欲望がこうじてきて、夢中になって行動すると周囲のもの全てが見えなくなってしまう。金がほしくて、なんとか手に入れようと夢中になっている人がいた。金売り場の前を通りかかり、いきなり金を掴んで逃げ出したので、見ていた役人は、すぐ取り押さえてしまった。そして、大勢の人や、警備の人までが居る前で、どうして金を盗もうとしたのかと聞くと、その人物は、金を取るときは、金しか見えませんでした。
人のいることは、ちょっとも目に入らなかったと言ったそうです。普通常識人なら、何という見境のない人物だろうと思うだろうが、しかし、現実に、間抜けな泥棒のような人間は、往々にして世間では見られる。つまり、欲に夢中ななったり、仕事に夢中になり、自分の周りのことが見えなくなって愚かなミスをしてしまうことで、間抜けな盗人を笑うことではない。
人のいることは、ちょっとも目に入らなかったと言ったそうです。普通常識人なら、何という見境のない人物だろうと思うだろうが、しかし、現実に、間抜けな泥棒のような人間は、往々にして世間では見られる。つまり、欲に夢中ななったり、仕事に夢中になり、自分の周りのことが見えなくなって愚かなミスをしてしまうことで、間抜けな盗人を笑うことではない。