引っ越しで忙しくて更新できない……というのは言い訳。
でも片付け(物をしまう場所を決める)は決断の連続なので、脳をたくさん使ってしまって、とてもくたびれてしまって。休んだ気のしないGWが終わることを悲痛な気持ちで思っていたけれど、会社に行って元気になった。
本棚にエーリック・フロムという人の『自由からの逃走』という本がもう20年くらい差してあってその背表紙だけは何度も読んでいて、もう内容もわかった気になって、確かに確かに、と、思っている。私も、自由苦手(本の内容は今の日本にもつながる、もっと恐ろしい話だと思うけれど)。
私の理想は村上春樹さんで、自分の力でなんでもできる、自分の人生を自分で自分の思うようにしていける、ということなのだけれど、その両極端かと思うほど、ぜんぜんだめ。なんにもできない。自由な時間がたくさんあるとかえって、なんにもできない、の気持ちにがんじがらめになる。
そうして休日こそ、片付けをパッパッパーとやってしまって、文章を書いたりすればいいのに、ネガティヴな気持ちに囚われていて、重力が普段の5倍ぐらい。
一応、心のGに抗って、いろいろと、ちょこちょこと、詩も書きかけてはみる。でもどれもなかなか進まない。それで心地良いすみっこシリーズで難をしのごうという考え。
ピアノの上に置いているお気に入りのランプ。
高松に住んでいたとき、Little Garden というカフェがありました。個人のお宅で趣味が高じて素晴らしいお庭を作ってしまい、もったいないのでみんなが楽しめるようにとお庭を公開して、お茶も飲める、という素敵なところ。夢見心地になれるところ。そこで購入したランプ。ご夫婦でお庭に凝っているのだけれど、そのときすでに定年退職されていたご主人は、現役の頃も徹夜で庭造りに没頭していたらしい。つまり昼間は会社、夜は庭造り、という生活。すごい!考えられない。私には、とてもムリ。
ご主人はとてもおしゃべり好きな方で、私はガーデニングどころか、植木鉢さえ、ムスカリさんひと鉢しかお世話をしていないのだけれど、興味津々で夢中になってお話を聞いた。
そのとき、私は初めての言葉に出会ったのだ。
「水平をとる」という言い方。
意味はニュアンスでなんとなくわかったけれど、え、水平をとる!?
お店を後にした車中で、すぐ夫に尋ねた。「水平をとる、水平をとる、水平をとるとるとるだって、水平を、こう奪(と)っちゃうの?」手をすべらせる真似。
「水平を取る」とは、水平を作る、ということなのですね。技術職系の夫には、普通の言い方だったらしい。あの方も技術職なのかもしれないね。雰囲気からして、もしかしてあそこの会社にお勤めだった人かもしれないね、なんて盛り上がったのだけれど、技術職でなくてもみんな知ってる言い方だったか、もしや。恥ずかしや。
その後もLittle Gardenには何度か足を運んだ。他県など遠方含め、いろんなお庭を訪ねるツアーも定期的に開催されていて、とても参加したかったけれどいつも開催が平日だったので、残念無念なことに参加できずじまいだった。
高松は大好きなところがたくさんあったけれど、いまも心に残るそんな場所のひとつ。また行きたい。
でも片付け(物をしまう場所を決める)は決断の連続なので、脳をたくさん使ってしまって、とてもくたびれてしまって。休んだ気のしないGWが終わることを悲痛な気持ちで思っていたけれど、会社に行って元気になった。
本棚にエーリック・フロムという人の『自由からの逃走』という本がもう20年くらい差してあってその背表紙だけは何度も読んでいて、もう内容もわかった気になって、確かに確かに、と、思っている。私も、自由苦手(本の内容は今の日本にもつながる、もっと恐ろしい話だと思うけれど)。
私の理想は村上春樹さんで、自分の力でなんでもできる、自分の人生を自分で自分の思うようにしていける、ということなのだけれど、その両極端かと思うほど、ぜんぜんだめ。なんにもできない。自由な時間がたくさんあるとかえって、なんにもできない、の気持ちにがんじがらめになる。
そうして休日こそ、片付けをパッパッパーとやってしまって、文章を書いたりすればいいのに、ネガティヴな気持ちに囚われていて、重力が普段の5倍ぐらい。
一応、心のGに抗って、いろいろと、ちょこちょこと、詩も書きかけてはみる。でもどれもなかなか進まない。それで心地良いすみっこシリーズで難をしのごうという考え。
ピアノの上に置いているお気に入りのランプ。
高松に住んでいたとき、Little Garden というカフェがありました。個人のお宅で趣味が高じて素晴らしいお庭を作ってしまい、もったいないのでみんなが楽しめるようにとお庭を公開して、お茶も飲める、という素敵なところ。夢見心地になれるところ。そこで購入したランプ。ご夫婦でお庭に凝っているのだけれど、そのときすでに定年退職されていたご主人は、現役の頃も徹夜で庭造りに没頭していたらしい。つまり昼間は会社、夜は庭造り、という生活。すごい!考えられない。私には、とてもムリ。
ご主人はとてもおしゃべり好きな方で、私はガーデニングどころか、植木鉢さえ、ムスカリさんひと鉢しかお世話をしていないのだけれど、興味津々で夢中になってお話を聞いた。
そのとき、私は初めての言葉に出会ったのだ。
「水平をとる」という言い方。
意味はニュアンスでなんとなくわかったけれど、え、水平をとる!?
お店を後にした車中で、すぐ夫に尋ねた。「水平をとる、水平をとる、水平をとるとるとるだって、水平を、こう奪(と)っちゃうの?」手をすべらせる真似。
「水平を取る」とは、水平を作る、ということなのですね。技術職系の夫には、普通の言い方だったらしい。あの方も技術職なのかもしれないね。雰囲気からして、もしかしてあそこの会社にお勤めだった人かもしれないね、なんて盛り上がったのだけれど、技術職でなくてもみんな知ってる言い方だったか、もしや。恥ずかしや。
その後もLittle Gardenには何度か足を運んだ。他県など遠方含め、いろんなお庭を訪ねるツアーも定期的に開催されていて、とても参加したかったけれどいつも開催が平日だったので、残念無念なことに参加できずじまいだった。
高松は大好きなところがたくさんあったけれど、いまも心に残るそんな場所のひとつ。また行きたい。
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