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「この世界には私が撮らなければ誰も見たことがないものがあるのだと信じています」by ダイアン・アーバス。   

1度もしなかった彼女もいる

2014-06-19 | ショート会話

「会社の帰りに何処かで待ち合せして一緒に帰るのが夢だった」

『そんな夢があったなんて知らなかったわ』

「自分でも忘れていた」

『でも彼女と別れて夢破れた』

「まっそんなところかな」

『他の女の子とそーゆー事したいと思わなかったの?』

「会社辞めちゃったしね」

『2人とも会社員だと言うのが条件だったのかしら?』

「そーかもしれない。まさか自分がフリーランスになるなんて思ってもいなかったから

『彼女と別れていなかったら会社辞めてないかも?』

「もー少しいたかもしれない

『どっちにしてもいつか辞めていたってこと?』

「そーだね」

『ある意味、転換期を作ってくれたのは、彼女だったって事かしら』

「後から考えればそーだね

『プラス思考じゃん!』

「そー考えるしかない」

『辛かったし』

「辛かった。それ以降、女の子の肩に手を回したり、手をつないで歩くなんて事しなくなった」

『そーなんだ』

「今考えると1度もしなかった彼女もいる」

『うへー、引きずっている!』

「引きずった」

『でも今は出来る』

「出来る」

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