愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

長浜観光

2017-01-12 | 日記
朝3時起床。なに、私は早寝早起きなので余裕である。

滋賀方面行きの朝一の快速に乗って長浜駅に8時に到着。大阪駅から2時間くらいかかった。京都までは近いもんだが、滋賀に入ってからが遠く感じるな。今日のコンサート会場は米原。この機会に浅井三姉妹の故郷の小谷城に行っておこうと決めていた。しかしながら、小谷城は山城であり、前日はまる一日雨降りだったため登城には難儀するかもしれない。また、今日は一時雨の予報も出ている。そんなに山ん中に入るわけではないが、やはり山道で雨にふられるとやっかいだ。このようなわけで小谷城攻めは断念することにした。彦根城というプランもあったが、ここはまる一日かけて探索したいので取っておく。

駅前にある秀吉と三成の「出逢い」の像。よく知られている「三献の茶」のエピソードである。創作なんだろうけどね。

石田三成は長浜の生まれであることから長浜のゆるキャラは「三成くん」になっている。手に持ってるのは検地升か。彦根は「ひこにゃん」だろ。どう見ても勝ち目ないな。

今日は琵琶湖に浮かぶ竹生島と琵琶湖湖畔に建つ長浜城、そして長浜の人気観光スポットである黒壁スクエアに行くことにする。2時半の電車に乗らんとあかんから黒壁クスエアは時間が足りないかもしらんなあ。まずは竹生島クルーズに乗るために琵琶湖汽船の長浜港へ。竹生島には数年前に巡礼バスツアーで一度行っている。これで2回目である。

これから乗る高速クルーザー、船名は「べんてん」である。冬季は午前と午後の2便しか出ないと下調べしてて、10時の便に乗るつもりで下見に行ったのだが、今日は9時出航の臨時便が出るそうだ。これはラッキーだ。

速いー。寒いー。島までは30分である。臨時便の周知がされてないのか乗客は数人だけであった。

今回の旅はJRの「関西1デイパス」を利用した。大阪からだと彦根より向こうに行く場合はこれを使ったほうが安くなる。それに竹生島クルーズの切符(3070円)のおまけが付く。こんなお得なもん使うしかないよな。

上陸。上陸時間は80分。竹生島(ちくぶしま)は長浜市の沖合にある周囲2kmの小島である。島の名前は「神を斎く島」に由来し、「いつくしま」が「つくぶすま」となり「ちくぶじま」になったとされる。

島には竹生島宝厳寺と都久夫須麻神社(竹生島神社)、数件の土産物屋があるだけである。今は寺と神社は分かれているが、もともとは同じ宝厳寺である。昔は神社より寺のほうが上だったから。今は寺や神社のことを社寺っていうけど、昔は例えば寺社奉行とか寺のほうが前に付くよね。

急勾配の石段を上り、まずは宝厳寺の本堂である弁才天堂をお参り。本尊の弁才天像はもともとは東側にある弁才天社(今の竹生島神社本殿)に祀られていた。明治の神仏分離のときに、弁才天社は市杵嶋比売命を祀る竹生島神社となり、弁才天像は寺のほうに引っ越したわけである。神仏習合では弁才天も市杵嶋姫も同じだからね。

西国三十三所霊場の30番札所の観音堂へ。国宝の唐門と重文の観音堂は修理中だった。秀頼の寄進により豊国廟から移築されたもので、唐門部分は豊臣大坂城の唯一の遺構の可能性があるとされている。修理中だけど中でお参りはできる。札所本尊は千手観音菩薩。

観音堂と竹生島神社本殿をつなぐ渡り廊下「舟廊下」。秀吉の御座船「日本丸」の部材を利用して建てられている。ゆえに舟廊下。ここを渡ると本殿の真ん前に出る。

竹生島神社本殿。画像左が舟廊下。本殿は伏見桃山城から移築したもので国宝である。「市杵島比売命」「宇賀福神」「浅井比売命」「龍神」を祀るとなっていた。市杵島比売は弁天。宇賀福神は弁天の頭の上にのってる宇賀神のことだろうな。それと浅井氏の氏神だな。あとは平家に出てくる龍神だ。

本殿向いの龍神拝所からのながめ。当然、鳥居は琵琶湖に向いて立っている。さてと、そろそろ時間やな。

「べんてん」に乗船し長浜港へ。島よ、さらば。

おまけ。琵琶湖側からみた龍神拝所。

長浜編に続く?
コメント (1)
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