遠足 ☆
苦しみの本質は
「 死 」 に直面しても耐えうるような光り輝く価値観を
健常なころより育んでこなかったところにあります。
まず 肚 ( はら ) を決めることが大切です。
じたばたしない肚を決めると ・・・ 物事は展開していきます。
それまでの浅薄な人生観
即ち 健康第一という価値観を ・・・ 転換させなければなりません。
それは ・・・ 価値観の深化を意味します。
人生で最も大切なものは何か ・・・ 。
「 禍福は 糾(あざな)える縄の如し 」 といいます。
幸せがしばらくつづくと ・・・ 今度は 不幸がきます。
不幸をしばらく耐えていると ・・・ また 春がやってきます。
人生の真実は 幸・不幸を超えたところにあるのではないでしょうか。
幸・不幸が 果たして必ず交互に訪れるものかどうかの詮議はともかく
不幸は やはり ・・・ 突然訪れるもののようです。
不幸の前兆があったとしても
それに気づくほど 現代人の感覚は鍛えられていません。
目前の生活の安泰のみ求める我々の視野の狭小は ・・・ 甚だしい。
迫り来る危機の警鐘が打ち鳴らされていても ・・・ 危機感を覚えることすらできない
著しい感受性の鈍磨が ・・・ そこに見られます。