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ソニー仙台TEC 「追い出し部屋」消滅 ― 労組「リストラ暴走とめるまでたたかう」

2014-10-12 | 人権・生存権・労働者の権利を守ろう

 ソニー仙台テクノロジーセンター(仙台TEC、宮城県多賀城市)で、仕事を奪って退職を強要する「追い出し部屋」が消滅したことが分かりました。昨年、労働者を遠隔地に出向させた問題でも、労働者が仙台TECに戻ってきています。


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(写真)支援者の前でリストラ闘争への決意を語るソニー労働者たち=6月、宮城県多賀城市

 ソニー労働組合仙台支部(電機連合加盟)の松田隆明委員長は「仙台TECの『追い出し部屋』廃止は、労働者が組合に加入して立ち上がったことと、世論や仲間の支援による貴重な到達点です」と強調しています。

 ソニー仙台TECの「追い出し部屋」は、「キャリアデザイン推進部・仙台サイト」という名称で、労働者は社内外で仕事を見つけるよう命じられていました。同部署は8月に消滅しています。ソニー本社は「詳細はいえない」としています。

 ソニー労組によると、7月時点で仙台の「追い出し部屋」に5人が残されていました。その後、順次4人に仕事が提供されるなど、会社の対応が始まっています。

 「追い出し部屋」が社会問題となった昨年、会社はリストラ手法を切り替え、通勤に片道2時間以上かかる豊里サイト(宮城県登米市)への出向か、退職に応じるかの選択を迫りました。今年8月までに、出向になっていた7人中5人が仙台TECに戻り、職場で話題になっています。

 ソニー労組の組合員2人が昨年7月、遠隔地出向命令の撤回を求めて仙台地裁に労働審判を申し立てていました。会社と組合はともに「円満に解決した」としています。

 松田委員長は「会社がリストラ自体を中止したわけではありません」と指摘します。ソニーでは、いまも10月末締め切りの早期退職募集が行われ、東京や神奈川の事業所では「追い出し部屋」で6カ月以上退職を拒否した労働者に対して、書類をスキャンしてパソコンに読み込むなどの単純労働に出向を命じています。ソニー労組の当該支部組合員が出向を拒否してたたかっています。

 会社は、仕事の成果と役割に応じるとした「降格あり・基本給減額あり」の新人事制度を提案。単純労働の「役割」につけられ、「成果」の出しようもない労働者には、大幅賃下げの退職圧力になります。

 松田委員長は「成果主義によるリストラの暴走は、全労働者に対する攻撃です。大企業の横暴勝手を許さないため奮闘します」と語っています。

赤旗まつりに出演11月2日午前11時半

 第41回赤旗まつり(東京都江東区の夢の島公園、11月1~3日)のトーク集会「STOP!ブラック企業・ブラックバイト、安倍政権の雇用大破壊」(2日午前11時半、メインアリーナ=BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館)に、ソニー労組仙台支部の松田委員長らも出演し、リストラとのたたかいを日本共産党の辰巳孝太郎参院議員とトークします。

 


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