが有ります・・
 庭の千草・夏の名残のバラ・・要所に流れる曲が・・爽やかの中に,恋心に揺れる描写が良かったですね・・

夏の名残のバラ・
直ぐに私も後を追うだろう   友情が崩れ去り
愛の光輪から宝石が零れ落ち  真の心が枯れ果て
愛する者がいなくなったら
この荒涼たる世の中で  誰が一人で生きられようか?

 チケット額・コストパフォーマンスからも・・上質な音楽劇を堪能した・・
指揮者が小柄な美人でした、歌手も見た目若い30歳代?・・
 千秋楽で終演後、垂れ幕と紙吹雪が・・大成功と大書には笑ってしまいました。

マルタ
初演 1847年11月25日、ケルントナートール劇場(ウィーン)
設定 18世紀初め、イギリス
登場人物 ハリエット…アン女王の女官(S)
ナンシー…ハリエットに仕える彼女の親友(MS)
トリスタン卿…ハリエットの従兄(B)
ライオネル…プランケットの義弟、実は伯爵の実子(T)
プランケット…豊かな農家の主人(Br)
8日  マルタ   ウィーン・フォルクスオーパー
レディ・ハリエット(マルタ)メルバ・ラモス(6/6,8)
ナンシー(ユリア)ダニエラ・シンドラム
トリスタン・ミクルフォード卿 マティアス・ハウスマン(6/6,8)
ライオネル ヘルベルト・リッペルト(6/6,8)
プランケット アントン・シャリンガー(6/6,8)
リッチモンドの判事 ヨゼフ・フォルストナー(6/6,8)

指揮 エリーザベス・アットル
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
Orchester der Volksoper Wien
ウィーン・フォルクスオーパー合唱団
Chor der Volksoper Wien

あらすじ
第1幕 第1場 リッチモンドの城
アン女王の女官ハリエットは日々の退屈さに飽き飽きしていた。窓の外からは出稼ぎに行く娘たちの楽しげな歌声が聞こえて来る。ハリエットは、農婦に変装して市に出かけることを思いつき、従兄のトリスタン卿と親友のナンシーにも農民の服を着せて一緒に出かける。
夏の名残のバラ
マルタ

マルタ
浩子氏のブログ

4日 パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団 ・マーラー :交響曲第9番

2008-06-05 | 大野和士・パーヴォ・・パッパーノ
6月4日 ・7日ブラームス交響曲4番/2番 8日・3番1番 みなとみらいホールであり  
           サントリーホール2F・P7-38  5,000円/

 R.シュトラウス :『4つの最後の歌』はフルオケと歌唱では、私の席P席では、森さんの声・歌唱が聴こえない・・曲想は,夢想な,何か達観した旋律が、霧の中を彷徨うような・・氣持良く・・ウトウトでした
 4つの最後の歌 「春」 「9月」 「眠りにつくとき」 「夕映えに」

 眠りにつくとき 
魂は誰に見られることなく 自由な翼を得て 羽ばたく
夜の魅惑に世界で深く 千代にも生きるために (ヘルマン・ヘッセ・訳:広瀬大介)
 夕映えに
広やかな 静かな やすらぎ! かくも 深き夕映え
さすらいにも 飽きてきた これが 死というものか?
          (ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ 訳:広瀬大介)
9番の聴く準備としては、ウトウトが効果的でした。
 森さん,詩に合せ,黒のドレスでした・・詩から曲想からも死をテーマに,最期を前に、人は過去の想い、追憶,諦め,希望・・
 森さんに新たな命も・・歌詞からも、生きる大切さを感じます・・

 フランクフルト放送交響楽団と指揮者インバルの来日時に,良く追っかけしてました・・当時からマーラー、ブルックナーで定評があるコンビでしたね。

 何年振りで生聴きでした、9番、木管奏者が巧い,此れほどにソロパートをお互いに聴き合い,呼吸し合い、絶妙な音色を醸し出してます・・驚きのアンサンブルです、指揮ヤルヴィは音楽の流れが良いですね,極端な強弱、音量も無く・・密な音楽創造ですね、弦群の音色は、温かみと,適度な厚みもあり,響きも薄くならず,外来オケでは上位クラスのオケ軍団ですね・・今ごろ名古屋で4楽章かな・・

パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団

R.シュトラウス :『4つの最後の歌』・・ 森麻季(S)
マーラー :交響曲第9番 ニ長調

 交響曲第8番、『大地の歌』とつづいた声楽・歌曲との融合から、マーラーはこの曲では再び純器楽路線に立ち戻っている。4楽章構成、第1楽章がソナタ形式に従って書かれているなど、古典的な交響曲としての要素を持つ。その一方で、両端楽章にテンポの遅い音楽を配置し、調性的には、第1楽章はニ長調であるが、第1主題が常にこの調と結びついていて、展開部などでも移調されないこと、最終楽章がこれより半音低い変ニ長調で書かれているなど、伝統的なスタイルからの逸脱も多い。
 この曲は、なんらの標題も用いられていないにもかかわらず、全曲が「別れ」や「死」のテーマによって貫かれていることが印象づけられる。その理由として、終楽章の最後の小節に、マーラー自身がersterbend(死に絶えるように)と書き込んでいることがある(後述)。 また、この曲でマーラーは、過去の自作、他作から多くの引用をしており、これらが過去の追想や別離の気分を高めている。引用は、これまでのマーラー作品でも部分的に見られたものであるが、第9番では、それが体系的
マーラー9番

:『4つの最後の歌』

パーヴォ・ヤルヴィ指揮 Bモード・ステレオ
フランクフルト放送交響楽団 演奏会
 録画からですが、今1楽章を、低弦のふくよかさ、しかも厚みもあり、木管が巧いですね・・2楽章 大きなうねりの音楽創造が、第一、二ヴァイオリンの響きが豊かで低弦との対話も良いですね・・金管も豊か・・

交響曲 第7番 ホ長調 [ノヴァーク版]     ( ブルックナー作曲 )
管弦楽 : フランクフルト放送交響楽団
指 揮 : パーヴォ・ヤルヴィ
[ 収録: 2008年6月3日, サントリーホール ]
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2009年 9月20日(日) 06:00 ~ 08:00 BS HiVision  Bモード・ステレオ
ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団 演奏会 指揮: パーヴォ・ヤルヴィ

1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21 ( ベートーベン作曲 )
2. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36 ( ベートーベン作曲 )
3. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」   ( ベートーベン作曲 )
[ アンコール ]
4. 悲しいワルツ ( シベリウス作曲 )
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管弦楽 : ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団
指 揮 : パーヴォ・ヤルヴィ
[ 収録: 2006年5月26日, 横浜みなとみらいホール ]

6月1日指揮:井上喜惟 マーラー交響曲第2番 復活・ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ

2008-06-02 | 東京響  ・三ツ橋敬子 
1日  川崎・ミューザ川崎  2時開演    自由席1F1-21・2,000円超安い

 良かった、感動でした、5楽章の合唱が上手い、バス・バリトン声域に耳をミハル
P席に合唱、ソリストを配し4楽章の蔵野さんのアルトに下げた歌唱、声域も良かったです、オケは弦群の弱音、ピアニッシモの合奏力に難はあるのですが、フォルテで驚くべき共振性が、此れってアマ軍団?・・最高に5楽章が素晴らしい出来ですね、指揮者井上喜惟氏の力、音楽創造のお陰ですね、井上指揮は縦糸が確りしているので,曲全体の見晴しが非常に良く終楽章で圧倒的盛上がりですね・・弦群に不満な個所は有るのですが、音楽に向合う真摯な姿勢が素晴らしいですね、木管のブラス力とフォルテの弦群の弾きこみが素晴らしい、私の好きなティパニも上手い

 左側のV1軍団OOマスから・・不安げな?自信を持って強力に引張ってくれたら・・来年は6番の予定ですね,より以上の弾きこみ、アンサンブル,練習に努め、より高みに期待します・・来年はコンミス三戸さん?・・在りえないか?・・ジャパン・シンフォニアメンバーも弾いてました・・
 席も1,2,3階と満席に近い・・オケ、合唱の友人・家族動員かな?・・

指揮:井上喜惟 ソプラノ:三谷結子  アルト:蔵野蘭子     
合唱:栗友会  オルガン:浅井美紀
管弦楽:ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ

マーラー交響曲第2番 復活

マーラー復活・ 原光より(喜多尾道冬・訳)・・今回の訳より
ああ、赤いばらよ!・・・・・・・・・・・・・おお,深紅の小さなバラよ!
人間はこの上ない苦難のなかにいる!・・・人間は大きな苦難に直面している!
人間はこの上ない苦しみのなかにいる!・・人間は大きな苦痛に直面している!
それくらいならむしろ天国にいたい!・・・できれば私は天国にいたいと願う!
それでわたしは天国へ行く道を歩んでいた・・私は一本の広い道にたどり着いた。
すると天使があらわれて、わたしを追い返そうとした・・一人の小さな天使がそこに来て
とんでもない!追い返されるわけにはいかない!・・・私を先に行かせまいとした。
わたしは神のもとを出て、またそこへ返るのだから!・・いいや、私はそうさせはしなかった!

神さまはわたしに小さな燈をくださるだろう・・・私は神から出て、そして神のもとに再び帰る

そして永遠の至福に満ちた生を照らしてくださるだろう・・愛する神は小さな光を私に授け、永遠に祝福された命に中まで私を照らしてくださる。  
マーラー交響曲第2番 復活

蔵野蘭子応援HP

25日 ウィーン・フォルクスオーパー こうもり  31日ボッカチオ

2008-06-01 | 外来指揮者・ウィーンフィル・交響楽団

上野/文化会館・4公演の3回目 5F1-31・9千円/安い

こうもり 序曲から弾けた音色ですね、流石本場の響きが、特にフルートが上手い、弦の音色も良いですね・・1幕が歌手、オケと共振し合い、台詞が上手いし、演技も良し・・心躍る感じ・・以前にこうもり生観しているのですが、記憶が薄い・・
 3幕のフロッシュ・ハインツ・ツェドニクが喝采を受けてました、この方役者ですね・・後ヨッヘン・コワルスキー・・一度聴いている、 ルネ・コロはネームは知れど・・
 役柄との、絡み合いは良かった、今回一番はアデーレ・ダニエラ・ファリーが歌唱、演技、台詞と最高では・・

こうもり  ウィーン・フォルクスオーパー
「こうもり」誕生と初演
アン・デア・ウィーン劇場の支配人シュタイナーの所に「こうもり」の原作となるアンリ・メイヤックとリュドヴィック・アレヴィ作の戯曲『夜食』(Le Réveillon)が届けられた。1874年のことである。シュタイナーはこの作品をウィーンの聴衆とシュトラウス2世に合うように台本作家のカール・ハフナーとリヒャルト・ジュネに手直しをさせてからシュトラウス2世に渡した。一読した台本に魅了されたシュトラウス2世は自宅にこもり、一説によると6週間でこの作品を書き上げたという。そして、1874年4月5日ついに『こうもり』は初演の日を迎えたのである。
「こうもり」は初演から16回上演された後、上映中止となった。しかしこれは失敗ではなく、財政上の理由で中止したのであって、作品自体が失敗ではなかった。その後、この作品はベルリンでも上演されて成功をおさめ、そしてウィーンで再演されたが、この時は見事な成功をおさめたのだった

ロザリンデ・Rosalinde
ナンシー・グスタフソン(5/23,25,27)・Nancy Gustafson
アデーレ・Adele
ダニエラ・ファリー (5/23,25,27)・Daniela Fally
イーダ・Ida
マルティナ・ドラーク・Martina Dorak
オルロフスキー公爵・Prinz Orlofsky
ヨッヘン・コワルスキー・Jochen Kowalski
アイゼンシュタイン・Gabriel von Eisenstein
ディートマール・ケルシュバウム(5/23,25,27)・Dietmar Kerschbaum
ファルケ博士・Dr.Falke
ミリェンコ・トゥルク(5/23,25,27)・Miljenko Turk
アルフレート・Alfred
  ルネ・コロ・Rene Kollo
フランク博士・Frank
カルロ・ハルトマン(5/23,25,27)・Carlo Hartmann
フロッシュ・Frosch
ハインツ・ツェドニク・Heinz Zednik
ブリント博士・Dr.Blind
ゲルノート・クランナー(5/23,25,27)・Gernot Kranner
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
Orchester der Volksoper Wien
ウィーン・フォルクスオーパー合唱団 
Chor der Volksoper Wien
ウィーン国立バレエ団 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
31日 3公演・2回目・Bキャスト 5FL1-1 7千円エコ券・超安い

 初見でした・・全体の流れ良い音楽ですね、退屈しない、1幕からアリア、重唱、合唱の連発?で音楽に旋律美があり、十分楽しめました。年配対若者の歌唱、合戦的な要素もあり、2幕でロッテリンギ…桶屋(T)・存在感があります・・演技が上手いですね
コストパフォーマンスからも、安かな額で十分楽しむ事が出来ました、今日ご覧になる方々は楽しみですね、今日、1日も観たいと思いましたが、今日は川崎へ・・私はこうもりより、楽しめました。
余談・・営業努力?のお陰かな・値引きとか?・・席はほぼ、満席でした

登場人物
ジョヴァンニ・ボッカチオ…小説家(Br)
ピエトロ…パレルモの王子(T) 
スカルツァ…床屋(B)
ベアトリーチェ…スカルツァの妻(S)
ロッテリンギ…桶屋(T) イザベラ…ロッテリンギの妻(S)
ランベルトゥッチョ…雑貨商(T) ペロネラ…ランベルトゥッチョの妻(A)
フィアメッタ…ランベルトゥッチョ夫妻の養女(S)
レオネット…学生。ベアトリーチェの不倫相手(B)
ボッカチオ・Giovanni Boccaccio
アンティゴネ・パポウルカス(5/30,31・6/1)・Antigone Papoulkas

ベアトリーチェ・Beatrice
エリーザベト・フレヒル(5/30,6/1)・Elisabeth Flechl
マルティナ・ドラーク(5/31)・Martina Dorak

イザベラ・Isabella
ウルリケ・ピヒラー=シュテフェン(5/30,6/1)・Ulrike Pichler-Steffen
ヤンヒェン・ホフマン(5/31)・Yannchen Hoffmann

ペロネラ・Peronella
ジークリッド・マルティッケ(5/30,6/1)・Sigrid Martikke
スーリエ・ジラルディ(5/31)・Sulie Girardi

フィアメッタ・Fiametta
ジェニファー・オローリン(5/30,6/1)・Jennifer O'Loughli
ダニエラ・ファリー(5/31)・Daniela Fally

ピエトロ・Pietro
ヴォルフガング・グラッチュマイヤー(5/30,6/1)・Wolfgang Gratschmaier
ディートマール・ケルシュバウム(5/31)・Dietmar Kerschbaum

スカルツァ・Scalza
カルロ・ハルトマン(5/30,6/1)・Carlo Hartmann
ヨゼフ・フォルストナー(5/31)・Josef Forstner

ロッテリンギ・Lotteringhi
クルト・シュライブマイヤー(5/30,6/1)・Kurt Schreibmayer
シャンドール・ネーメット(5/31)・

ランベルトゥッチョ・Lambertuccio
ハインツ・ツェドニク(5/30,6/1)・Heinz Zednik
ゲルノート・クランナー(5/31)・Gernot Kranner

レオネット・Leonetto
トーマス・ジクヴァルト(5/30,6/1)・Thomas Sigwald
カール=ミヒャエル・エブナー(5/31)・Karl-Michael Ebner
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
Orchester der Volksoper Wien
ウィーン・フォルクスオーパー合唱団
Chor der Volksoper Wien
博士が去ると、アイゼンシュタインは妻に礼服を出してと言う。まるで夫が自分だけ楽しみにいくようだと察知した妻は、それなら自分も……と決心し、小間使いのアデーレに今夜は暇を出す。アデーレはおばさんの具合が良くないので今夜暇が欲しいと言っていたが、実は姉から手紙で誘われてオルロフスキー邸の舞踏会に行くつもりだった。喜んで去っていくアデーレと夫を見送ったロザリンデ。そこへアルフレードが現れる。久々の浮気にロザリンデもまんざらではなく
こうもり筋書き

ウィーン・フォルクスオーパー
こうもり
ポッカチオ
マルタ