謎。

　ドアを開けると心なしか
　やつれたココが　なあ・・・と疲れた様子で入ってきた。

　玄関の外には　半径２ｍくらいしか出たことのないココ。
　医者に行くとき嫌がって、ワテを攻撃するココ。

　そんなアンタが半日以上も外に居てた（？）なんて・・。
　なぜ？どぼじて？どやって？

　どうやって・・？

　経路は二つしかないのである。

　①わての朝の出勤時にドアから出て、うっかり締め出された。

　　しかし、わてがそれに気がつかへんはずがない。
　　エレベーターまでは一直線の通路やのに・・。

　②ベランダ伝いによその家に入り込み、
　　　その家の玄関から通路に出て　（出されて？　今頃？）
　　　我が家に帰ってきた。

　それにしても納得いかないのではあるが・・。

　え？
　そんなことより、ココちゃんは無事だったかどうか？

　はいはい。

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koko
by orityan

ココのその後？？

このブログってば、
編集時間　３０分の時限爆弾なんです。

保存していったん公開してからだと
再度　３０分いけるんですけど・・。

ほんで、
夕べ　ココちゃんのその後について
がんばて書いてたけど
爆弾爆発してん。

がっくり来たから
ちょびっとだけ、（２・３日）　お休み。



　　　　　　　　　　　ガーデニングとゆうよりは、
　　　　　　　　　　　ただ植物を育てるのが楽しい。
　　　　　　　　　　　そんなカンジの　うちのベランダです。
　　　　　　　　　　　（早い話が　散らかってるの・・。）

なななのココ太郎。

あくまで冷静に
「今晩は　もう寝たら？」とゆう息子に従い、
(老いては子に従えと言いまっしゃろ。それのフリや、フリ。）

私は自分の部屋に引き取って、
　　（この表現どお？　小説みたいやろ。ぎゃはは。）
おとなしく　布団にもぐりこんだ。

んが、

やはり　納得いかないのである。

そや、ミズナと豚のしゃぶしゃぶの他に
タコ刺しもあったのに、寄ってけえへんかった・・。

やはり、家の中には　いないのか・・。
ぢゃあ、ベランダづたいに　よその家に行き
そこでつかまり・・。

こっちの隣は　ココのこと、よう知ってるから　まあエエとして・・。
（でも、それやったら　なんで教えてくれへんのか・・。
　何か　やらかして怒らせてもたとか。）

（いっつもおうちの中、むっちゃおしゃれにしてやるもんなー。
　観葉植物の鉢の中に　ウンチしたとかやったら、
　いくら　彼女でも怒るわなー・・。）

反対側の隣は　引っ越して誰もいないはず・・・
そこで、畳をガリガリに引っ掻いて暴れ周り、
その向こうの家に、またまたベランダ伝いに移動・・？

想像たくましく、不安はますます募るワテであった・・。

明日は　きっと見つかりますように・・・などと、
やや乙女チックに思いながらも眠りに就こうとしたワテの
枕にあたった耳に
その時

な・な・・・　　な。な。　　なあ・なあ・・

私の部屋は１４階建ての集合住宅の１４階の
通路側にある。
部屋の襖を開けると、すぐ玄関でドアがあり
その向こうは通路である。

なんと　な・な・なの声は、玄関のむこうから聞こえているのであった。


あのー、すんませんが　つびつびこんちぬ。



　　　　　　　　　　　　 　お花がいっぱい咲いて　しあわせ気分。




　　　　　　　　　　　　　こいつあ　「そばかす」と名づけたクローバーだ。




　　　　　　　　　　　　　ペーパーカスケード。かわいやろー。





　　　　　　　　　　　　　部屋の中では、やっとデンドロビウムが
　　　　　　　　　　　　　花ひらこうとしていますよ・・。　
　　　　　　　　　　　　　バレリーナみたいに・・。
　　　　　　　　　　　

失踪。

ココちゃんが　いない！！

夕方　仕事から帰ってから寝る寸前まで
ココちゃんの姿を見ていないかったのに　
やっと気づいたのであった。

「そういえば、昼間もいーひんかった・・？！」

お客さんが玄関に来たら、
ココちゃんはここぞとばかりに
客の足にスリスリして、猫嫌いの人なら　ぞぞぞとするであろうくらい
歓迎（？）するのである。

でも、生命保険のおばちゃんが来た時、
ココちゃんは出てこなかった。

・・・とゆーことは、
その時から既に彼女は家にいなかったに違いない。

ぎゃあどーしょーっ
（今　発見したんですけど、なんぼでも大きな字にできるんですね。
　ちょと　感激しました・・・。）

べ、ベランダから落ちたんかも。

それとも、ベランダの手すり伝いによその家に無断侵入して
拉致されたんかもしれん。

拉致されて、保健所に通報されたんかもしれん。

ひー！！可愛がったらへんかったからや！！
ごみんよー！！　ごみんよー！！

息子が　午後12時前のベランダで
「ココ、ココ！」と呼んでいる。

「そっから　落ちたんやろか・・！」と私。
「俺も今、それを考えてたんやけど、どうも　その気配はない。」
と息子。

その気配はないって・・わてらが仕事に行ってる間に
落ちて死んで誰かがどっかに通報して、
既にきれいに片付いてるのんかもしれへんやんけ～～。

いくらほったらかしの猫とは言え、
この14階に引っ越してきてから　9年間は
玄関からは両隣1ｍくらいしか行ったことのない
びびりな猫が、
いなくなったとなれば　ふ・不憫じゃ。

ココ。　ココ。　ココちゃあ～～ん！！

押入れの中の布団をめくりあげたり、
時々　風呂場に閉じ込められていたりするので
あちこち　探し回るワテに
息子が冷たく　言い放った。

「ま、取り敢えず　今晩は寝たら！？」


つびつびこんちにゆ。（ちちさんすまんの。）



　　　　　　　台所のガラス戸を閉めると
　　　　　　　すぐに　こんな顔で
　　　　　　　「あけてーにゃー・あけてーにゃー。」と
　　　　　　　うるさい、
　　　　　　　びびりのココちゃんなのに・・。
　　　　　

ゆうべのゆうべの秘密。

ゆうべのゆうべ・・・早い話が、おとついの出来事である。

後から思えば、昼から異変はあったのである。

私は家から歩いても２０分程のところで働いていて、
ちゃりんこで配達や集金に行ったりしたついでに、
たまに　家に寄るときがある。

おとついの昼ごはんも、
そうゆーわけで自宅でそそくさと摂り　再度出かけようとしたら、
たまたま　「生命保険の満期の手続き」　におばちゃんたちが訪れた。

なんせ仕事中なもんで、その手続きも　あたふたと済ませ、
事務所にもどったのである。

夕方、仕事を終えて帰宅。

晩ごはんは、豚肉とミズナのしゃぶしゃぶと
朝から決めていたので、
昆布を浸けていた鍋に出しじゃこを放り込んだ。

また、アイツが来て

「なーなーなーなー、じゃこ　ちょーにゃい！！
　にゃーにゃーなーなー。」と

つきまとわれるのが　うっとおしいなと思ったが、
押入れの中ででも寝ているのか、出てこない。

いつもは、冷凍室あけて煮干の袋を出してる音だけで、
どこからか　シャーッと寄ってくるくせに、
よっぽど　ぐーすか寝てるねんな・・、めずらし。

さて、すっごく　おいしいダシがとれて、
ウマイモンにしか「ウマイ。」と言わない息子が
「ウマイ。｣と言って食べてくれ、
満足なオカンの夜は更けていったのである。

二人家族で二人とも働いているので、
夕食後もバタバタと　ソレゾレに忙しい。

が、二人ともお風呂も済ませ、
この頃　自分の部屋が寒いからと言って、
居間で寝泊り（？）している息子に
「ほんじゃね。」とお暇を告げて、
自分の部屋に寝に行こうとしたとき、

　　「あ」

　　　「ココちゃんが　いない」

　　と、気づいたのである。

　　
　　つびこんちにゆう



　　　　　　　　　大和川の土手をどんどんどんどん
　　　　　　　　　遡っていった。　ままちゃりで。



　　　　　　　　　柏原の山のブドウ畑のブドウの木は
　　　　　　　　　まだ枯れ木のように裸んぼだったけど、
　　　　　　　　　畑の片隅には　梅が咲いていた。
　　　　　　　　　やっと　春。