12・12・28
ー書きだすと書ける・・・例ー
千葉日報に隔週日曜日に読者文芸が掲載される。以前は
俳句、短歌、川柳、詩の4部門に
2年間欠かさず投稿していました。
今は詩部門だけ、投稿を続けています。
詩を書いたから投稿するのではなく、
投稿するから詩を書く。
だから続く、と云えます。
今回書く事が思い浮かばない。
こうしたときは借り物でも良い、
書き始めると書けるものなのです。
手元にある荷風の「葛飾土産」の記述の一部
「松杉椿のような冬樹が…」を書き写して始動すると、
次のような詩が書けました。
投稿して一件落着しました。
恥部を晒すような思いですが、紹介します。
「陽だまり」
鎌ケ谷市 島根一郎
松や杉
椿と云った冬の木
昔 谷津田だった
グリーンハイツの
すぐ近くには
昔のままの田や林が
今も残っている
冬の晴れた日
雑木林の小道を行くと
子どもの頃の
吉田村を思わせる
風景がある
寒風もそこだけは避ける
あたたかい山の斜面に
村の子どもたちは
そこに集い
そこで過ごした
来年75になる私は
あの陽だまりを思わせる
雑木林の小道を歩いた