6野党国対 臨時国会前倒しも
日本共産党、民主党、日本維新の会、みんなの党、生活の党、社民党の野党6党による国会対策委員長会談が18日、国会内で開かれ、東京電力福島第1原発の汚染水問題を審議する閉会中審査の早期開催、10月中旬に予定されている臨時国会の前倒し開会などを与党に要求していくことを確認しました。
会談では、国際オリンピック委員会総会での「(原発汚染水の)状況はコントロールされている」との安倍晋三首相発言について、東電の技術顧問でさえ「コントロールできていない」と明言したことなどから、首相の発言は事実と異なるとの批判が続出。原発を所管する経済産業委員会や震災復興、災害、原子力など特別委員会での閉会中審査とともに、首相出席の予算委員会での審議が必要との認識で一致し、与党に申し入れることを決めました。
日本共産党の穀田国対委員長は、汚染水問題は緊急課題であり直ちに閉中審査を行うべきだと指摘しました。また安倍首相が来年4月の消費税増税実施の判断を10月1日に行う予定であることについて、「国会の審議を経ずにやってよいのか」と批判。増税や汚染水問題の他、環太平洋連携協定(TPP)交渉、オスプレイ配備・訓練強行、台風・竜巻の災害などを課題として、臨時国会を早期に、遅くとも9月末までに開くべきだと主張しました。
各党は、24日に野党書記局長・幹事長会談を開くことを確認しました。