冬枯れの庭の手入れをしていると、枯れ葉の間から万年青の赤い実があらわれました。
すっかり彩りが少なくなり寂しくなった庭での、心ときめく出来事でした。
万年青(おもと)の漢字は、葉が1年中、青いことに由来していることを、
最近になって知りました。
繁栄や魔除けなど縁起のよい植物なので、お正月には床の間に飾られたりしているそうです。
我が家では、庭の隅で枯れ葉に埋まり、これから迎える冬の寒さやコロナへの不安を和らげてく
れる万年青の実です。
そこで一句
万年青の実 庭に隠れて 福を待つ
冬枯れの 庭にひっそり 万年青の実
おもとは、引っ越しなどで家に入る前に室内に置いておくと魔除けになると母に聞きました。
我が家でも新築の時におもとをわざわざ植えたんですよ。