さらに境内をうろうろ。
中心伽藍の東側にある番匠堂。
番匠=大工ですね。
今から1400年前、四天王寺を建立するにあたり、聖徳太子は朝鮮半島・百済国より番匠と称される名工を招来、
彼らから高度な建築技術を日本文化に取り込みました。
このことから、建築業界の人達からは、聖徳太子は「大工の始祖」として崇拝されているのだそうです
幟の文字をよく見ると、大工道具からなっていますね。
前の石に、「金剛組」の文字も刻まれています。
五重塔と金堂。
南鐘堂。
太子殿の聖霊院。その奥に奥殿。
仁王門と五重塔。
仁王門の赤と青の仁王像。
やはり家が真言宗ということで、弘法大師修行像へゆくことに。
あれ、前に来た時にこんな建物無かった。
大師像の錫杖からひもが伸びていて、
それが建物前にある錫杖につながっています。
残念ながらコロナウイルス感染対策としてこの錫杖に触れることはできませんが、
いつもならこの錫杖に手を触れて御大師様と結縁できます。
お堂の隣には多くの小さな弘法大師修行像。
極楽門の転法輪。
お参りするときにはこれを回すのですが、やはりこれにも触ることはできません。
極楽門には松下幸之助氏の寄進した番浦省吾氏による絵画。
さて、境内を出ます。
石鳥居の下に、マスクを着用した聖徳太子。
谷町筋に出る手前に「陀羅尼助丸」を売る店。
「陀羅尼助」(科白ではだらすけ)が義経千本桜に出てきます。
病に苦しむ六代君に、茶店をやっている「いがみの権太」の内儀小せんが洞川の陀羅尼助を近くの寺の門前に買い求めに行く場面があります。