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「この世界には私が撮らなければ誰も見たことがないものがあるのだと信じています」by ダイアン・アーバス。   

願いは必ず叶う

2014-09-20 | コラム

ボクはどっちかと言うとついている方だと思う。

カメラマンになった時もレコード会社時代に知り合った音楽業界の友人達が助けてくれた。

カメラの事など何にも知らないボクに仕事をくれた。

失敗だけはするなと2ヶ月アシスタントさせてもらったMカメラマンに言われていたので、色んな方法試しながら撮影していた。(露出の計り方、ストロボの使い方などなど)

スタジオやりたかったが大型ストロボの使い方なんて分らない。

外で撮影する方が好きなんて言っていたけど、そんなのウソ。

最初のスタジオ撮影はバウワウのアルバムジャケット撮影。

マネージャーから撮ってと言われ、はいはいやりますと無謀にも引き受けた。

この時は、アシスタント時代の先輩についてもらって撮影。

ストロボではなくタングステンのでかいライト使用。

何キロだったか忘れちゃったが、とにかくでかい奴だった。

確か2度目もジャケット撮影。

これは仲良かった北川カメラマンにライティング手伝ってもらった。

それ以降は1人で撮影していたが最初はヒヤヒヤもんだった。

隣のスタジオで先輩カメラマンが撮影していたので、こっちが時間が空いた時、覗きに行き、どんなライティングで撮っているのか観察。後で真似してみた事もある。(本人に盗みましたと報告したけど)

スタジオマンが感じのよかった六本木のアートセンターがやりやすかった。(六本木スタジオもよかったが)

ここのスタジオマンとはコミュニケーションがうまく取れたので、楽しく撮影。

嫌な感じの奴(女の子もいた)は1人もいなかったと思う。

なので気に入ったスタジオマンを次の撮影の時指名していた。

そのアートセンターもすでに無い。

このスタジオでは色々勉強させてもらったのでとても残念。

カーレースの仕事は音楽雑誌でバイトしていた奴が、レース雑誌の編集者になり、ある日「やりませんか?」と連絡してきた。

レースに関してまったく無知。

でもレーサー撮る仕事は楽しかった。(レースカメラマンではないのでレースは撮らなかったと言うか撮れなかった)

最初は何度か筑波サーキットで撮影していた。(サーキットでの撮影に慣れるには調度いいんじゃないかな)

鈴木亜久里さんを初めて撮ったのもココ。

確かグループAと言うカテゴリーで参戦していて、その様子を撮影。

最初、エンジン音とタイヤがスピンしながら飛び出して行くので、怖くてピットに入れなかった。

他のカメラマンがどーやって撮っているのかじーっと観察した後、ピットに入り撮影。

この時、亜久里さん、確か優勝。

ピットで撮った写真もレース後に撮った写真も、どんな写真か今でも覚えている。

ある日、編集者が鈴鹿のF-1のチケットあるので、行きませんかと連絡してきたので、突然行く事に。

みんなチケット取れなくて、大変だと言うのに二枚用意してくれ、当時の彼女を連れて車で向かう。

鈴鹿の近くのホテルが取れないので、長良川の都ホテルに泊まる。

編集者の友人に道に詳しい奴がいると言うので彼に運転してもらい、東京から出発。

フリー走行、予選、本戦、すべて見るが毎日早朝長良川から行くので疲れた。

サーキットでRCAレコード時代の先輩にバッタリ遭遇。

なんと従兄弟にも遭遇。

こんときスタンドからの観戦だったが、正面スタンドの入口で、

「次回はあっちで撮影する」とピットに向かって誓った。

新しいパスポートを受けとった日だったか、編集者から電話が

「ベルギー行きませんか?」

「F-1?」

「そーです」

と言う事で、鈴鹿のピットで撮影する前にベルギーでF-1レーサー撮る仕事が舞い込んで来たのでありました。

願いは必ず叶うとそんとき思ったのでありました。

やはりラッキーついてる!。




 

 

 




 







 







 

 


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