わてが子供時分 実家は大衆食堂であった。
おばあちゃんが大家族の頂点で、店の女主人である。
毎日、早朝の4時頃から 店のおかずを仕込み始める。
サバの煮付け・ほうれん草のおひたし・きんぴらごぼう・ぬた・
出し巻き玉子・野菜のてんぷら・おからの炊いたんなどなど、
毎日毎日 15・6種類のおかずを大きなバットいっぱいに煮炊きし、
その次に盛り付けていくのも おばあちゃんのシゴトであった。
そんな家(しかも三世帯同居の大家族)で育ったもんで、
わての兄弟・いとこたち・叔父に叔母は男女を問わず、
(それなりに)料理上手に育った。
(弟が二人いますが、下の弟が炊いた煮しめは むちゃうま。)
だから、わても 家の手伝いって嫌いやったし、
特に料理を教えてもらうこともないまま結婚したけど、
食生活に困ることはなかったのである。
・・・コーヤドーフを除いては・・。
おばあちゃんが 大鍋に湯を沸かし、乾物のコーヤドーフをばーっと放り込み、
その上からもう一つの大鍋を重ねて押さえつけていた・・。
しばらくして、湯の中でふっくらとふくらんだコーヤドーフを
一個一個 手のひらに載せて、ぎゅーっと押さえつけていた
・・・ような・・いなかったような・・・はるか彼方の記憶・・。
この記憶に従いコーヤドーフを炊いていたわてですが、
おいしく炊けたことがなかったのです。 なぜか。
味付けは問題でなく、
あの独特のジューシーなふっくらさがぜんぜんなく、
カスカス、
噛めばキュッキュッと音がする。
こ、こんなモンはコーヤドーフでもなんでもない・・。
「ああ、またか・・がっくり・・」
「コーヤドーフの おいしさは、湯戻しで決まるんじゃ!!」
っつう、吉田義男のTVコマーシャル(白黒) 知りません?
(知らん人は バビさんに YOUチューブで検索してもらってください。)
戻す時の湯の温度をかえてみたり、
戻す時の入れモンが狭いから充分大きく戻らへんのんかもと大鍋で戻してみたり、
二個だけ入れてみたり、
出しに入れてからの煮込む時間が短いのんかもと長く炊いてみたり・・
と涙ぐましい努力を重ね、
何人もの料理上手に訊いてみても、
「え、別にフツーに戻して炊くだけやし・・。なんでやろねー」と
謎は解明されなかったのです・・。
はっきり言って、このごろは
スーパーで、調理済のコーヤドーフ(一個105円也)を
買って食べていた私です。 しくしく・・。
黒豆だって上手に炊けるし、キズシだって作れるし、
梅干だってちゃんと自分で漬けるし・・。
(まあ、ヌカヅケは一回失敗してから漬けてへんけど・・。)
うっうっ。
なんで、コーヤドーフが・・・。
で、一つ おもしろい事に、
同じように育った従姉妹のしづちゃんも、超料理上手なくせに、
コーヤドーフがうまく戻らへんとゆーていたのですわ・・。
そこらに何か手がかりが ありそう・・??
(後から思えば・・なるほどなー・・ですけど。)
そやから つびこんやっちゅーねん・・。
天国の おばあちゃん、今年のお正月も
ヤシャゴたちが 集まりましたよ~~。
おばあちゃんが大家族の頂点で、店の女主人である。
毎日、早朝の4時頃から 店のおかずを仕込み始める。
サバの煮付け・ほうれん草のおひたし・きんぴらごぼう・ぬた・
出し巻き玉子・野菜のてんぷら・おからの炊いたんなどなど、
毎日毎日 15・6種類のおかずを大きなバットいっぱいに煮炊きし、
その次に盛り付けていくのも おばあちゃんのシゴトであった。
そんな家(しかも三世帯同居の大家族)で育ったもんで、
わての兄弟・いとこたち・叔父に叔母は男女を問わず、
(それなりに)料理上手に育った。
(弟が二人いますが、下の弟が炊いた煮しめは むちゃうま。)
だから、わても 家の手伝いって嫌いやったし、
特に料理を教えてもらうこともないまま結婚したけど、
食生活に困ることはなかったのである。
・・・コーヤドーフを除いては・・。
おばあちゃんが 大鍋に湯を沸かし、乾物のコーヤドーフをばーっと放り込み、
その上からもう一つの大鍋を重ねて押さえつけていた・・。
しばらくして、湯の中でふっくらとふくらんだコーヤドーフを
一個一個 手のひらに載せて、ぎゅーっと押さえつけていた
・・・ような・・いなかったような・・・はるか彼方の記憶・・。
この記憶に従いコーヤドーフを炊いていたわてですが、
おいしく炊けたことがなかったのです。 なぜか。
味付けは問題でなく、
あの独特のジューシーなふっくらさがぜんぜんなく、
カスカス、
噛めばキュッキュッと音がする。
こ、こんなモンはコーヤドーフでもなんでもない・・。
「ああ、またか・・がっくり・・」
「コーヤドーフの おいしさは、湯戻しで決まるんじゃ!!」
っつう、吉田義男のTVコマーシャル(白黒) 知りません?
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戻す時の湯の温度をかえてみたり、
戻す時の入れモンが狭いから充分大きく戻らへんのんかもと大鍋で戻してみたり、
二個だけ入れてみたり、
出しに入れてからの煮込む時間が短いのんかもと長く炊いてみたり・・
と涙ぐましい努力を重ね、
何人もの料理上手に訊いてみても、
「え、別にフツーに戻して炊くだけやし・・。なんでやろねー」と
謎は解明されなかったのです・・。
はっきり言って、このごろは
スーパーで、調理済のコーヤドーフ(一個105円也)を
買って食べていた私です。 しくしく・・。
黒豆だって上手に炊けるし、キズシだって作れるし、
梅干だってちゃんと自分で漬けるし・・。
(まあ、ヌカヅケは一回失敗してから漬けてへんけど・・。)
うっうっ。
なんで、コーヤドーフが・・・。
で、一つ おもしろい事に、
同じように育った従姉妹のしづちゃんも、超料理上手なくせに、
コーヤドーフがうまく戻らへんとゆーていたのですわ・・。
そこらに何か手がかりが ありそう・・??
(後から思えば・・なるほどなー・・ですけど。)
そやから つびこんやっちゅーねん・・。
天国の おばあちゃん、今年のお正月も
ヤシャゴたちが 集まりましたよ~~。