負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

股・尻のはなし 3

2016-09-29 11:48:54 | 原発震災避難者


遠足



「 尻 」には

からだの一部としての「 尻 」のほかに

後ろ 終り 底 の意味が加わってきます


派生するいろいろな言葉も

自然 その両様に分別できるようです



「 尻馬に乗る 」 「 尻押しする 」

「 帳尻を合わす 」 「 尻取り遊び 」

「 目尻を下げる 」などは

あとの方に属しています


だが

「 長ッ尻 」 「 尻くすぐい 」

「 尻からげ 」なども

もともとの尻に絡んで

しかも 微妙に浮上しています



「 尻を端折る 」 「 尻癖がわるい 」

「 尻ぬぐい 」 「 尻がくる 」

「 尻ごみする 」など

皆 どっちともつかずですが ・・・


たいへん有効に用いられていますなァ~








股・尻のはなし 2

2016-09-29 08:48:10 | 原発震災避難者


遠足



股の話なんぞ

ハバカリが多いですが

意外に ・・・ 味がありますぞ~



道中を「 股にかける 」意味なのだろうか

「 股旅 」とは ・・・ 面白い


日本のある側面を語るのに

見逃せない言葉の一つでしょう



すっかり過去のもののように思っているが

だから 「 股旅もの 」が

変わらぬ人気を得ているのか

それとも 今日にも姿こそ異なれ

その種の境涯が生き続けているからなのか



「 ふた股膏薬 」のもとの意味も

今日では ハッキリしなくなったが


単に 「 二股かける 」感じで

ただ日和見(ひよりみ)より

エゲツない意味に言われているが ・・・ 普通ですね








股・尻のはなし 1

2016-09-29 05:46:56 | 原発震災避難者


遠足



歩幅をあらわす

「 大股 」 「 小股 」は

分かりやすいですが ・・・


「 小股の切れ上がった 」女の

その「 小股 」とは

なんぞや?

どこをサスのや?

と 高名の画家や学者やらが

議論していました


私らごときド素人が

割り込むのは ・・・ 止しましょう



相撲の決まり手に

「 小股すくい 」というのもあるが

同じこの言葉が

相手のスキに付け入る意味も持ってきています


相撲のわざと

まるで無縁とは言えないが

決まり手そのままの転用ではなく

上手にふくらませて用いているのが

・・・ いいですなァ~








内臓のはなし 7

2016-09-28 11:59:09 | 原発震災避難者


遠足




「 キンタマが縮みあがる 」

おっと とっ とっ ・・・とつじょ失礼


事実のままで ・・・ いやいや

言い尽せぬ微妙なところを

「 腑抜け 」らしく

オカシク言い得ていて ・・・ 妙ですなァ~



「 腑抜け 」呼ばわりされるのは

間抜け野郎と呼ばれるより

・・・ 感じが厳しい


相手を呵責(かしゃく)なくやっつける批評語が多いことは

明かなのですが ・・・

私の場合

言われてイヤなのも

その実 一度経験してみたい気がするのも

・・・ 「 腑抜け 」らしいです








内臓のはなし 6

2016-09-28 07:09:30 | 原発震災避難者


遠足



脳は

あまり 口の端にのぼってきません


「 脳味噌 」 ・・・


いささか 柄が悪いが

「 脳天カチわるぞ 」などとやられた時の

凄い効果のほうを特記しておきましょう



新聞の一面でよく見かける「 首脳 」は

和製だか 本来の漢語だか

にわかに判断できずにいますが ・・・


いずれにせよ

エラそうなイヤな感じで

私の好きな言葉では ・・・ ありません








内臓のはなし 5

2016-09-27 22:23:44 | 原発震災避難者


遠足



「 どギモを抜かれる 」のと

「 生きギモを抜かれる 」のと

どっちが叶(かな)わんかなァんて


「 キモが坐った 」ような

「 キモが太い 」ような

さも「 肝っ玉 」そうな

呑気なことを言っていると ・・・


「 キモを冷や 」し

「 キモを潰す 」めに

遭わないとも限らない



「 キモに銘じ 」ておいたがいい

と ・・・ まァ 耳馴(な)れた言いまわしが

順繰りに ・・・ 口をついて出てきますね








内臓のはなし 4

2016-09-27 19:43:05 | 原発震災避難者


遠足



五臓六腑 ・・・ と言います


何と何が ・・・ 五で

何と何が ・・・ 六だか

言える人は少ないです


が 「 カンジンかなめ 」というくらいだから

名は ・・・ 知られていました


ことに 肝は胆ともども

「 きも 」と読まれて

なかなか ・・・ 重きをなしています








内臓のはなし 3

2016-09-27 11:00:00 | 原発震災避難者


遠足



「 腸が煮え繰りかえる 」

「 腸がちぎれ 」そう

・・・


「 はらわた 」という言葉も

胃とならぶ今日の腸とはややかけ離れた

あの「 腑分け 」の解剖学的知識とは別もの

何だか知らないが ・・・

腹の中でどろどろトグロを巻いた ・・・ あれやこれや

といった感じの「 ワタ 」だったかも知れませんな



それとも

「 切腹 」という物騒な武士の風儀がもたらした

実施の見分が

腸に限って ・・・

人々の目によく見えてということでしょうか


「 腸に腐ったヤツ 」という物言いに

・・・ そんな事情も察しられます








内臓のはなし 2

2016-09-26 22:09:32 | 原発震災避難者


遠足



日本人の目に

内臓が内臓らしく

識別され始めたのは

そう古い話ではありません


「 解体新書 」から

まだ せいぜい二百年あまり

しかも

われわれ庶民が生み出す言葉には

目に見えない部分への知識が

そう反映されるはずがありません


自然 関心も薄かったでしょう


今日の常識だと

心臓なみか それ以上に

内臓として重い意識や関心を

集めているはずの

胃や肺に絡んだ表現は

予想通り ・・・ 数少ないですね








内臓のはなし 1

2016-09-26 16:52:46 | 原発震災避難者


遠足



「 心臓だねぇ 」といえば

ホメ言葉に近い


健康状態を論評したのではない


モノに恐れぬ大胆不敵を呆れ

半分ホメたのですね


今言う「 大胆 」と同義の“からだ言葉”とみていい



医者に

お前の心臓は弱い と診断されれば

青くなるが

自身で

「 おれ 心臓ヨワいんだよ 」とやれば

これも“からだ言葉”になっていますね



内臓を そのまま

“からだ言葉”に用いた代表例の一つでしょう



「 心 」となると

むしろ 別扱い考えた方がいいですね








胴のはなし 6

2016-09-26 09:38:51 | 原発震災避難者


遠足



「 と胸をつかれる 」という言いかた

が 面白いと思う


芝居でいう

ト書きの「ト」なのだろうか


前段に何事かあって

その挙句に

・・・ ト

胸をつかれる

つまり ハッとなる


それが「 ト胸 」煮つめてしまってある



いつ だれが思いついて

使いだしたのか知らないが

言葉の生かしようの自在なのが

・・・ 印象的です


そういう意味では

「 へそ繰り 」

「 へそ曲がり 」

なども優秀だが ・・・


「 ホゾを噛む 」には感じ入る


日々 実感が増すのが

・・・ ニクいですね








胴のはなし 5

2016-09-26 06:39:02 | 原発震災避難者


遠足



「 肩 」で無視できないのが一つあります

「 肩書 」です



どこの国でも そうなのか

日本は とくにそうなのか

知らないけれど ・・・


とにかくも

これの好きな人が多いのは

・・・ 事実のようです


好きで多いだけならまだしも

これをふりかざして

クサい政治力を発揮する人の

各分野に あまり多過ぎるのには

・・・ 参りますなァ~





・・・ ご覧ねがいます! ・・・

南相馬市や双葉食堂を視察する日帰りバスツアー (2016.9.24)







胴のはなし 4

2016-09-25 22:41:35 | 原発震災避難者


遠足



胴体にも いろいろ含まれている


腹や 背や 腰や

尻や またの話はべつにしても

胸や 肩 ないし へそや

乳の ・・・ ことばを

ここでまとめておこう ・・・


例えば

「 垂乳根(たらちね) 」とは

・・・ 面白いです



「 肩すかし 」は

相撲の決まり手の一つだが

もっと自由に利用しています


あざやかに決まると

スカっとする手に違いないが

さて それほど愉快な勝手でもありますまい


一瞬のスキをつくのであり

力勝ちの感じは ・・・ うすい


この手が

だが時にビシっと決まるのは

肩というやつ

往々にして 力が不自然に入ってしまうからです


「 肩肘はる 」からです

「 肩で風切ろ 」うとするからです







胴のはなし 3

2016-09-25 19:41:32 | 原発震災避難者


遠足



「 胴 」には 太い感じがよみとれるらしい


「 胴間声(どうまごえ) 」だの *1

ばくちの「 胴元 」

「 胴親 」に ・・・ その気味があります


「 胴欲 」も同じでしょう *2

太ぇ奴だ ・・・ というところでしょうか






*1
調子はずれの太く濁った下品な声。胴張り声
*2
非常に欲の深いこと







胴のはなし 2

2016-09-24 20:55:38 | 原発震災避難者


遠足



まぁ 昨今では

「 胴上げ 」が 一番ポピュラーでしょう


「 胴震い 」というのも 聞かなくなりました

「 胴忘れ 」と書く人も あるにはあります

しかし これは

ド忘れ ・・・ と書いた方がいいですね


接頭語かとも思われます


関西でよくいう「 胴突く 」などは

もともとは

この文字どおりであったかも知れないが

ドツイタルという攻撃語に

ことさら 胴体がターゲットという印象は

今では ・・・ 薄れているように思いますね