89歳になる母が、昔の記憶をたどりたどり、布ぞうりを仕上げました。
母が子供の頃、遠足に行く前の夜は、父親が夜なべをして
わら草履を何足も作ったんだそうです。子供たちは、みんな
腰にわら草履を2,3足ぶらさげて、夜明けとともに歩き始めて、
小夜の中山の夜泣き石まで、歩いたとか。すごい距離です。
往復40キロ以上ありそうです。
今度、藁が手に入ったら、本物のわら草履と猫の寝床のつぐらの編み方を
教わろうと、楽しみにしています。
いつもは、退屈している母ですが、昔のことはよく覚えています。