酒とサカナとたびの空

日常の飲み食べや、たび空からの忘備録

平野屋@京都府嵯峨嵐山

2020-12-14 22:17:00 | 京都の旅の空
II 化野の400年茶屋

愛宕神社の一の鳥居で400年続く茶屋を目指し嵯峨嵐山で下車。

今回訪れたコロナ禍の洛中は、かつて見たことがないほど人手が少なかった。

しかし嵐山は団体個人含め多くの観光客で賑わっている。

人混みをかき分けて目指す愛宕神社方面へ。

段々と人並みが途切れ、なだらかな登り道に差し掛かるとポツポツと雨が落ちてきた。

雨足が強くなり、折り畳み傘を開いて歩道の無い道をひたすら登る。

途中、寒さと疲れで化野念仏寺など訪れたい場所を見送り、40分ほどかけて平野屋へ到着。

見事な建物

寒い中、暖かな室内が何よりのごちそうだ

桜湯が出てくる

名代の鮎料理もあるが、一方の名物米粉団子の志んこ抹茶

志んこは、米粉の白と、ニッキの茶、抹茶の緑の3色

きな粉がかかった素朴なもの。

この見事な建造物と雰囲気の中、抹茶をいただきながらなんとも安らぐ時間を過ごせました。

おいしかったです。

ごちそうさま。

帰りのバス時刻を見るも暫く待ちそうなので、嵯峨嵐山まで再び歩いて戻る。

下は楽でした。

20201120


イノダコーヒ 三条支店@京都府烏丸御池

2020-12-13 08:38:00 | 京都の旅の空
II 本店とはまた違う雰囲気

早めのランチを済ませて寺町通りを歩く。

行列ができているスマート珈琲店を横目に、すき焼きの三嶋亭の角で三条通りを右へ。

さらに西に進みイノダコーヒ三条支店で一服する。

正装サービスのスタッフがカウンターへ案内してくれる。

楕円カウンターの席はほぼ埋め尽くされていて、カウンター内から数人のスタッフさんが迎えてくれる。

ケーキセットを注文

オリジナルブレンドのアラビアの真珠

普段、コーヒーを飲むときに砂糖は気分に応じて加えるが、ミルクを入れる事はない。

イノダコーヒでは、砂糖ミルクの有無を聞かれるかまだ、今回初めてお願いしてみた。

プロに任せた塩梅は甘すぎず、適度な苦味も残りおいしい。


選べるモンブランは2種類あったけれど、私の好みはスポンジ生地のクラシカルな真っ黄色のモンブラン。


コーヒーやケーキが美味しいのはもちろん、喫茶店の魅力はそれだけではない。

コーヒーを飲みながらカウンター内をなんと無しに見ていると、スタッフさん同士の私語のやりとりが無い。

オーダーを通す声や声掛けくらいだ。

その間絶えず手を動かし、それぞれの役割をキビキビと行っている様子は見ていて清々しい。

その様なお店だから、必要以上に大声で話す客さんもおらず、凛とした空気と適度な寛ぎを醸しているのかもしれない。

店を出て左に2回曲がればすぐにイノダコーヒ 本店だけれど、超大箱のそちらより三条支店を好む方が多いのもうなづける。

おいしかったです。

ごちそうさま。

消費に困っていた地域限定電子クーポンが使えた。

20201120


広東料理 鳳泉@京都府京都市役所前

2020-12-12 10:44:00 | 京都の旅の空
II 名門鳳舞系の京中華

大阪喫茶のストロングコーヒーで目覚める算段だったけど、窓を開けると雨☂️

少し憂鬱の中シャワーを浴びぼーっとしていたらいい時間になってしまった。

朝を抜いて京都まで移動し早めのランチに予定変更。

京都駅に到着

お目当のお店がある京都市役所前まで移動

目的は魅惑の京中華

祇園路地の突き当たりにある盛京亭を祖とした北京風の盛京亭系、高華吉さんという伝説の料理人を祖とした広東風の鳳舞系(または飛雲系)が名高いとのこと。

系譜問わず京都の中華屋さんは独特の味付けで、昨年伺ったサカイの冷麺、うまかったなぁ…

今回は鳳舞系に初めて伺うから楽しみ。

小雨混じりの中、開店30分も前についてしまった。

流石に早すぎたので傘差しての近所散策

開店5分前に店に戻るとすでに店は開いていたので店内に入る…

なんとすでに店内半数以上の席が埋まっていた。この後ものの10分で🈵

危なかった😓

まずはビール

焼売は熱々がすぐ提供される
このスピード感、ビール飲みには最高!

餡は豚肉、青ネギとクワイかな?
ぎっしり詰まった肉とこの食感がいい

大好きな京都の春巻き

京中華の春巻きはどこも少しお高めの値付けだが、具の大半が筍で、筍大好き人間の私は頼まずにいられない。

こちらもやはり両端を閉じていない筍主体のあっさり細切り具材。

筍のほかには青ネギとエビかな?

これもビールのお供に最高!

そしてメインは系統名物カラシソバ

こちらのお店で人気のカラシソバはエビカシワソバ

予め麺にカラシを和えてあり、鶏肉、レタス、ネギ、そして小エビの餡がたっぷりとかかる。

ウマイ!

辛さはそれほどでもなく、これなら子供でも食べられるだろうなぁ。

おいしかったです。

ごちそうさま。


雨が上がりふらふら歩いていると桂小五郎を発見!

現京都ホテルオークラが長州藩屋敷跡なんだ

20201120


篠田屋@京都府三条

2020-12-10 22:06:00 | 京都の旅の空
II 京の100年食堂

京阪三条駅からすぐ、明治創業の100年食堂

以前から伺いたかったお店に初めて伺える嬉しさよ。

生憎それほどお腹は空いていないが、まずはビールで喉を潤す。

小瓶がちょうどいい。

味のある外観と、古いがこざっぱりした内装がこちらの食堂の魅力を増している。

中華そばも旨そうだし、京都ならでは、きぬがさ丼や他人丼、はたまたビフカツ丼などもそそる。

うどんも美味いんだろうなぁ。

気になるメニューが色々とあるが、ここはやはり名物の皿盛

出汁の効いたカレーつゆに強いトロミをつけた代物には、極薄の揚げたてカツが乗る。

他では中々味わえないモノ。

おいしかったです。

ごちそうさま。

20201119




一文字屋和輔@京都府北大路

2020-12-09 20:47:00 | 京都の旅の空
II 20年ぶりのあぶり餅

タンポポでインパクトあるラーメンをいただいたのち、てくてくと近隣の今宮神社まで足を運ぶ。

今やすっかり玉の輿神社と名高いが、私の目的は不埒にもあぶり餅。

昨年伺った時は、こちらと向かいのかざりや共に休業であったため、今回実に20年ぶりにあぶり餅とのご対面。

その時伺ったのはかざりやであった為、こちらの一文字屋和輔、通称一和ははじめて。

軒の小上がりに腰掛けていると、今にも密偵達や編笠を被った鬼平にでも鉢合わせしそうな雰囲気。

お茶が供されて、

焦げ目の付いた小指大のあぶり餅が10本ほど。

白味噌の甘いタレがかかったこのあぶり餅、雰囲気だけでなく味そのものも美味しく、とても満たされました。

おいしかったです。

ごちそうさま。

20201119