てっきり午後2時からだと思っていたのに、開演は12:00でした・・・
仕事を終えて国立文楽劇場に着いたのは既に午後1時45分。
入り口にだれも居らへんな~と思ってチケットを見て気づきました。
小ホールに入った時には既に最後の演目となっていました。
(こんな写真を撮っている余裕のやじでした)。
入り口でもらったパンフレット。簡単な演目紹介がかかれています。
そうか、京山幸太さんの河内十人斬り(前編)、見逃してしまったけど、後編はそれを見なくってもわかるんだ。
小ホール入り口。ここからエレベーターで3階まで。
ロビーといっても狭いもので、その壁に豊竹山城少掾の絵。
第一部が終わって、遅めの昼食。
劇場隣のうどん屋「麺之介」で。
ごぼ天が有名なのですが、今日はアスパラ天、とり天ぶっかけうどんと鮭ほぐしごはん。
ぶっかけは暖かいのと冷たいのがあって、暖かいのを頼んだのですが・・・
壁に「固いのではなく、コシがあります。冷たいぶっかけでどうぞ」というようなことが書かれていて、
失敗した~と思っていたら、来たぶっかけ、冷たいんですけど。
ちょっとうれしい。
食べていると、店員さんが間違ってしまいまいました、すみませんと言ってきました。
いえいえ、この方が良かったです。
腹ごなしに周囲を散歩。
劇場の周りはラブホ街なのです。
大きなサンタクロース、居ました。
えっ、「前進座」ってこんなところにあるの?
それにしても長いリムジン。こんな狭い道路通れるんだ。
道頓堀川に出てみました。
下大和橋から西側。
さて、劇場に戻ります。
こんなところに店がオープンしています。
それにしても、店の壁の看板、派手・・・
数か月前の浪曲の公演で初めて浪曲を観てちょっとはまっています。
若手がいいですね、声に張りがあって。
今のお気に入りは真山隼人さんですね。声と表情がいい。そしてとても23歳とは見えないどうどうとした姿。
一部は「血煙高田馬場」。先の事情で、観ることができず。
二部が「村上喜剣」。
「村山喜剣」、忠臣蔵の外伝のようです。
歌舞伎や文楽の「仮名手本忠臣蔵」は、当時の事件を上演することは禁止されていたので舞台は室町時代となっています。
これはちゃんと大石内蔵助が討ち入りをしたことになっていますね。
(仮名手本~では大星由良之助です)
ここで出てくる「手を出して足を頂く蛸ざかな」は、仮名手本~でも出てくる台詞です。
「村上喜剣」は武士ですね~。
京山幸太さん、ときどき女装写真を披露していますが、声は野太い。
「河内十人斬り」、一部で前編、二部で後編迫力あります。
奈良の地名が色々出てきて嬉しい。
菊池まどかさん、初めてでしたが、声が素晴らしい。
一部での「壺阪霊験記」、文楽の「壺阪観音霊験記」が自分が初めて観たのがここ国立文楽劇場。
切り場語りが亡き竹本越路太夫、三味線が鶴澤清治、人形が吉田玉男、吉田蓑助だったのを覚えています。
二部での「樽屋おせん」、話がいいですね~。
春野恵子さん。これは好き嫌いの問題ですが、自分の好みではないですね。嫌いではないですが。
でも多くのファンはいらっしゃるようでした。
一部は「神田松五郎」、先の事情で観ることができず。
二部は「樽屋おせん」、井原西鶴の「好色五人女」の「情を入れし樽屋物語」にも出てくる樽屋おせんの話。
西鶴の方はストーリーは創作のようです。江戸時代に大坂天満の樽職人の妻せんの姦通事件を基にしています。
劇場で浪曲のちらしをいろいろ頂きました。
四天王寺近くの一心寺での「一心寺門前浪曲寄席」。
毎月3日間開催されるようですね。
若手二人の「浪曲二人会 三重の陣」
真山隼人さんは確か三重県出身。
「真山隼人の浪曲の小部屋 その14」
「十三浪曲寄席」
文楽関係では夏休み文楽特別公演の第一部「親子劇場」と第三部「サマーレイトショー」のちらしもできていました。