詩を書きたいのではなく
ほんとうは詩を生きたい
音楽を聞くのではなく
旋律のなめらかに絡まり合う一本になりたい
景色を見るのではなく
窓のように風景の夢に重なりたい
ほんとうは生きるのではなく
永遠の中に釘付けされたい
白い壁に葉の影を映し出す
冬の朝の光が結晶化した
瞬間という永遠の中に
そして春になり
ひびわれて
溶けるのではなく
粉々になりたい
ほんとうは願っていないけど
ほんとうはそう願っている
と信じられる気のする幸福な
ほんとうは少し悲しい
砂時計からこぼれ落ちる時間
ほんとうは詩を生きたい
音楽を聞くのではなく
旋律のなめらかに絡まり合う一本になりたい
景色を見るのではなく
窓のように風景の夢に重なりたい
ほんとうは生きるのではなく
永遠の中に釘付けされたい
白い壁に葉の影を映し出す
冬の朝の光が結晶化した
瞬間という永遠の中に
そして春になり
ひびわれて
溶けるのではなく
粉々になりたい
ほんとうは願っていないけど
ほんとうはそう願っている
と信じられる気のする幸福な
ほんとうは少し悲しい
砂時計からこぼれ落ちる時間