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8日 仮面舞踏会   ソフィア国立歌劇場

2008-10-09 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
               上野・文化会館・5FR2-35・6,000円安い
 練れた舞台でした、歌手人が粒ぞろいですね、終幕にかけ重厚な音楽創りでヴェルディ節炸裂かな、感動ものです。
 男声が特に良い、バス、バリトンそして合唱が上手い・・
主役二人も存在感があり、歌唱力に長けてます
 リッカルド:カメン・チャネフ(10/8)、絶好調では、高音、中音、低音とムラ無く聞き応え十分ですね
 アメーリア:マリアナ・ツヴェトコヴァ(10/8)姫に続いてやや疲れが残っていたかな3日間で二役で、姫からアメーリアに切り替えも大変の様で高音が不安定でしたが、演技、歌唱は素晴らしい
 レナート:キリル・マノロフ(10/8,11)の朗々とした声域が、バリトンらしいバリトンと云うのでしょうか、声質好みです
 ヴェルディオペラは声楽陣が重要で・・脇の歌手陣の充実振りは耳をみはる
リッカルド暗殺の密談・・3人の迫真の演技、歌唱には惹き込まれます・・

 レナートはアリア「おまえであったか、この魂を」でリッカルドの裏切りに憤り、妻との幸福だった生活を懐かしむ。そこに反逆者一派のサムエルとトムが訪れる。レナートはこの2人の陰謀を察知していたが、これを黙っておく代わりに総督の暗殺を引き受けると言う。しかし、サムエルとトムも自分が暗殺をすると言って聞かない。くじ引きで選ぶ事になり・・・
 レナートとサムエル:アンゲル・フリストフ(10/8,11)トム:ディミター・スタンチェフ(10/8,11)この三人の演技、歌唱に・・11日に、ご期待あれ・・・

≪仮面舞踏会≫ UN BALLO IN MASCHERA 全3幕
音楽:ジュゼッペ・ヴェルディ
台本:アントニオ・ソンマ
(ウジェーヌ・スクリーブの戯曲「グスタフ3世 または 仮面舞踏会」に基づく)
指揮:クーン・ケッセル 
演出:プラーメン・カルターロフ 
美術:イヴォ・クネゾヴィチ 
衣装:エレーナ・イヴァノヴァ
振付:ペタル・ルカノフ 
照明:アンドレイ・ハジニャク

<キャスト>
リッカルド:カメン・チャネフ(10/8)、
      エミール・イヴァノフ(10/11)
レナート:キリル・マノロフ(10/8,11)
アメーリア:マリアナ・ツヴェトコヴァ(10/8)
      佐藤しのぶ(10/11)
ウルリカ:エレーナ・チャブダロヴァ=イサ(10/8,11)
オスカル:テオドラ・チュクルスカ(10/8,11)
シルヴァーノ:ストイル・ゲルギエフ(10/8,11)
サムエル:アンゲル・フリストフ(10/8,11)
トム:ディミター・スタンチェフ(10/8,11)
判事:ミロスラフ・アンドレエフ(10/8,11)
アメーリアの召使:スラヴィ・マノフ(10/8,11)
ソフィア国立歌劇場管弦楽団
ソフィア国立歌劇場合唱団

ソフィア
仮面舞踏会 筋書き
ソフィアの人口130万人とか

7日新国立 トゥーランドット  リュー・浜田 理恵  カラフ・ヴァルテル・フラッカーロ

2008-10-08 | 新国立オペラ・・
トゥーランドット       6公演・3回目 4F2-15・8,400円・高い

リュー】浜田 理恵・・圧倒的な存在感ですね・・歌唱が丁寧で情感もありヴラヴィー・・
カラフ】ヴァルテル・フラッカーロ・・強靭な高音ですね、イタオペ的で際立ってます
オケが雄弁な響き弦群の弱音が綺麗ですね・・指揮も悪くないのでは?・・
 総じて音楽、歌唱は良いのですが、舞台上に意味・必要性を感じられない、動きの登場人物が多い感じで・・歌唱、音楽を集中して聞けない
 演出が??・・で歌手、音楽が薄まる感じかな・・流行の置換え演出で、私は新鮮味にかけると想いましたが・・雑伎団の動きと・・幕間も舞台で動きが、掃除とか舞台位置を替えたり・・

 最近観た、ソフィアのトゥーランドットが、歌手陣、総合力でも勝っていて、感動でした。

G.プッチーニ/全3幕 【イタリア語上演/字幕付】
作 曲】ジャコモ・プッチーニ ※フランコ・アルファーノが補筆
【台 本】ジュゼッペ・アダーミ&レナート・シモーニ

【指 揮】アントネッロ・アッレマンディ
【演 出】ヘニング・ブロックハウス
【美術・衣裳】エツィオ・トフォルッティ
【照 明】ヘニング・ブロックハウス
【舞台監督】大澤 裕
【芸術監督】若杉 弘
【特別協賛】東海旅客鉄道株式会社
【主 催】文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場

キャスト
【トゥーランドット】イレーネ・テオリン
【カラフ】ヴァルテル・フラッカーロ
【リュー】浜田 理恵
【ティムール】妻屋 秀和
【アルトゥム皇帝】五郎部 俊朗
【ピン】萩原 潤
【パン】経種 廉彦
【ポン】小貫 岩夫
【官使】青山 貴
【クラウン】ジーン・メニング
【合 唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】NHK東京児童合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
新国立











1987年 東京芸術大学卒業(中村浩子に師事)
90年、東京芸術大学卒業大学院修士課程修了。パリ留学。
91年、パリ市立シャトレ劇場にてデュカ「アリアーヌと青髭」でオペラ・デビュー(指揮エリアフ・インバル)。UFAM主催国際声楽コンクールで第1位。
92年、第19回パリ国際声楽コンクール、オペラ部門で第1位。バスチーユ・オペラでオネゲル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」で聖母マリアを歌い絶賛される。(指揮チョン・ミュンフン)ピエール・ブーレーズ揮アンサンブル・アンテルコンタンポランとヨーロッパ・ツアー。
94年、オペラ・バスティーユでビゼー「カルメン」のミカエラを歌う。
97年、パリ市立シャトレ劇場にてフィリップ・マヌリー「北緯60度線」(世界初演)に出演。NHK交響楽団の「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(指揮 シャルル・デュトワ)に出演(聖母マリア)。出光音楽賞受賞。
98年、トゥールーズ歌劇場にてステファノ・ランツァーニ指揮でプッチーニ「ラ・ボエーム」のミミをうたう。12月ジャン・フルネ指揮東京都交響楽団でショーソン作曲「愛と海の詩」を独唱。
99年、びわ湖ホール・プロデュース・オペラ ヴェルディ:「ドン・カルロ」(総監督・指揮:若杉弘)エリザベッタを歌う。NHK交響楽団とメシアン「ミのための詩」【オーケストラ版日本初演】(指揮アラン・ギルバート)を独唱。
2000年3・4月レンヌで「ドン・ジョヴァンニ」のエルヴィラ。11月びわ湖ホールプロデュース・オペラ、ヴェルディ「ジョヴァンナ・ダルコ」のタイトル・ロール。
01年、4月レンヌ、11月・12月アヴィニョン、ランスで「蝶々夫人」のタイトルロール。
02年、NHKニューイヤーオペラコンサート5年連続出演にはじまり、3月トゥールーズ・オペラ、パリ・シャトレ劇場でランドウスキ:オペラ「モン=セギュール」、ドビュッシー:放蕩息子(指揮:プラッソン)の主演、5-6月にはリヨン歌劇場でプッチーニ「ボエーム」のミミをうたい絶賛される。
在フランス

4日≪トゥーランドット≫   ソフィア国立歌劇場

2008-10-05 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
            上野・文化会館 5F2-11・6,000円安い
 リューとティムールが良かったですね、リューの死のアリアから・・涙ものですリュー・ツヴェテリーナ・ヴァシレヴァ・・声質はメゾ、陰・陰があり感情の発露、移入が上手く惹きこまれました、渋い声のティムール:アンゲル・フリストフが演技良し歌唱良しで、この二人の歌唱が素晴らしい・・

 トゥーランドット:マリアナ・ツヴェトコヴァ,ティムール:アンゲル・フリストフ・・・3つの謎解き・・それはいちどの死・・いちどの命・・・・愛は不変・・丁々発止のかけあい、歌唱は聴き応えありました・・今日の歌手陣は感情移入、演技と歌唱力と実に良いと想います・・オケは指揮者の歌わせ方かな金管が強く感じ全体のバランスは悪く聞こえましたが、歌手人、オケ、合唱と感情の発露が
発揮され特に謎解きから終幕にかけて、音楽創造が素晴らしい
 ピン・ポン・パンも上手い・・

≪トゥーランドット≫TURANDOT
全3幕
音楽:ジャコモ・プッチーニ
台本:レナート・シモーニ、ジュゼッペ・アダーミ

指揮:エミール・タバコフ 
演出:プラーメン・カルターロフ 
美術:ミルドラグ・タバキ 
衣装:ヨアンナ・マノレダキ、エレーナ・イヴァノヴァ、アンナ・キリロヴァ 
照明:アンドレイ・ハジニャク

<キャスト>
トゥーランドット:マリアナ・ツヴェトコヴァ(10/4)、
エレーナ・バラモヴァ(10/5)
アルトゥム:ミロスラフ・アンドレエフ(10/4,5)
ティムール:アンゲル・フリストフ(10/4)、
ディミター・スタンチェフ(10/5)
カラフ:カメン・チャネフ(10/4)、
コスタディン・アンドレエフ(10/5)
リュー:ツヴェテリーナ・ヴァシレヴァ(10/4)、
ラドスティーナ・ニコラエヴァ(10/5)
ピン:アレクサンドル・クルーネフ(10/4,5)
パン:オルリン・ゴラノフ(10/4,5)
ポン:モムチル・カライヴァノフ(10/4,5)
絞首刑執行人:ストイル・ゲオルギエフ(10/4,5)

ソフィア国立歌劇場管弦楽団
ソフィア国立歌劇場合唱団


ソフィア