ども
プナ地区の旅を続けます
ハワイ島には、いーっぱい行きたいところがありまして、あちらこちらを走ってるわけですが
初ハワイ島の時には、まだフラを始めたばかりで知らなかった地名があります。
その地名は、レッスンを重ね、Kahiko(古典のフラ)を習って、
いつかは行ってみたいと強く思う地名となりました。
そこはクムカヒ
ハワイ島最東端の場所です。
ハワイ島自体がハワイ諸島で一番東にあるわけですから、もう、これが本当の東の端。
ハワイの中で一番先に朝日が昇るところなわけです
古典のフラでは、入場するときによく使われる
<Ho`opuka e ka la(Rise, O Sun)>
Ho`opuka e ka la ma ka hikina 東方に太陽は昇る
Me ka huaka`i hele no Kumukahi クムカヒに行く行列と共に
Ha`a mai na `iwa me Hi`iaka 踊りながら来るのはイヴァ鳥たちとヒイアカ
Me Kapo-Laka i ka uluwehiwehi そして青々とした美しい緑の森の中に女神カポとラカ
Ne`e mai na `iwa ma ku`u alo 私の正面にイヴァ鳥たちは前進して来る
Me ke alo kapu o ka aiwaiwa そして最も神秘的な神の み前に
Ho`i no e ke kapu me na ali`i 神聖なしきたりを、首長たちのもとに戻そう
E ola makou apau loa la 私たち総てに、永遠の命を授けたまえ
Ea la, ea la, ea la, ea
He inoa no Hi`iaka I Ka Poli `O Pele 女神ペレの腕の中のヒイアカの名前に
↑これに出てくるわけです。
イヴァ鳥たちってのは、ダンサーの意味で、
ペレの妹ヒイアカとダンサーがクムカヒに踊りながら行くのです
かなりの回数、練習&本番、この<Ho`opuka e ka la>は踊ってきたわけなんで、
もうもう、向かっていったのはどんなところなのよーって思って、
行きたい所の筆頭になっていったわけです
でもでも、何回かハワイ島に来たとき、やっぱ、ボルケーノなど他の名所から押さえてしまったので
今回やっと、クムカヒに向かうことができました
132号線は137号線とぶち当たって、T字路になっています。
そのT字路の先に標識のない道があり、いざ、進むと・・・
こんな感じで未舗装の道路がずずっと続いてるのです。
砂利さえなかったら、全然快適ドライブなんですがね・・・
でっかい穴もなかったし
道の端が、げげってことになってたりもせず、サウスポイントに行くよか断然大丈夫です(笑)
ここは、まわりは何もなくって、溶岩大地だなあ・・・鬼押し出しだなあな気分になる道。
昔は、カポホという町があったそうですが、溶岩に流されてしまったそう
ジャリジャリと進むと、おおお
見えてきた。クムカヒ灯台です。(ハワイの人たちはクムカヒ岬灯台と呼んでいるそう)
ついに到着
今は灯台らしからぬ形の灯台が立ってるだけだけど、
100年ほど前の街を飲み込んだ溶岩流が、灯台の数メートル前でピタッと止まったそうで
パワースポットとしても有名
ただただ、広がる黒い大地。
海は実は思ったより遠いから、波の音なんかはしなくて、
ここを包む風の音だけ・・・
ハワイ島の東にほかに何もなく、太平洋がただ広がっているため、
汚染されていない新鮮な風を感じられる貴重な場所
だから、このあたりの空気は混ざりものがなくて、
世界で一番空気がキレイな場所のひとつなんだと知られているこの土地で
深呼吸をいっぱいしてみたかった
叶いました
踊りながらじゃなくて、車でジャリジャリ来ちゃったけどね
「東の門」と呼ばれるクムカヒ。
これで、私たちは、ハワイ諸島の南の端(ハワイ島サウスポイント)、北の端(カウアイ島のキラウエア灯台)と旅して、
そして、ついに、東の端へと行くことができました
西の端はね・・・ハワイ諸島最西端のニイハウ島に行かないとだね・・・と言っても、それも、人が住む島としての最西端。
ま、いいっか行けるところは行ったってことで達成感ありです
さっき、広がる黒い大地って書いたけど
ここ、実はペリドットが入った溶岩が沢山落ちているそうだから、根性だして歩き回って探しても良いかも
でも、持って帰れませんけどねー
そうそう、このクムカヒって地名ですが
由来はハワイ神話に出てくるクムカヒ村長だそう
クムカヒ村長は昔、火の女神・ペレから王室ゲームの誘いを受けたのに参加を断り、
ペレを超怒らせてしまったお方
ペレは、火の海をクムカヒに向けた
逃げるクムカヒ
ビーチ方面まで逃げて、力尽きたクムカヒがたどり着いた場所がこの岬って話です
力尽きたのね・・・クムカヒ村長・・・
さて、次はホットポンドへ向かいます