負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

大晦日の覚悟 その2

2015-12-31 11:33:40 | 原発震災避難者


遠足



過去にあった

いいこと 楽しかったことを

よく記憶しておいて ・・・

いつもその実感とともに生きればいい。


これだけ

面白い人生を送ったのだから

もういつ死んでもいい ・・・ ということです。



「 今日まで ありがとうございました 」と

たった一言 ・・・ 感謝だけはすることにしています。



そうやって 一日一日

心の帳尻を合わせておくと

いつどういう変化に襲われても

・・・ やんわり受け入れられそうな気がします。



明日は ・・・ 元日です。







大晦日の覚悟 その1

2015-12-31 08:28:10 | 原発震災避難者


遠足



明日 自分の身に何が起きるか

・・・ わかりません。



今日は

歩けて

おしゃべりができて

ご飯が食べられたけれど


明日は

口が利けなくなるかもしれないし

目が見えなくなるかもしれない。



明日の保証はない

・・・ と覚悟する。


これは ・・・ 老年の身だしなみ。



今日は ・・・ 大晦日です。


( その2につづく )







その人なりに

2015-12-30 19:21:23 | 原発震災避難者


遠足



人は

その時その時の運命を受け入れる以外に

・・・ 生きる方法がありません。


その範囲の中で

自分は何ができるかを

・・・ 考えるしかありません。



昔のようにできないと思うと

苦しくなりますから

その時々

その人なりにできることをやればいいのだ

・・・ と思います。







災害の傷跡

2015-12-30 13:44:06 | 原発震災避難者


遠足



「 記録は消えても記憶は残る 」

という言葉があります。



災害の傷跡について ・・・

物質的なものを復興するのは

それほど難しいことではないかもしれません。


予算と時間をかけさえすれば

元通り あるいは 元以上に

・・・ 復興することも可能でしょう。



しかし

人間の心に刻まれた痛みの記憶というものは

どんなに予算をかけても

どんなに努力しても

簡単に消すことができないような

深いものがあるのではないかと思います。


被災地以外の人たちが忘れ去った時になっても

そこに生きた人々の心のなかに残った傷跡というのは

生き続けて ・・・ 消えることがないのではないでしょうか。










百人百通りの人生

2015-12-29 09:13:31 | 原発震災避難者


遠足



百人いたら ・・・ 百通りの人生。


そして ・・・

そのひとりひとりが精いっぱいのなかで

この世の中で

体というもの 心というものを

精いっぱい支えながら

とりあえず ・・・ 生きています。



生きているということだけで

大変なことじゃないか ・・・ ということを

どうしても 感じないわけにはいきません。







悲しみを背負って その2

2015-12-28 22:00:09 | 原発震災避難者


遠足



人生を悲観的に見るな

ということが ・・・ よく言われます。


では 楽観的に見ればいいのか。



大いなる楽観と大いなる悲観というのは

じつは 裏表の一枚の硬貨ではないないでしょうか。


深い悲しみがなくて

・・・ どうして本当の意味での喜びを

手のなかにつかむことができましょうか。



昔の人は言いました。

「 重き荷を負うて長き道のりを歩くがごとし 」


じつに悲観的な考え方かもしれませんが

どうしても避けることのできない真実が

・・・ そこにはあるような気がします。







悲しみを背負って その1

2015-12-28 19:20:14 | 原発震災避難者


遠足



「 人間は泣きながら生まれてきた存在である 」

などと言うと

マイナス思考であり ・・・ 暗い感じがします。


しかし

照る日もあれば 曇る日もある。

これは ・・・ 当たり前のことですよね。



人間というのは

・・・ 悲しみを背負って生きている存在。


そう考えることが ・・・

人間が強く生きていく上での

ひとつの大きな支えになる可能性もある。


ずっと ・・・ そう考え続けています。


( その2につづく )







年寄りの才覚 その1

2015-12-27 19:29:03 | 原発震災避難者


遠足



人には

育てられる時期と育てる時期があります。



若い頃は 能がなくても

年上の人が押し出してくれました。


年をとったら 今度は

自分たちが そういう立場だとわからなくてはいけない。



大局に立って

その時その時の自分の立場を確認しながら

若い人の出る幕を作ってあげるべきでしょうね。


それが ・・・ 年を重ねた者の才覚です。

( その2につづく )







自立 その2

2015-12-25 13:08:10 | 原発震災避難者


遠足



老人といえども

強く生きなくてはなりません。



歯を食いしばってでも

自分のことは自分でする。

それは ・・・ 別に

虐待されていることでもなければ

惨めなことでもありません。


だれにも与えられた

・・・ 人間共通の運命なのですから。










自立 その1

2015-12-25 09:52:47 | 原発震災避難者


遠足



老人であろうと

若者であろうと

原則は ・・・ あくまで自立すること。



年をとるにつれて なおのこと

その重大さを感じるようになりました。


自立とは

ともかく

・・・ 他人に依存しないで生きること

・・・ 自分の才覚で生きることです。


少なくと

・・・ 生きようと希(こいねが)うことです。


( その2につづく )







死の観念

2015-12-24 09:54:43 | 原発震災避難者


遠足



「 この生涯は ほんの短い旅にすぎません 」

・・・ たびたび聞いてきた言葉です。



死を認識すれば

死ぬまでにやりたいことが見えていきます。


死ぬ前に

甘い大福をお腹いっぱい食べたい

という人がいるかもしれません。


それでもいいのですが

とにかく死ぬまでに

やりたいと思うことを明瞭に見つけて

・・・ そちらの方向へ歩いて行く。


そして ある日

・・・ 時間切れで死んでしまう。

誰でも最後は

・・・ だいたいそういうものです。



しかし

いいこと おもしろいこと 凄いことをやる人は ・・・ 皆

心のどこかに確実に

・・・ 死の観念を持ち続けていたような気がします。







孤独 その5

2015-12-22 22:21:58 | 原発震災避難者


遠足



私は

「 ささやかな人生 」 ・・・ を生きる。


その凡庸さの偉大な意味を

・・・ 見つけられるかどうか。


それが わが人生を

成功させられるかどうかの分かれ目なのだろう

・・・ と思っています。







孤独 その4

2015-12-22 19:21:15 | 原発震災避難者


遠足



老年の仕事は

・・・ 孤独に耐えること。



孤独だけがもたらす時間の中で

・・・ 自分を発見する。


自分は

どういう人間で

どういうふうに生きて

それに ・・・ どういう意味があったのか。

それを発見して死ぬのが

・・・ 人生の目的のような気もします。


( その5につづく )