階段を一つ一つ

※全くもってお役に立たない、個人のメモです。m(_ _"m)

 

◆7月13日（月）曇りから雨へ。26－21℃　過ごしやすい気温。

相変わらず老猫介護に忙しい毎日、老猫に午前１時まで強制給餌をしても、午前4時には「おなかが空いた」と枕元に起こしに来る、飼い主には地獄のような日々が続いている。ざるに水をくむような日々。

夜、再放送のビフォーアフターのパリ編の録画を観た、久しぶりに、この最悪な生活を再構築したい気に駆られるが、とにかく私はこの猫を生かすことで、今はへとへとなのだ。

飼い主を信じ切っている。

 

この老猫を殺すことは簡単だ、「飼い主が色々な餌を出しても、猫がね、食べないのよ、もう歳だし。」そうやって澄まして言っていれば、3日で肝リピドーシス、黄疸、脱水に陥り、老猫は数日で簡単に死んでくれることも、経験上わかっている…。

延命はしようと思わないが、輸液、強制給餌、摘便、やれることを全てしていると、ここまで長生きしてしまう。

飼い主は、自分の事、他の事に向かう気持ちと時間に余裕がない。

 

◆7月14日（火）曇り。26－21℃

午前中からへとへと。老猫には朝の食餌の猛催促の強制給餌後に嘔吐をされる、

輸液をしてから再び強制給餌など2度手間。猫の食欲は旺盛。この天候に、毛布など大物も汚されて洗う。

とにかく疲れて何もできないが、音楽と筋トレだけは数週間セットで続けている、音楽はこの三年、弾かなかった日は一日だけだ、だから筋トレもセットにすれば、おそらく永遠に続く。

特に痩せたいわけではない、腕がバンフアップして上腕二頭筋が育つにつれて、二の腕の振袖wが減るし、やはり演奏していて二の腕と鎖骨は綺麗な方がいい。私が良く二度見する美女というのは、男性の視点とは全く違う。若さでもない。

整形やメイクで誤魔化せないところ、地味な場所が大切だ、うなじとか鎖骨とか。体のしなやかさ、身長に対しての手足の長さとか。手は年齢なんか出ても許す、短い爪のよく働く手が大好き。

何よりも楽器を死ぬまで構えてたいがために、どんなに辛くても筋トレをし続けるだけだ。（着なくてもノースリーブ、肩だしドレスなどを、目の前の人参としてちらつかせながらｗ）

この猫の事が終わらない限り、毎日の時間配分が大変、疲労で倒れこんでいる。（でも猫だけやればいいやの一本で終わったら、長患いの猫が死んだ時に自分には何も残らない、今までの何十回という介護の経験上、空っぽの腕と、心と、財布と、疲労だけが残った。費やした時間に、何かすれば良かったのに、とか。）

猫を綺麗にして、レッスン料を払い込みに外出。

近所のカサブランカは、通る人が花粉で汚れないように、雄蕊を切られていた。

今日も無事に終了。

 

◆７月15日（水）曇り。27－21℃　

猫の事も手抜かりなく、人生の最後までやると決めた音楽と筋トレも、家事も、することはしたが、案の定、とにかく寝かしてはくれない猫の介護の疲労が蓄積、疲れすぎて寝込んだ。何度も日中から意識が飛んだ。

このままではいけないｗ　ヘロヘロ。そして、とても心が暗い、何をしても先が見えない憂鬱にとらわれた。

猫の毛は綺麗に生えそろい、やっただけの結果は出てきている。

そして、何をしても自力では食べられない、飲めない、出せない。

お腹がいっぱいになると、幸せそうに寝る。

 

◆7月16日（木）曇りから雨へ。27－18℃。

日照不足で、体感温度は、意外と涼しい日が続いている、本当はDIYなど夏バテ前のやるチャンスにもかかわらず、老猫の世話に追われている。今朝も早朝、いや深夜の時間から、猫に「強制給餌しろ」と起こされている。

この猫は強制給餌から排泄迄すべて、もう私の手がするしかないのだが、絶対に死にたくないのだ、私の方が睡眠負債で脳が委縮すると思う。

一通りのお世話、日課をした後、外出。このままでは猫に殺されるｗ

猫は人生の意義など、考えない、問わない。ただ、生きるのみだが、私はただ生きたいとは思わない、自分の人生とはいったい何ぞや？と思うわけだ。猫以外の書かない悩みでも、潰れそうだ。＋コロナ。

 

郊外のどうでもいい安売り店で、続くかどうかわからないが、スポーツウェアを買った、猫が寝ている30分でも、離れて走ろう、全ての悩みを忘れて無になろう、さらに健全な方法でヘトヘトになろう、そう思った。

それにしても消毒薬の棚。

基本、延々自粛中だが、お隣のコロナ患者数286人！、ベットタウンの我々の都市も増えてる、増えてる＿|￣|○

お口直しの園芸コーナー。

 

◆7月17日（金）曇りから雨へ。23－20℃　

家の中は一日中暗い、そして、なんて涼しい日なのか、湿気は嫌であるが。食事も煮込んだりの、温かいものなど作ってしまう。

相変わらず、今日も猫で振り回され消耗、

猫はふっくら、ふさふさしてきて、更に毛の手入れ、毛玉の手入れで大変であるし、おむつのサイズもSではキツイ、Mの方が良いほど太ってきた、間違いない、再び危機を脱したのだ。

それなのに本猫は変わらず全介助。摘便などスカトロでもないのにやっている飼い主。無事に出ると猫と一緒にホッとする、へなへなとその場で猫と一緒に腰が抜けるほどの疲労。

昨日買った、どうでもいいスポーツウエアに、放置していたジョギングシューズをセット、介護のキーパーソンが介護殺人やら、育児放棄の事件を起こすような思いつめた気持ちになってしまったら、、、一瞬離れよう、私これを着て、外を走るんだ！と決めた。健康になれて一石二鳥。

今日のお隣の感染は293人、勿論こちらも増えた。（走る、いや外出は危険、ダメなのか？何の予定も立たず、何の喜びもない日々…。）

夜からは大雨。

今日も無事に終了。感謝。

 

◆7月18日（土）雨のち曇り。22－19℃　とても涼しい、昨夜から夕方まで、猛烈に雨が降る。

朝一番から老猫のお世話におわれ、

そしてレッスン日だから、ギリギリまで練習。午前中に高嶋姐さんの出演の「題名のない音楽会」に励まされる。

長靴とジャージで行くべきか？と思う大雨も、夕方には上がり、薬剤師さんに褒められたブラウスを着て行く。

先生には、先週から練習のモチベが上がらないと言っている、「私は何をしているのか、今更音大に行くのか？」と思うほどに、熱心に取り組んでいても、もう私の先は無いからだ。

そして、コロナ患者数の増加といい、感染の脅威といい、不要不急の学問ではないのだ、そういう暗い気持ちのまま家を出る。

恐るべきことに、近所の体育館では、ほとんどの人がマスクなし、つまり外して、沢山の大人たちが予約してバレーボールと卓球をしていた！

途中、本屋に寄るも、本を読むモチベすらも、今は失われている事に気が付いた。

到着。

早めに教室について、先生と雑談をする時間に恵まれた、勿論、先生の手は教室内の消毒にお忙しい。

今日はY君の来ない日だが、Y君が先生のお勧めのお店で新しい楽器を買ったことを知る、今回の助成金のお値段ぐらいするらしいｗ、詳細はY君から聞くことにしても。彼がバイオリンをそんなに好きだとは思わなかった！！

Y君は私より19歳お若い、そのバイオリンは、少なくともY君と19年も歩めるのだ、私もストラディバリウスからそっくり型を取った、読者登録の伊豆君様から頂いたお父様のバイオリンを来週持ってきて、少し使うことに決めた。大体Y君の今回のレベルと同じクラスか。そのバイオリンは作成されてからあまりにも使われていない可哀そうな楽器であり、そして自分にも、もう時間が無いのに気が付く！

小さな町である、私の前は、奇しくも私の主治医のお子様なのだが、まだまだ、とても幼い子で、分数楽器、そして、私と同じところで躓いて苦労しているのに今日気が付いた。私は、教本を古本で買うようになり、前の持ち主の書き込みからも、皆同じところで苦労しているのにも、気が付いていた。

私は運動神経のゴールデンエイジは12歳までであると思うし、やはり３歳からバイオリンを始めたという、教育環境に恵まれた子が羨ましかった。

先生に「好きでも、バイオリンを辞めようと思うこともある」とお話した。先生はやはり難しいのは、苦労するところはみな大体一緒のところであり、

私が子供の頃から始めている子どもたちを、すでにもう短期間で抜いてきている事、それは親が熱心なわけでなく、自分自身が音楽を好きでやっていることもあるが、、、とにかく聞き分ける能力、とても良い耳と音楽性を持っている、これはとても大切だとおっしゃった。（今は自粛で行かないが、語学の学習にも、これが役立っている。）

その後ベートーヴェンを弾いて、

「この曲は姉が、私が小1の時にピアノで弾いていて、（姉ばかり優遇されていたが）私も本当は弾きたかった、（だからショパンのピアノの下にもぐるジョルジョサンドのごとく、グランドピアノの下で聴いていた）

今、こうして、この歳になってから、ここでバイオリンで弾いているのは、夢が一つかなったのです。」と、先生にしみじみとお話した、

そう、死ぬ前に、ささやかだが、子供の頃のひとつの夢はかなった。そう思えば、幸せ過ぎた。

 

深呼吸。

今回のコロナ禍で、公園は荒れに、荒れていた。

今日のお隣の感染は290人！、勿論わが県も最多数更新、いつまで習っていられるのか。８月の発表会も危ういらしいが、私は今年はやるべきではないと思う。

折角の自粛した結果は、あっという間に逆戻りに、不幸にも患者増加中にGOＴＯしちゃったりはしないｗｗｗ、ぶれない自分を持とう。

 

猫の世話も待っている。乗り越えるしかない。

帰宅してからは教本以外に、ブラームスのハンガリー舞曲の弾けるところだけを弾いた、幸せだ。今更、何ものにもなれないが、好きな曲を読めたり弾けることは嬉しい。