モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

積極的な永井荷風

2012年12月21日 | 自らを律する

12・12・21 

 

ー永井荷風も積極的な人ー

 

必要な事があって、

永井荷風の「葛飾土産」

葛羅之井に関わる辺りを読み返した。

 

「尋常の一里塚ではないような気がしたので…」

ハンカチを水に浸して石碑を拭いて、

葛羅之井であることを明らかしている。

 

ある種の閃き、勘のようなものが働いて

ハンカチで拭くという行動を起こしている。

 

かなり積極的な人間であった、と捉えると、

真間川の流れに出会い、

興味を示し、真間川の畔をかなり歩いている。

 

「葛飾土産」そのものが

荷風の趣味人としての人間性を示している。

 

趣味か好奇心か分からないが、兎に角

積極的に散策している。

 

昭和34年享年79才で亡くなっている。

 

亡くなる前の日、

大黒屋の決まった席でかつ丼を食べ、

日本酒を一本嗜んでいる。

 

多少、持病はあったにしても、

亡くなる前日まで元気に歩き回っている。

 

今風に云えば

「ピンピンコロリ」を全うした、と云える。