真夜中の温泉(しかも大浴場)に
たった一人で浸かっているのは、ほんまに怖かった。
形而上学的に怖いのである。
ひい~ん・・。もうアガろかいな・・、それも怖いよ・・。
しかし、早よアガって 部屋に帰ってしまいたいよ~。
よっしゃ、アガるで・・
とその時、
誰もいないはずの脱衣場で、物音が!!
ぎぇええ~~~(反転白抜き文字)
わてと同じような
物好きなオバチャン二人連れが
風呂に入りに来てただけやねんけど
最高に恐怖の一瞬でした。
体中の毛穴が、むわっと開くカンジやん。
無事に部屋にたどり着き、
津軽三味線を聴けなかったことに
くどくどと、遺憾の念を残すこともなく
(恐怖で、それどころではなかった・・。)
本格的に寝る体勢に入ったわてであったのだが・・。
この椿旅館は、ぱっと見は
まあまあの中流旅館なのだが、
実体は違うのであった・・。
つづく。
自分ちの しょぼいベランダでも
今年の春は お花を摘むことができて
うれしいんだ。
マーガレットとカタバミとムスカリ。
「おりちゃん、テーブルを もっときれいに拭きなさいね。」
「はーい、マミ。」