12・12・25
ー想像は生命活動を促す!ー
日経の私の履歴書欄に数か月前、
演出家の蜷川幸雄さんの履歴書が掲載されました。
この中で私にとって
大変重要な気付きが2件ありました。
その一つは、パブロフの犬の話です。
私の履歴書の本文とはチョッとそれますが、
所謂条件反射の話です。
ベル音を鳴らすと犬は唾液を分泌する、と云う例の話です。
ベル音で唾液を分泌するのではなく、
ベル音で犬は餌をイメージするから唾液を分泌する、と
考える方が正しい、と考えました。
イメージには生命活動に係る代謝活動を促す働きがある、
と考えた時、
次の文章を思い出しました。
宮崎良文著「森林浴はなぜ体にいいか」(文春新書)P61中頃に
森林浴を想像するだけでも
生理的に実質的な効果があることが
実験的に分かっている。
宮崎良文氏は生理人類学の立場から、
森林浴を論じています。
森林浴をイメージすることで代謝活動が促される、
という事実です。
ここで注目したいことは、代謝活動が開始されても、
胸がスーとしたとか、体が軽く感じられた、と云った感覚は
自覚されない。
自覚がなくても、2か月とか半年のスパンでは
体重が減ったとか、体が軽くなった、と云った
変化が表れる。