涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

夏休み文楽特別公演

2021-07-25 21:27:45 | 文楽

朝は少し雲が出ていたのですが、

昼前から天気は良くなってきました。
今日は国立文楽劇場で「夏休み文楽特別公演」の二部、三部を観劇予定です。

近鉄電車で日本橋駅を目指します。

平城宮跡の南門復元工事がどんどん進んでいます。
南門を取り囲んでいた壁が取り外され、南門が見えてきています。
後ろに見えているのは大極殿です。

近鉄日本橋駅で下車して国立文楽劇場へむかいます。

国立文楽劇場が見えてきました。

 

劇場正面の太い柱に、第二部の「生写朝顔話」の宮城阿曾次郎(駒沢次郎左衛門)と深雪(朝顔)。

第三部の「夏祭浪花鑑」の団七九郎兵衛

一階の資料展示室。いろいろな展示がされています。

夏祭浪花鑑の錦絵

文楽人形。弁慶とお染。

マスクを装着した大きなかしら。

一階の芝居絵。

二階へ上る階段の上から吊り下げられた看板。

階段を登り切ったところの壁にある、五年前に逝去された吉田文雀さんの絵が壁に掛けられています。
今回の第二部の「大井川の段」の深雪ですね。

劇場反対側の、いろいろな文楽人形の絵。

劇場内。

以前は座れない席がたくさん作られていました。
今回最前列、出語り床の前のブロックを除き、全席売られていますが、
残念ながら今日は二部も三部も入りは3割程度でした。

ネットで予約したときには16列とか17列とかしか予約できなかったのに、
その前13列から15列までは空席でした・・・なんでやねん!

 

記念のスタンプ。

今回のちらし。

こんなちらしもありました。

次回の公演が決定していました。
食事をなくすために三部制となっていますね。

 

芝居がはねて帰宅します。

日本橋駅で奈良行きの快速急行を待っていると、反対ホームに「ひのとり」が通過。

帰宅すると月と木星。


文楽人形遣いで人間国宝の吉田簑助が引退を発表

2021-04-16 22:02:40 | 文楽

今日は仕事が遅くまでかかったので、夕食はかんたんに「そばめし」。
冷蔵庫に残っていた中華麺をみじん切りにして。
豚肉、キャベツ・ニンジンのみじん切りを炒めて、ご飯とみじん切りの麺を加え、
ソース、少量の醤油で味付け。

新聞記事を整理していると、吉田蓑助さんが今回の文楽公演で引退するというニュース。

ネットでもニュースになっています。

文楽人形遣いで人間国宝の吉田簑助が引退を発表


四月文楽公演に急いで出かけてきました

2021-04-08 21:58:55 | 文楽

 

自宅から国立文楽劇場までは1時間かかりません。

9時半に自宅を出たので、文楽劇場に到着したのは10時半でした。

電車の車窓から平城宮跡の桜。
かなり散っていますね。

大極殿と、その前に中門復元工事の覆屋。

日本橋駅を降りると国立文楽劇場「ご案内」。
二部の国姓爺合戦、三部の小鍛冶のポスター。

地上へ出て劇場へ向かう途中に、初めて見たラーメン屋「一等星☆拉麺帝」。

大阪の市バスってこんなんなんや。

文楽劇場までやってきました。
劇場前のソメイヨシノもかなり散ってしまっていますね。

正面から。

道端のツツジ、かなり咲いてきました。

劇場正面の柱に「国姓爺合戦」「小鍛冶」。

体温測定をして、手をアルコール消毒して劇場に入ります。
正面の芝居絵。

第一部:花競四季寿  万才・海女・関寺小町・鷺娘
    恋女房染分手綱

第二部:国姓爺合戦
 平戸浜伝いより唐土船の段
 千里が竹虎狩りの段
 楼門の段
 甘輝館の段
 紅流しより獅子が城の段

第三部:傾城阿波の鳴門
     十郎兵衛住家の段 
    小鍛冶

向かって右にはマスクをつけた大きな文楽の頭。

時間があるので1階の資料展示室で「文楽の景色」を観ます。

文楽作品のなかから、四季折々の景色が描かれた舞台背景画や衣裳などを取り上げ、
日本の景色の豊かさや美しさをご紹介します。

殆どが写真撮影が可能となっていました。

小道具。

「義経千本桜」大物浦の段の碇。
平知盛がこの碇の縄を体に巻いて、碇を持ち上げ、後方の海に投げ入れます。
段々と体が縄にひかれて海に沈んでゆきます。

「良弁杉由来」志賀の里の段の鷲。
渚の方が亡き夫の忘れ形見である一人息子・光丸らやと茶摘みを楽しんでいると飛来した光丸を攫う鷲です。
光丸は東大寺二月堂の前にある良弁杉に置き去りにされ、良弁という高僧になります。

舞台模型。

「妹背山婦女庭訓」の妹山背山の段。
基本的に奈良県を舞台とした作品ですね。
奈良、吉野、三輪。これは吉野の吉野川ですね。

 

「絵本太功記」尼ケ崎の段。
武智光秀(前回大河の「麒麟が来る」の主人公明智光秀)と彼の母、子息十次郎、十次郎の許嫁初菊の悲劇。

太夫使用の道具。

床本は賛成竹本越路太夫の「阿波鳴門 八冊目切」

1階の売店でプログラムを購入。
表紙は「花競四季寿」の鷺娘の衣装
「鴇色縮緬雪持枝垂柳友禅振袖肩切着付
白羽二重鷺羽銀箔摺振袖下衣装肩切裏」
らしいです。

二階へあがると、天井から今回の出し物が吊り下げられています。
こちらは恋女房染分手綱、傾城阿波の鳴門。

二階へ上がる階段から一階の様子。

第三部の小鍛冶は「刀剣乱舞-ONLINE」とのコラボレーション。
ただし、舞台ではまったく刀剣乱舞はありません。

国立文楽劇場では4月文楽公演において、人気オンラインゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』とユネスコ無形文化遺産である人形浄瑠璃文楽とのコラボレーションを実施いたします!
4月文楽公演第3部で上演する『小鍛冶』は、宝刀「小狐丸」誕生の物語。『刀剣乱舞-ONLINE-』の「刀剣男士 小狐丸」もまさしく『小鍛冶』に由来する刀剣男士であることから、このコラボレーションが実現しました。
本公演限定の特別企画を多数ご用意してお待ちしております。文楽ファンの方も、『刀剣乱舞-ONLINE-』ファンの方も、文楽は初めてという方も、この機会に興味を持たれた方も、ぜひ大阪・国立文楽劇場へご来場ください!

二階には、小狐丸の等身パネル。

その向かいに記念スタンプコーナー。

ここの記念スタンプ。

そしてなんと、「刀剣男士 小狐丸」文楽人形の展示。

制作の案内パンフもおかれていました。

そして劇場入り口のスタンプ。
一部の「花競四季寿」と第三部「傾城阿波の鳴門」

劇場内は密にならないように座席の間隔があいております。

開演前には「幕開き三番叟」。二人遣いなんですね。

傾城阿波の鳴門といえば「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申します」のフレーズでおなじみですね。
そして「普陀落や、岸打つ波は三熊野の、那智の御山に、響く滝津瀬。
 年は漸々とうどうの、道をかけたる笈摺に、同行二人と記せしは、一人は大悲の影頼む。
 ふるさとを、遥々こゝに、紀三井寺。
 順礼に御報謝」

こんなパンフレットが第三部の前に配布されています。

さて、帰ってきて、夕食はココ壱番屋でベジカレー野菜。

そして佐保川沿いを歩き、1枚だけ撮影。

 

文楽劇場でもらってきたちらし。

5/29に浪曲練声会。
去年は中止になってしまいましたが、果たして今年は開催されるのでしょうか。

6/3~17に「はじめての文楽」
これ、学生さんたちが文楽に触れる企画なので、平日に行くと五月蠅いのなんのって・・・
で、6/6は「大人のための文楽入門」。

「五条橋」「文楽へようこそ」「卅三間堂棟由来」

7/16~8/3は「夏休み文楽特別公演」
第一部は「親子劇場」で「うつぼ猿」「文楽ってなあに?」「舌切雀」
第二部は「名作劇場」で「生写朝顔話」
第三部は「サマーレイトショー」で「夏祭浪花鑑」

そして何故か大阪市立美術館で「豊臣の美術」


忘れていた~

2021-04-08 09:37:49 | 文楽

今日も朝からいい天気。
気温はぐっと低め。

佐保川のソメイヨシノはほぼ散って、上の方の少しだけ花が残っています。

以前にもエケベリアに花が咲いていたのですが、
別の鉢のエケベリアが、となりの植木鉢の上まで茎をのばし、花を咲かせていました。

そうしているとスマホからアラーム。
何かと思うと今日11時開演の四月文楽公演を観に行く予定。
ちゃんと2時間前の9時にアラームを設定してありました。

必要なものは、友の会カード(これで文楽劇場で発券します)、財布、PiTaPaカード。


国立文楽劇場令和三年初春公演

2021-01-21 22:04:00 | 文楽

2階ロビーから劇場に入ると、舞台上部にはにらみ鯛と、1階で紹介されていた「丑」を凧にしたもの。

出語り床。
太夫五人分の見台と座布団、三味線一人分の座布団。

別の演目の前の出語り床。

今回の公演のちらし。

今回も、公演は三部制となっています。

8時までに終わるようにと指摘があったようで、
第1・2部では途中15分の休憩があるのですが、3部にはありません。

第1部
菅原伝授手習鑑
 車曳の段
 茶筅酒の段
 喧嘩の段
 訴訟の段
 桜丸切腹の段


第2部 
碁太平記白石噺
 浅草雷門の段
 新吉原揚屋の段

義経千本桜
 道行初音旅

第3部 
妹背山婦女庭訓
 道行恋苧環 
 鱶七上使の段
 姫戻りの段
 金殿の段

各部が終わると、出口で密にならないように後ろから順に劇場を出ることになっていました。
一部はかなりガラガラで、後ろ半分が先に出て、出切ったら前の席。
二部はそこそこ入っていたので、後ろ1/4が先に出て、次に1/4・・・と出てゆきます。
三部はまたガラガラで、後ろ半分→前半分。

今までの二部制なら、それぞれの部の途中で30分の休憩があり、その時に昼食・夕食をとりますが、
今回は一部と二部の間、二部と三部の間に、一階にある、もう営業を終えた「文楽茶屋」だったところで食事。

そこにはこんな幕。

そうそう、チケットは二階へ上がったところで職員が確認し、
半券は自分でちぎっておかれている籠に入れる方法で、職員との接触を避けています。

観劇記念スタンプも置かれていません。

売店ではプログラムとカレンダーを購入です。

表紙は「義経千本桜」の静御前の衣装「赤花沙綾形綸子枝垂桜流水繍袖房付着付」
裏表紙は狐忠信の衣装「黒繻子源氏車台付平袖着付」

卓上型カレンダー。
昨年の公演からの画像です。

 

公演は8時に終わり、日本橋駅へ向かいます。

いつもなら難波まで行かないと座れないのですが、
やはり緊急事態宣言が出ているせいでしょうか、日本橋からでも余裕で座ることができ、
部屋には9時前に到着です。