自宅から国立文楽劇場までは1時間かかりません。
9時半に自宅を出たので、文楽劇場に到着したのは10時半でした。
電車の車窓から平城宮跡の桜。
かなり散っていますね。
大極殿と、その前に中門復元工事の覆屋。
日本橋駅を降りると国立文楽劇場「ご案内」。
二部の国姓爺合戦、三部の小鍛冶のポスター。
地上へ出て劇場へ向かう途中に、初めて見たラーメン屋「一等星☆拉麺帝」。
大阪の市バスってこんなんなんや。
文楽劇場までやってきました。
劇場前のソメイヨシノもかなり散ってしまっていますね。
正面から。
道端のツツジ、かなり咲いてきました。
劇場正面の柱に「国姓爺合戦」「小鍛冶」。
体温測定をして、手をアルコール消毒して劇場に入ります。
正面の芝居絵。
第一部:花競四季寿 万才・海女・関寺小町・鷺娘
恋女房染分手綱
第二部:国姓爺合戦
平戸浜伝いより唐土船の段
千里が竹虎狩りの段
楼門の段
甘輝館の段
紅流しより獅子が城の段
第三部:傾城阿波の鳴門
十郎兵衛住家の段
小鍛冶
向かって右にはマスクをつけた大きな文楽の頭。
時間があるので1階の資料展示室で「文楽の景色」を観ます。
文楽作品のなかから、四季折々の景色が描かれた舞台背景画や衣裳などを取り上げ、
日本の景色の豊かさや美しさをご紹介します。
殆どが写真撮影が可能となっていました。
小道具。
「義経千本桜」大物浦の段の碇。
平知盛がこの碇の縄を体に巻いて、碇を持ち上げ、後方の海に投げ入れます。
段々と体が縄にひかれて海に沈んでゆきます。
「良弁杉由来」志賀の里の段の鷲。
渚の方が亡き夫の忘れ形見である一人息子・光丸らやと茶摘みを楽しんでいると飛来した光丸を攫う鷲です。
光丸は東大寺二月堂の前にある良弁杉に置き去りにされ、良弁という高僧になります。
舞台模型。
「妹背山婦女庭訓」の妹山背山の段。
基本的に奈良県を舞台とした作品ですね。
奈良、吉野、三輪。これは吉野の吉野川ですね。
「絵本太功記」尼ケ崎の段。
武智光秀(前回大河の「麒麟が来る」の主人公明智光秀)と彼の母、子息十次郎、十次郎の許嫁初菊の悲劇。
太夫使用の道具。
床本は賛成竹本越路太夫の「阿波鳴門 八冊目切」
1階の売店でプログラムを購入。
表紙は「花競四季寿」の鷺娘の衣装
「鴇色縮緬雪持枝垂柳友禅振袖肩切着付
白羽二重鷺羽銀箔摺振袖下衣装肩切裏」
らしいです。
二階へあがると、天井から今回の出し物が吊り下げられています。
こちらは恋女房染分手綱、傾城阿波の鳴門。
二階へ上がる階段から一階の様子。
第三部の小鍛冶は「刀剣乱舞-ONLINE」とのコラボレーション。
ただし、舞台ではまったく刀剣乱舞はありません。
国立文楽劇場では4月文楽公演において、人気オンラインゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』とユネスコ無形文化遺産である人形浄瑠璃文楽とのコラボレーションを実施いたします!
4月文楽公演第3部で上演する『小鍛冶』は、宝刀「小狐丸」誕生の物語。『刀剣乱舞-ONLINE-』の「刀剣男士 小狐丸」もまさしく『小鍛冶』に由来する刀剣男士であることから、このコラボレーションが実現しました。
本公演限定の特別企画を多数ご用意してお待ちしております。文楽ファンの方も、『刀剣乱舞-ONLINE-』ファンの方も、文楽は初めてという方も、この機会に興味を持たれた方も、ぜひ大阪・国立文楽劇場へご来場ください!
二階には、小狐丸の等身パネル。
その向かいに記念スタンプコーナー。
ここの記念スタンプ。
そしてなんと、「刀剣男士 小狐丸」文楽人形の展示。
制作の案内パンフもおかれていました。
そして劇場入り口のスタンプ。
一部の「花競四季寿」と第三部「傾城阿波の鳴門」
劇場内は密にならないように座席の間隔があいております。
開演前には「幕開き三番叟」。二人遣いなんですね。
傾城阿波の鳴門といえば「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申します」のフレーズでおなじみですね。
そして「普陀落や、岸打つ波は三熊野の、那智の御山に、響く滝津瀬。
年は漸々とうどうの、道をかけたる笈摺に、同行二人と記せしは、一人は大悲の影頼む。
ふるさとを、遥々こゝに、紀三井寺。
順礼に御報謝」
こんなパンフレットが第三部の前に配布されています。
さて、帰ってきて、夕食はココ壱番屋でベジカレー野菜。
そして佐保川沿いを歩き、1枚だけ撮影。
文楽劇場でもらってきたちらし。
5/29に浪曲練声会。
去年は中止になってしまいましたが、果たして今年は開催されるのでしょうか。
6/3~17に「はじめての文楽」
これ、学生さんたちが文楽に触れる企画なので、平日に行くと五月蠅いのなんのって・・・
で、6/6は「大人のための文楽入門」。
「五条橋」「文楽へようこそ」「卅三間堂棟由来」
7/16~8/3は「夏休み文楽特別公演」
第一部は「親子劇場」で「うつぼ猿」「文楽ってなあに?」「舌切雀」
第二部は「名作劇場」で「生写朝顔話」
第三部は「サマーレイトショー」で「夏祭浪花鑑」
そして何故か大阪市立美術館で「豊臣の美術」