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北朝鮮問題 国連総会で各国 “平和解決を”相次ぐ 韓国大統領「心からの叫び」

2017-09-23 | 歴史の流れは平和外交

ニューヨーク=池田晋】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、国連総会の一般討論で就任後初めて演説しました。今総会最大の課題の一つとなっている北朝鮮問題をめぐり、「分断された国の大統領として、平和こそが心からの叫びであり、歴史的義務だ」と平和的な解決へ強い決意を表明しました。

 文氏は、国連安保理で11日に全会一致で採択された制裁決議について「高く評価する」と述べ、完全な履行を各国へ促すとともに、北朝鮮がさらなる挑発行為を行うならば、新たな措置も模索しなければならないとしました。

 一方で、国連の精神は多国間対話による平和の実現にあると強調し、「朝鮮半島はその精神が最も差し迫って必要とされている場所だ。国連にさらに積極的役割を果たすことを求める」と対話による問題の根本的解決の必要性を訴えました。

 また、韓国は、北朝鮮の崩壊を望まず、吸収や人為的な手段による統一も求めないとし、北朝鮮が今でも歴史の正しい側に立つ決断をするならば、「支援をする準備がある」とも表明。緊張関係の過度の高まりや、偶発的な軍事衝突を避けるため、半島情勢は「安定的に管理される必要がある」と関係国の自制も求めました。

 さらに文氏は、朝鮮戦争の最中に住まいを奪われた避難民として生まれた自らの出自にふれながら、半島で緊張が高まるたびに戦争の記憶と傷が鮮明になり、平和を切望する心がうずくのが韓国国民の現状だと説明。自らが率いる新政権は、韓国史上初めて前大統領を弾劾に追い込んだ市民らの「ろうそく集会」で可能になったと紹介し、「私は『ろうそく革命』で平和のメッセージを送ってきた市民らを代表している」と国民の声を代弁しました。


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