来年の手帳

私は相変わらずの老猫介護の日々、備忘録です。家にいる時は、台風１０号を心配してテレビをつけている。どうか、台風の進路方向にあたる皆さまが、ご無事でありますように。

 

◆９月５日（土）曇り、夜から雨。３１－２６℃

まず、いつも通りのお世話から。

猫は好物の刺身も何も自力では食べることが出来ない。

漠然とニュースを観ていたら、期待出来るコロナワクチンは１０種候補があり、その治験があり、その結果を見るには一定の時間がかかる。そこから有力なワクチンを選び出し、それが量産され、巷に出回るにも、早くてもあと一年ぐらいの時間はかかるとの見通しだという。

つまり、延期で大問題のオリンピック開始には、ワクチンはギリギリ間に合わない、開催など不可能、ドクターストップと同じだと思ったのです。個人の問題としては一年後の世界まで生き抜く、その日まで健全な体を維持したり、めげない思考を持っていられるか、かな。

気温は下がるも湿度が高く、不快感が半端ない。コロナ患者数、東京１８１人の速報を聞きながらレッスンへ。

道すがらの、美容院の五色唐辛子と冬サンゴの盛り合わせが可愛い事。

到着。

私の前には、相変わらず折り目正しいY君がいた。「こんな好青年はみたことない」と先生と話す。お会いするだけで気持ちが明るくなる学友。

他には、ピアノが上手く弾けなくて悔しいと泣いている小さな男の子、けれども絶対にピアノはやめないという。私の後の順番の女の子はバレエ迄始めている！

そんな若者の中、一番年寄りの自分が老体に鞭うって通っている、私の番ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!ｗｗｗ

先週からつまづいているところから。

私「先生、近頃、筋トレばかりで練習がおろそかに。ひぃひぃ。いやはや、私の歳を考えてください、これでも頑張っているんですってｗ」「今日はおまけの合格はもらわない、もう少し頑張ります！これが完璧に出来なければ、弾けているようで、全てが駄目じゃないですかっ！」

先生は、私の最初の頃の野望を覚えていらした、「そうね、楽団で弾くとして、セカンドバイオリンだったらこの動きでダラダラ弾くことが多いです。」

私も「そうですよね、ファーストは華々しく指が動いていて、セカンドは最後までこんな感じですよね。（セカンドも永遠の憧れ）」「だから、ここは時間をかけますっ！」

先生は、私のような人は見たことがない、教えたことがないとおっしゃった、頑張り屋であるが、何よりも頭がとても柔軟だとおっしゃった。（私は変人である、キャパの狭い、意固地な頑固ババア、ついでに八方ブスだと自認。リアルの世界で接する人達には、どの職場でも、頭がとても柔らかい人とは言われる。脳軟化症だろうかｗ？　ある病院では右脳の発達がスゲーと、がんセンターでは頑張り屋だといわれた。全てに追及がしつこいだけで、別に頑張ってはいない。）

ついでに、この歳でも、客観的にはまだ体が柔らかい方らしい、失敗した発表会で言われた。もう、レントゲンでは、何か所も関節が駄目なのに。さらにトレーニングも増やすか。上半身の柔軟性がないと何とも苦しい楽器だ。

基本私は、くねくね動くのは嫌で、「恐れ多くも天皇陛下のご幼少時代のように真っ直ぐな良い姿勢で、東海林太郎のごとく、直立不動で弾きたい！」というと、先生は「東海林太郎」はギリギリキーワードで知ってらしたｗ（勿論、私も現役バリバリの東海林太郎は知らない、懐メロの録画と両親から「ステージで直立不動の人だった」と聞いていたにすぎぬ。）

最後は先生と合奏した、一回目は先生の音に聞きほれ、つられ、最後の方が上手くいかない。２回目で何とか上手くいった。ああ、合奏はとても楽しい。演奏自体は悲惨だが。楽しい時間はあっという間に終わる。

先生は入門した日から、私が先生のピアノの伴奏に合わせて演奏したりを、普通の人はなかなかすぐには出来ないと褒めてくださったが、以前の経験は決して無駄のようで、無駄じゃなかった。また、独奏より、伴奏がついたり、合奏する事が楽しいのだ。（信長ではないが、果てしない野望もあるしｗｗｗ）

 

帰りに１００均で、毎年買う来年の手帳を買った。

そう、もう来年の手帳やカレンダーの季節なのだ。そして、どんなことがあっても、結論は「前を見る！！進む！」

あとは復習と猫の世話。

まだこの地獄が続くのかと、猫の療法食をネットでポチる深夜である。

夕食後、初物のミカンを食べた。いずれにせよ季節は、時間は確実に進んでおり、一生懸命やれば、やがて時が解決してくれる。人生グダグダと途中までは散々でも、最後に少しでも、何かをやり遂げたんだ！という思い出があれば良い。

 

◆９月６日（日）曇り、一時雨。３０－２４℃

何時ものお世話から。

私はへとへとだが、猫はお世話されるのが嬉しくてたまらない様子。きっと今の状態であっても幸せなのだ。昔から飼い主を独占したがった。

焼けつくような暑さは減るも、日中は、やはり暑いとしか感じない。

新聞の一面は、異常気象から始まる。外国のイナゴの被害と今回の台風。

他人事ではない、この海面の温度では台風は次々に来るだろう、常にストックすべき養生テープ、その他を買いに郊外のホームセンターへ。

空は降りそうになったり、照り付けたり。

　

去年の２０１９年の台風１５号以降は、台風は関東、首都圏にコースを変える、今後は大型台風はこちらに毎年来るという識者の見解だった。こちらも一年経てども、屋根が直らない家がある。九州は最近の７月の記録的豪雨もあり、この台風１０号は本当に報道を見ていて心配。

養生テープはこちらはまだ沢山あった。

その他、肩甲骨の可動域を増やしたくて買った物。結局、腕でなく、肩甲骨で弾いているのだと思うからだ。

疲れてイライラしていた。少しだけ猫の事から離れたくて、気分転換にファストファッション店など見て回る。入り口で検温などもする店もあった。

そして、ワゴンセールの格安の洋服（１９９円wｗｗ　布代にもならぬ）を購入し、帰宅。

玄関を開けたとたん、猫はもうお腹が空いて、大騒ぎしている。

お腹が満たされて寝てくれた時はホッとしたが、すぐに次の時間が来る。その時まで復習した。放物線で動きを表される、この線のどこが違うのだといわれても説明が難しい、独学でもまぁ弾ける、けど、それはまずやっている人には通用しない。ただボーイングしているわけでない、また王道もない。

　

東京のコロナ患者数は１１６人。こちらは晴れているが、テレビの台風報道は深刻さを増している。

今もテレビはつけっぱなしで報道を見ている。可愛がっている家族同様だった生き物、大事な品を家に置いて避難せざるを得ない方達も多いのではないか、ご無事なように。相変わらず自力では食べられない、一向に進展しない猫の世話をしながら、これを書いている。