異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

ラマダン

2009-08-03 23:33:14 | Weblog
知らないうちに今年もラマダンが近づいている。
エジプト研究員夫人に教えられて、はたと気がついた。

純粋太陰暦であるイスラム暦(ヒジュラ暦)は、閏月による地球が太陽を回る周期との補正を行わず、一ヶ月が29日の月と30日の月を交互に繰り返していく。 従って1年間が354日となるので、1年ごとに11日ほど太陽暦とずれて行く。
ラマダンとはビジュアラ暦の第9月の事で、このラマダンの間は、イスラム教徒の義務のひとつである「断食(サウム)」が行われるのだ。

昨年は、夫人が開いたラマダン明けのパーティで、初めてラマダンを実感した。モロヘイヤのスープをはじめ3種のスープから始まって、様々なエジプト料理を総勢20人が堪能。デーツもなかなか美味だった。炊き込みご飯でナッツがたくさん入ったヤツ、今年も作ってくれるかなー?イスラムの風習って、結構アジア人には分かりやすいところがある。断食をするれば、貧者の境遇を慮ることができるというあたり、また全ての行動の評価点は、その意志がどんなものかを問うというあたりなど、昔の日本にも通ずるものがある。

いまや、グローバリズムのせいか、貧者を踏みつけ搾取するのが世の風潮っぽく、意志より目先の利益が評価点になってしまったきらいがあるけど。。。。。
やっぱ、それってカッコ悪いんでは?


イスラム暦 入り    明け
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