この地に住んで
35年の歳月が流れました
1978年の成田空港開港に伴い
数年後に新規事業部立ち上げのため
羽田から成田へ転勤となり
移り住んだこの地
単身赴任のつもりでしたが
都会とは、打って変わって
自然豊かで、
野趣あふれていたこの地を
まだ小さかった子供たちが
すっかり気に入り
引っ越すことを決意しました
昆虫を追いかけたり
野山を駆け巡っていた頃の
子供達の姿が
懐かしく思い起こされます
野趣溢れる環境は35年経った今でも
まだ所々に残っていて
昨日のモカ散歩の時も
数種類の野草観察しながらの散歩でした
コマツヨイグサ
ユウゲショウ
ヒルザキツキミソウ
ヒルガオ
コメツブツメクサ
シロツメグサ
アカツメグサ
カタバミ
ハルジオン
コバンソウ
等々、季節、季節の野草や花の名前も
沢山覚えました
野趣豊かなところは植物だけではなく
田園風景など、のどかな風景にも
触れられます
田植えを終えた田圃
水が入った田圃に餌を求めて
舞い降りる白鷺
代掻き真っ最中の田圃
この時期の風物詩です
かき混ぜられた田圃に潜む
餌を求めてでしょうか
カラスや
ハクセキレイが耕運機の
すぐそばまで飛んできて
佇み、土表面に出てきた餌を
食べていました
ツバメも飛び交っていました
白鷺も参加です
35年間、変わらぬ風景
4年前から住んでいるモカも
「今年も始まりましたか」
と言うような顔で眺めていました
そして昨日も
チガヤの中に分け入って
遊んでいました
子供達にとっては、ここが故郷
やがて、お孫ちゃん達も
この地で草花を摘んだり
昆虫を追いかけたり
走り回る日が来るかもしれません
定年退職時には一時
便利な都内への引越しも
考えた時期もありましたが
子供達の故郷でもある
この自然豊かな住み慣れた町を
終の住処として
楽しい余生を送る決心をしました
"住めば都"
これからも、のんびりと
過ごしたいと思います
それでは、また