詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

もしかして間違いなんてことが

2017年11月11日 | 雑記
信じていたことはいつのまにか信じていたことで、信じるための根拠がきちんとあるわけでもなかった。こう思ったとき、私は何を信じていた、と思ったのか……。

ーもうそのときには、その居間も、あまたのものが、きらきらと輝きながら、燃えるような光を放っていました。とりどりの器物のうえには、それぞれに、絹布やビロードが、ふんわりと掛けられて、さながら、黄金(こがね)いろの、一面に燃えたつ炎を、消し止めようとするかのようです。ー
『神さまの話』リルケ

カフェインのまぶたに

夜になって、コーヒーを入れてテーブルにつき、ほっとした。がぶりと大きなチョコレートに噛みつくように、日記のためのノートを開いた。私は薄く薄くひきのばされて、身体のまわりの印象がぶ厚く迫ってきていた。そういう幸福もあった。私はさみしくて、いつも意気消沈していて、いつもカフェインを欲していた。それが地面であるかのように。

詩……整えるというよりは、崩れていく過程を魚拓のように写し取ったもの?雪崩の中に奇妙な配列や突飛な物のきらめくのを見つける。
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