この割合については、大人になって仕事につきだしてから理解でき出すという方が多くなるのですが、さて説明をお願いしますとなると出来ませんが又多くなる。
これは、一体どういうことなんでしょうか? 大変難しい課題だと思います。
教え方が悪いのか
習い方が悪いのかとなると、おそらく「教え方」が難しくて良い結果を出せないでいる教師達の割合が多い現状があるものだと思わざるを得ません。
教研集会でも教科研究でも繰り返し実施していることは良く知っています。
結果が出てきていません。
大規模校ならいざ知らず、小規模校でも同じように理解不足のまま中学校に進級しています。
「小規模校でも同じように」という事実は、指導の仕方のまずさを如実に物語っていると言っても過言ではなさそうです。
今回の投稿は、 その2 割合を表すのに「整数・小数・分数・百分率・歩合と倍表現」がありますが、なぜ分数は割合なのでしょうか?
そもそも分数(fraction)というものは、2つの数の比を用いた数の表現方法のひとつである。
そうなんです。簡単に言うと 「比べる」 事なんです。 比べれば割合なんですね。 その1でも申しましたが、
割合=分数=比 と繋がっていくのです。 比の事についてはその3で投稿致します。
児童たちは分かり易い指導法を待っています。ハッキリ言って現状のような指導法は、限界です。
ヒントはあちこちに隠されているはずです。
まず、指導手順の改善が必要であると考えます。
例えば、九九は何故勉強をしてきたのかと考えてみますと、多くの大人たちは、暗記的に覚えて九九の意味を教えて貰っていないと感じています。単なる計算で必要であると思い他の生徒と競って覚えましたと答えています。
その指導時期が来た時に次のような指導法はどうでしょうか。
5 × 2 = 10 と覚えましたね! これを役立てましょう。
今から分数学習しますが、九九と分数は密接な関係があるのですよ!そして割合という意味が分かるようになっています。
そして、比の意味もつながります。 楽しく勉強を致しましょう。
それでは、 5の意味は? 2の意味は分かりますか 10の意味はどうですか
大概の小学校では、このような時の説明は、10を求めるのに 5×2= 5を求めるのに 10 ÷ 2 = とします。
その為に九九問題の反復練習として繰り返し多くの問題をさせて九九の利用を定着させます。 計算力が優先です。
私はこうするのです。(大体5・6年生です)
基にした数はどれですか。 5ですね。 この5は1あたり量の数で、例えば1本で5円であるとか、1Lで12km走れるとかを表す
式作りの基にする所です。 割合は2なんですね。割合というものは1あたり量を基準として「増やすか減らすかをする所です」
「1あたり量の1と割合の2は、増えた・減った」を分かるようになlています。
また、分数では 分母は「もとの量の実数」を言い単位をつけて5円です。
分子は「答え」を書きます。
例えば、1冊98円のノートを5冊買いました。代金はいくらですかという場合
98円/1冊 × 5冊= 490円 1冊と5冊は割合関係で 98円と490円はもとの量と答えの関係で
比べています。 式作りをした時にしっかりと割合関係ともとの量答えの関係を指導したならばもっと違った理解の向上が見られると思います。単位が正しく書けないでいる児童を多く見受けられるのも指導手順のまずさから来ると思われます。
又、比との関係においても九九は説明のつきやすい、児童にとって重要なポイントです。
5 × 2 = 10 5が基で10は答え
前項 : 後項 前項は答えであり 後項はもとの量であるので こういった場合 10 : 5と書きます。ですから10 : 5は
10÷5と書く事が出来ますし、10/5の分数にもできるのです。 どちらも比べているで「割合」なのです。
とにかく、2つの数があって比べれば、「割合」なのです。
公式などは一番後回しでいいのです。自分でも作れますから。
もとの量とか答え(比べる量)とか割合の意味がしっかりと伝わればその指導は大変良いものであり、児童にとっても有難い授業なのです。
小学生時に、もとの量の意味・割合の意味・答え(比べる量)の意味が正しく使えたなら、もっと楽しい青春時代があるはずです。
小学校教師の手に掛かっています。
教科担任制の主張は、専門的知識の高い先生に教わるほうが、より効果的ではないかと思うからです。