詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

桜の写真!

2019年04月07日 | 雑記
昨日は母と待ち合わせをして、近所のお寺に桜を見に行きました。

小さなお寺ですが、普段よりも人が多く訪れていて、それぞれ桜の下で写真を撮ったり、ベンチに座って過ごすなど、のどかな光景に、私ものんびりした気持ちになりました。

靴を脱いで本堂に上がり、仏様に甘茶をかけてください、という案内があり、その通りに、過去、現在、未来のために、三回、甘茶をかけました。本堂を見回しました。とても静か。桜を見ながら母と境内を歩いているだけで、旅をしている気分になりました。

さきほど本を読んでいて、「スマートフォンやパソコンさえあれば、誰でも創作活動や表現活動ができる」と書いてあるのを読んで、「あ、桜の写真を撮らなかった!」と、思い出しました。

昨日は『失われた時を求めて』とチョコチップクッキーという、プルーストセミナーの先生にお見せしたら怒られそうな、というと、ミスターイトウに怒られそうな、ただ、なかなかない取り合わせ!と自分で喜んでいただけの、くだらない写真、というか、UPすることがくだらない、ような写真を載せましたが、今日は桜の写真です。

昨日は撮らなかったので、数日前に撮った写真。


母と別れた後は、最終回だったNHK ラジオ、小野正嗣さんの『歓待する文学』を聴きながら歩いて家まで帰りました。

母と、昨年亡くなった父の話をしていたのですが、そのつながりで、兄や従兄弟の話などもし、生活ということについて、新しく感じることがありました。なんだか、まるで生まれて初めて地面に降り立ったような鮮明さと、確かさを感じながら、夕暮れの街を小野正嗣さんの「本は、みんなに読まれることを待っている。本がみんなに生きてほしいと言っているのではないか」という言葉を聴いていました。

書きあらわすのも、覚えておくのも困難なほど、淡い心の揺れ方で、でも忘れるのはもったいないほど不思議なあたたかい時間が流れていました。
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